クリニック紹介

診療理念

安心・安全な矯正治療を提供

矯正歯科に初診・相談で越しになる方は、皆さん治療法・装置・リスク・費用・治療期間・時期など、多くの不安や疑問を抱えていらっしゃると思います。そのような患者さんに対し「必ず100%綺麗になりますよ」「絶対に歯を抜かなくても大丈夫ですよ」など、矯正治療のメリットだけを伝えて治療を進めるようなことは致しません。どんなことにも必ず「メリット」と「デメリット」があり、治療として「可能なこと」と「不可能なこと」があります。そういったことも十分にご説明し、納得いただいてから受ける治療こそ、「安心・安全な治療」だと考えています。

インフォームドチョイスを心がけています

今や患者さんごとに適切な診査・診断を行い精度の高い治療計画を立案し、治療内容を十分理解していただく「インフォームドコンセント(患者さんが、説明を受け治療内容を理解、同意して治療を受けること)」は、当たり前のことだと思っています。

当院では、さらに、安心してより納得した矯正治療を受けていただくために、医師側がひとつの治療方法だけを提案して治療を進めるのではなく、医学的に可能ないくつかの治療方法・治療計画や装置を患者さんに提案し、患者さんが自らの意思で決定していただく「インフォームドチョイス(患者様が複数の選択肢から、治療方針を選択すること)」を心がけています。患者さんのご希望もふまえたうえで、お一人お一人に可能な最善の治療計画を提案させていただきます。

正しい情報提供の出来る矯正歯科であること

様々な情報が飛び交う現在のネット社会、正しい情報もあれば誤った情報もたくさんあふれてしまっています。患者さんもどれが良いのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか?当院では、矯正歯科治療を専門に行う歯科医という立場から、本来、「矯正歯科治療」とはどういうものなのか?正しい情報を提供できるよう心がけています。

インターネット環境では、色々な造語が溢れ、「矯正」という言葉がつく治療法をよく目にします。「矯正」という言葉がつけば全て「矯正歯科」の治療という事ではありません。診療科目や治療法の境界や正しい連携が曖昧になっている場合があります。どんな治療法が「矯正歯科」であり、また、可能な治療法はどんなものがあるのか、「メリット」「デメリット」はもちろん、古い情報のみだけでなく新しい情報にもつねにアンテナを張って、正しい情報提供が出来る矯正歯科を目指しています。

健康保険が効く矯正治療にも力を入れています

当院は、自立支援医療機関(育成医療・更生医療)および顎口腔機能診断施設の指定医療機関です。矯正治療でも健康保険が効く場合があります。

「えっ、矯正治療で保険が効くの?」と思った方もいらっしゃると思います。一般的には保険が適用されない場合が多いとは思いますが、一部、保険が効く場合があり、その適応範囲も広がりつつあります。顎変形症(顎の骨格的な異常があり、治すためには手術を併用し、骨の異常を改善する場合)や特定の先天的疾患(唇顎口蓋裂や指定疾患)などです。

矯正歯科の専門医院でも、健康保険が適用になる医院は「自立支援医療機関(育成医療・更生医療)」あるいは「顎口腔機能診断施設」の指定を受けてい医療機関に限られています。当院は両方の指定を受けているので、健康保険の適用が可能です。

顎変形症や特定の先天的疾患(唇顎口蓋裂や指定疾患)

顎変形症 (受け口・出っ歯・開咬・変位など) 唇顎口蓋裂 (口蓋裂・唇列・粘膜下口蓋裂など)
ゴールデンハー症候群(鰓弓異常症を含む) 鎖骨・頭蓋骨異形成
クルーゾン症候群 トリーチャーコリンズ症候群
ピエールロバン症候群 ダウン症候群
ラッセルシルバー症候群 ターナー症候群
ベックウィズ・ウィードマン症候群 尖頭合指症
ロンベルグ症候群 先天性ミオパチー
顔面半側肥大症 エリス・ヴァン・クレベルト症候群
軟骨形成不全症 外胚葉異形成症
神経線維腫症 基底細胞母斑症候群
ヌーナン症候群 マルファン症候群
プラダーウィリー症候群 顔面裂
筋ジストロフィー 大理石骨病
色素失調症 口-顔-指症候群
メービウス症候群 カブキ症候群
クリッペル・トレノーネイ・ウェーバー症候群 ウィリアムズ症候群
ビンダー症候群 スティックラー症候群
小舌症 頭蓋骨癒合症
骨形成不全症 口笛顔貌症候群
ルビンスタイン-ティビ症候群 常染色体欠失症候群
ラーセン症候群濃化異骨症 6歯以上の非症候性部分性無歯症

 

併設の一般歯科とも連携し、総合的な診断・治療を行います。矯正治療後も安心のサポート

歯が欠損した部分がある方や、虫歯や歯周病の問題がある方の治療は、歯科全般の幅広い、そしてより新しい知識が必要となります。当院では併設の一般歯科医との連携により、高度で予知性の高い医療を提供しております。

ご希望に応じて定期的な歯のクリーニング(PMTC)やホワイト二ングなど、治療後もさまざまなご相談にもお答えしています。

舌の使い方や噛み癖などの機能的な問題や、歯周病などの環境の変化によって、矯正治療後に後戻りがおこる場合もあります。きれいな歯並びが維持できるよう、経過観察をおこないます。

また、矯正治療後、親知らずが歯並びにに悪影響を及ぼす可能性がある場合がありますが、こういった場合にも矯正歯科と一般歯科(口腔外科)が連携し、矯正治療後も定期的な経過観察により、より良いタイミングでの抜歯も行っています。