当院は、横浜駅から一番近い矯正歯科専門の施設です。横浜駅 きた西口徒歩30秒 西口徒歩1分 また、横浜駅東口からも駅の東京寄り「きた通路」を通るとすぐの村田歯科医院内にある矯正歯科専門の「村田歯科 横浜矯正歯科センター」では、矯正専門医による舌側矯正、マウスピース矯正や顎変形症(保険の矯正)などより専門的な矯正歯科治療にも取り組んでおります(矯正専門医常勤)。矯正専門外来は土曜日も診療を実施しております。 同施設内には、一般歯科も併設しており、一般の虫歯治療、詰め物・かぶせ物(ブリッジやクラウン)、抜歯などの口腔外科処置、小児歯科処置や歯周病治療なども併設の施設で受けることが出来ます。
先日患者さんから・・・・相談時に・・・・・・
「最近、矯正は早く始めるようですが、結局、永久歯になって全体に金具を着けた治療をやるようだし、早い時期の矯正は必要ないのではなのでしょうか?」
「結局、永久歯で並べるのだから、長くかからないし結果は同じなのではないのですか?」
といご質問を受けました。
その答えは・・・・「ズバリ」・・・・・・
「必要です!!」
(ただし、永久歯になってからも治らないという意味ではありません。)
幼児期 ~ 小児期 ~ 思春期・青年期 ~ 成人期
それぞれ、開始時期によって、手法・時期や期間などの差はありますが、矯正治療を進めるに当たって、もっとも有効的、理想的な治療を行うには・・・・・
「必要になる!!」
と思います。
そこで今回は、 「こどもの矯正(第1期治療)の必要性」 についてです(第1弾)。
当院の矯正治療では、初診相談時に「治療の流れ」という説明書をお配りしています。(←HP上でも説明しております。)
以前は、第1期治療の考え方はあまり普及しておらず、「矯正治療は永久歯になるまで待ちましょう!」と言われていたようです。
これには、理由があります。
永久歯がはえてくる時は、歯の根っこ(歯根)も形成されながらはえてきます。
もし、斜めにはえ始めたからといって、歯の根っこ(歯根)が形成が途中なのに、スグに歯を動かしてしまうと・・・・・・・・
歯の根っこ(歯根)が曲がってしまったり、短くなってしまい質の悪い歯となってしまう可能があるからです。
ですから、以前は永久歯が交換するまで(=歯の根っこができるまで)
歯を動かすことは辞めましょうという認識になっていました。
とするとその時期は、小学校6年後半~中学1年くらいの時期ですよね。
ところが、その時期に歯を正しく並べる上で大切なアゴの成長やバランスに目を向けてみると・・・・・
特に上顎では、個人差や男女差はありますが、成長のピークは過ぎ、そろそろ成長が終わってしまします(上顎の成長は8歳くらいから著しくなり11~12歳で終了)。
そうなると、やはり無理に歯並びのアーチを広げたり、バランスを変えたりする事が難しいケースが増えます。
広げるための装置を着けて治療をすれば、その時は綺麗に歯は並びます。しかし、ずっと矯正をしているわけではありませんし、長い目で見るとバランスが合っていなければ、安定せず歯は後戻りを生じ易くなります。ですから、歯列を広げる装置(拡大装置、拡大床)などを使用するときは、使用時期などを考慮した十分な診断が必要になります。
なんでもかんでも、歯並びを広げて永久歯のはえるるスペースを確保すれば良いといわけではありません。
永久歯交換まで待つと、歯の根っこは安定しますが、お口の中のバランスが決まってきてしまい、永久歯を間引きして並べる(便宜抜歯)治療の可能性が高まるといえます。
逆に上顎の成長がはじまる7,8歳ころは、上下のバランスは柔軟です。この頃の歯列のバランスは、広げたり!下げたり!色々と良いバランスを誘導する事ができます。これが第1期治療の大きな目的です!
第1期治療により、良いバランスや広いアーチが誘導されると、それに伴い顎や顔面は、良好な成長発育が促されます。
結果、歯並びのスペース不足やかみ合わせの悪化が予防されるわけです。
もし、生えてきた永久歯が良くない方向を向いていて永久歯での治療が必要になっても、永久歯の抜歯(便宜抜歯)をすることなく、非抜歯で安定したキレイな歯並びが獲得できます。
以上のように・・・・・診断の結果!
今後予想される「歯並びのガタガタ」や「かみあわせの悪化」に対して、先手を打って、歯並びの悪化を予防するための矯正治療!
それが、 「こどもの矯正(第1期治療)」 といえます。
ですから、
早い時期から歯並びのガタガタが予想される場合や心配される場合は・・・
「第1期治療は必要です!!」
こんな理由から・・・・
お子さんの場合は、6~7歳前後での歯並びチェック(初診・相談)をオススメします。
村田歯科 横浜矯正歯科センター 村田正人
日付: 2014年2月7日 カテゴリ:こどもの矯正治療, ブログ, 初診・相談, 医院情報, 治療法, 矯正治療のタイミング and tagged こども, 必要性, 第1期治療