アーカイブ: 7月 2014

唇を噛む 歯並び 咬唇癖

横浜駅 きた西口徒歩30秒 西口徒歩1分  また、横浜駅東口からも駅の東京寄り「きた通路」を通るとすぐにある一般歯科と矯正歯科を併設した開業35年の技工室のある村田歯科医院です(歯科技工士常勤)。当院は、一般の虫歯治療、詰め物・かぶせ物(ブリッジやクラウン)、入れ歯(総入れ歯・部分入れ歯)や歯周病治療を得意分野としています。口腔外科や小児歯科にも対応しています。木曜日も診療しています。また、矯正歯科専門の横浜矯正歯科センターを併設、矯正専門医による舌側矯正や顎変形症などより専門的な矯正歯科治療にも取り組んでおります(矯正専門医常勤)。

 

今回は「癖」についてです!

 

歯並びのアーチは、外側からは唇や頬が歯を内側に押す力、内側からは舌が歯を外側へ押す力の両方のバランスで成り立っています。その領域を「ニュートラルゾーン」といいます。icon_razz.gif

 

歯並びや咬み合わせの安定には、口の周囲の筋肉と舌との調和がとても大切です。

成長期にある特にお子さんの場合では、唇を咬んだり、指しゃぶりをしたり、口を開けたままだったり舌で歯を押したりする癖は、健全な歯並びに大きな影響を及ぼします。

 

そこで今回、その中の1つの癖である「咬唇癖」についてです。

 

とくに下唇を咬む癖です。icon_sad.gif

咬唇癖2
下の唇を咬む癖がある場合は、唇を咬むことによって下から上の前歯に圧がかかり、下アゴの前歯が上顎前歯が外側へ傾斜して、上下の前歯の咬み合わせに隙間が生じたり、上の前歯が出てしまったりします。
舌で歯を押す癖(舌突出癖)のあるお子様は、その舌圧で歯列が外に広がるため、口が開いた状態(開口)やすきっ歯(空隙歯列)になりやすいです。また、指しゃぶりの場合は上アゴの前歯が前方へ突出して、いわゆる出っ歯(上顎前突)になります。

歯列に悪影響を与えるこれらのお口の癖(口腔習癖)は、無意識で行なっていることが多く、直ちに取り除くことはとても難しく、癖を除去する装置を装着したとしてもすぐに治るとは限りません。

 

無意識な癖ほど治しにくいものはありません!ga-n01.gif

 
これらの癖の除去には、お子様本人と親御様の理解と協力が不可欠で、矯正歯科医と連携して長期的視野で見ていくことが必要です。

咬唇癖

 

私たち矯正歯科医にとって、歯並びや噛み合わせをキレイにすることは当たり前のことです。

 

しかし、「癖」というものは無意識なことが多く、その癖を治すことが非常に「困難」な場合も

少なくありません!

 

 

こういった癖は、早めの対応が大切です。

 

まだ矯正治療を開始するには早いお子さんでも、何らかの癖がある場合は、早めに「矯正前処置」として、癖に対する矯正器具をしようする場合もあります。

 

特に小さいお子さんをお持ちのお父様お母様!

 

今一度、お子さんの口元をチェックしてみてください。なるべく、テレビをみたり、ゲームをしていたり、勉強していたり・・・・何かに集中している時に!

 

 

うちの息子ももうすぐ3歳ですが、すごく気にして見ています!

 咬唇癖3

職業病な部分もあるでしょうか・・・・・(笑)gomen01.gif

 

村田歯科医院/村田歯科 横浜矯正歯科センター 村田正人

 

 

 

日付:  カテゴリ:ブログ, 上顎前突, 噛む 咬む, 歯並び, 癖・習癖, 矯正歯科, 舌の癖(舌癖) and tagged , ,

過蓋咬合 噛み合わせ 深い 

横浜駅 きた西口徒歩30秒 西口徒歩1分  また、横浜駅東口からも駅の東京寄り「きた通路」を通るとすぐにある一般歯科と矯正歯科を併設した開業35年の技工室のある村田歯科医院です(歯科技工士常勤)。当院は、一般の虫歯治療、詰め物・かぶせ物(ブリッジやクラウン)、入れ歯(総入れ歯・部分入れ歯)や歯周病治療を得意分野としています。口腔外科や小児歯科にも対応しています。木曜日も診療しています。また、矯正歯科専門の横浜矯正歯科センターを併設、矯正専門医による舌側矯正や顎変形症などより専門的な矯正歯科治療にも取り組んでおります(矯正専門医常勤)。

 

先日、噛むと下の前歯が痛い!(><;)という患者さんがお見えになりました

噛み合わせがるく上の前歯が下の前歯を深くおおっていました。

 

 

そこで、今回は 「過蓋咬合(かがいこうごう)」 についてです。

 

ん?意外とみなさんイメージがわかないのでは?

 じつは、以前にもブログで取り上げさせていただきました。

 

でも、皆さんやはり、歯並びばかり気にして、噛みあわせには中々・・・・(汗)

 

 

歯やアゴが、出たり、引っ込んだり、開いたり、曲がったり、ガタガタっだたり・・・・

そんなとこには目が行きがちたし、イメージしやすいのでは?

 

 

ところが、かみ合わせが深い と言われてもなかなかどうもイメージが・・・ではないでしょうか?

かみ合わせが深いという「過蓋咬合」とは、

 

噛み合わせが深く、前から見ると下顎の前歯が見え無い状態をいいます。

 DSCN0039(咬んだ状態)

この過蓋咬合は、クローズドバイトなんて言い方もします。

 
正常な噛み合わせでは、上の前歯が下の前歯の3分の1から4分の1を覆っていますが、過蓋咬合の咬み合わせでは、これよりも著しく深く覆う咬みあわせになっています。

 

では、この過蓋咬合によりどんな弊害があるのでしょうか?

 

この過蓋咬合の方の数多くはブラキシズム歯軋り、喰いしばり)を伴っている場合が多いです。

 

過蓋咬合による力の影響は、歯、歯を支える骨(歯槽骨)、顎(関節)に及びます。

 

これにより、

  • 歯は、異常な状態で削れます(咬耗といいます)。
  • 歯が動いてしまう(下の前歯に凸凹が生じやすい、上の前歯が前に出て、歯間に隙間ができやすい
  • 歯槽骨:歯肉炎、歯周病の悪化因子になりやすい
  • 上の前歯の裏側と下の前歯の表側の歯ぐきが下がりやすい(歯肉退縮)、これにより将来、歯が早くダメになりやすくなる。
  • アゴが後方に押し込められ、関節が圧迫されるため顎関節症状を起こしやすい。
  • 小児期ではアゴの成長に影響を与えます。ga-n01.gif

 

このようなざまざまな悪い影響があります。

 

これらの問題は、特に成人になってから徐々にあるいは急に悪化してくる場合が多いと思われます

 

過蓋咬合がひどい場合は、外科矯正(顎変形症)の対象になったりする場合もあります(保険適応)。

 

 

もし、下の前歯の先端から1/3以上、上の前歯が覆いかぶさって、いたら、「過蓋咬合」の可能性があります。

 

もし、該当するようでしたら、一度、矯正歯科を受診してみてください。

思っていたより悪い症状があった!なんてことも多いのがこの「過蓋咬合」の特徴でもあります。

 

是非、一度、お子さんでも、ご自身でも、

「カチっ」kaeru01.gifと咬み合わせたときに、鏡の前でチェックしてみてください。

何か見つかるかもしれません・・・(0。0)/

 

村田歯科医院/村田歯科 横浜矯正歯科センター 村田正人

 

 

 

日付:  カテゴリ:ブログ, 噛む 咬む, 歯並び, 矯正歯科, 過蓋咬合

歯ごたえ 食べ物 歯並び

当院は、横浜駅から一番近い矯正歯科専門の施設です。横浜駅 きた西口徒歩30秒 西口徒歩1分  また、横浜駅東口からも駅の東京寄り「きた通路」を通るとすぐの村田歯科医院内にある矯正歯科専門の「村田歯科 横浜矯正歯科センター」では、矯正専門医による舌側矯正、マウスピース矯正や顎変形症(保険の矯正)などより専門的な矯正歯科治療にも取り組んでおります(矯正専門医常勤)。矯正専門外来は土曜日も診療を実施しております。 同施設内には、一般歯科も併設しており、一般の虫歯治療、詰め物・かぶせ物(ブリッジやクラウン)、抜歯などの口腔外科処置、小児歯科処置や歯周病治療なども併設の施設で受けることが出来ます。

 

私の趣味は、「釣り」「料理」と「テニス」です。

特に「釣った魚をさばいて料理」してもてなすのが好きです。

 

唐突な始まりですが・・・・・・

 

先日の、近所の埠頭にルアーによるタコ釣りオクトパッシングに行ってきました。

 

趣味が釣りで、特にルアーやフライフィッシングは今ほどメジャーではない頃からやっていて超マニアックです(30年くらい前から)。。

釣果は・・・・・・こんな感じです。

tako午前中四時間でタコ 3杯

 塩もみして、裁いて美味しくいただきました。

今回は、刺身と茹蛸で頂きました。

噛めば噛むほど味が出る歯ごたえがなんともいいですよね。

そこで、今回、タコなど

 

「歯ごたえのある食べ物の大切さ」

についてです。

 

今年は、タコの当たり年で(タコが多く居る年、大量発生)、自宅から散歩がてらにいく、岸壁や釣り公園から手軽に釣れます。

・・・・・・・

 

ところで・・・・・

成長期の噛むということ!歯ごたえのある食べ物についてご説明します。

 

まず、成長著しい乳幼児期でのあごの骨は噛むトレー二ングによって、そしゃく力(噛む力)を高め、歯並びを整えながら段々と顔や顎を形成していきます。さらに、歯ぐき、あごの骨、咀嚼筋、舌、唇などがうまく働いてその機能を高めて行きます。

 

また、歯槽骨(歯が植わっている骨)の細胞はカルシウムなどの栄養をかむことによって取込んでおり、軟らかいものばかり食べて、噛む力が弱すぎると代謝機能がうまく働かず骨が発育不良になる。次第に歯ぐきの抵抗力も弱まってしまうことにもなりかねません。

 

また、成長期の子供だと、顔の輪郭にゆがみができたり、姿勢にも影響する場合があります。

 

良く噛めば、舌や周囲の筋肉が良く動き、歯列(歯が並んで出来るアーチ)のバランスが大きく発達しやすく歯列不正(歯ならびが悪いこと)になりにくくなります。

 

その歯列弓が、狭く歯並びが左右でズレていると、あごの関節に加わる力に左右で差ができてしまい、将来、顎関節症ってことにもなりかねません。

 

噛めば噛むほど筋肉が正常に作用して姿勢が良くなり、運動能力が高まるという報告もあります。

 

よく噛んでいると自然に姿勢が良くなるり、運動能力も高まると同時に、多くの全身的な病気の予防にもなるということです。

 

このように噛むことは大切です!

余談ですが・・・・・・・・・

 

頑張って皆さんもイカやタコ釣りに朝鮮してみてください!楽しいいですよ (笑)・・・・・(00;)/

「噛むことの大切さ」は、そんな趣味や楽しさなど、身近なとこから見出せます。

 

皆様、噛むということを意識してみてください。

 

村田歯科 横浜矯正歯科センター  村田正人

 

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