カテゴリ: 審美歯科 矯正歯科
村田歯科 横浜矯正歯科センター Blog

クイック矯正? セラミック矯正? ラミネートへニア矯正? それって矯正治療(歯列矯正)なの? 

村田歯科医院/村田歯科 横浜矯正歯科 です。

 

今回は、「矯正歯科治療」について御説明します。

「そんなの知ってます」「わかっています」という方もいらっしゃるとは思いますが・・・・((´;ω;`))))))

「セラミック矯正」「クイック矯正」「ラミネートべニア矯正」

などという文言をネット広告などで時折目にすることがあるかと思います。

 

患者様からのご相談でも・・・・

「セラミック矯正はどうなんですか?」

「ワイヤー使う矯正をどう違うのですか?」

とのご質問を受けることがあります。

 

結論から言うと・・・

「セラミック矯正」「クイック矯正」「セラミッククラウン法」(←造語です)

という矯正歯科治療はありません。

 

対比するために使われることがある「ワイヤー矯正」というのも造語です。

「ワイヤー矯正法」とうい方法があるわけではありません。

「治療初日から理想的な歯並びが手に入る」

「わずかな時間で矯正ができる」

「通院3,4回で終わるクイック矯正」

「短期間で出っ歯が治る」

「短期間で歯並びが美しくなる」

「通院2,3回すぐ終わるセラミック矯正」

「安く、早く理想的な歯並びになれる」

 

などといった表現や宣伝文句も目にすることがあります

 

短時間(2,3回の通院など)で矯正が終わる = 矯正歯科治療ではない!!です

 

きちんとした矯正治療は、歯列不正(不正咬合)が軽度な場合でも最低でも半年以上かかるものなので、魔法や手品のように短時間で終わるという矯正治療は、どう転んでもこの世に存在していません。

 

セラミック矯正とはこのように健康な歯を大幅に削り、補足してその上からセラミックの歯を被せるという方法です。

 

この処置ですと、歯並びの悪い箇所を限界まで削り、そこを隠すために、歯の頭の部分(歯冠)を削りセラミックで覆います。確かに短時間、短期間で見た目の歯並びは良くなります。

 

虫歯など処置の必要ない歯では、限度量以上に歯を削ると歯の寿命が大幅に縮むみます。さらに神経を処置するとさらに寿命が縮みます。

 

セラミック矯正やクイック矯正などは矯正治療ではなく、健康な歯を大幅に削り、場合によっては神経を抜き、上からセラミックを被せる方法です。

歯の根っこ(歯根)の向きはガタガタなままです。

 

当然、早く見た目は良くなるという利点はありますが、その分、歯に伝わる力が負担過重になり、将来的に歯が悪くなりやすい場合などの欠点もあります。

健康な歯を削り、神経を処理ことでアナタの歯の寿命は確実に縮み、若くして総入れ歯になるリスクは非常に高くなります。(← ココポイント★)

 

健康な歯を大幅に削ること、必要のない神経を処置(抜髄)することのリスクを知らずにこの治療を行ってはいけません

もし、この治療法を受ける場合はそうしたリスクやデメリットを理解した上で施術を受けてください。

 

また、削った歯の上からセラミックを被せるということは、被せ物(セラミック)の寿命が過ぎたら、次はまた更に歯を削らなければセラミックを装着できません。

 

どんなに精密な被せ物(クラウン)を入れたとしても、歯を削ったり、神経を摂ることで虫歯のリスクや再治療のリスクが高まります。

必ず、歯と被せ物の間には、接着面(境目)が出来ますし、天然の歯にはかないません。

 

セラミックを使って短時間で白い歯を手に入れるという考えは非常に魅力的です。

綺麗な自分の歯を削ってでも・・・・諸事情により・・・

「どうしても短時間で見た目を綺麗にしたい!」

「どうしても矯正装置を長期つけたくない」

「もともと、虫歯で被せ物(クラウン)や差し歯が口の中に多い」

という方は良いかもしれません。

確かに短時間で治るということはストレスが減るかとは思います。見た目を主目的に治療する審美歯科では精神医学上の大切な役割もあると思います。

「セラミック矯正」は補綴処置といって短時間では治ったように見えます。

しかし、こうした、セラミック矯正のリスクをしっかりと抑えて、それでも尚且つこの方法で治療を行いたいという方には有効な治療だとは思います。

 

歯並び(歯列矯正)で迷っている方は、以下の事を考慮すべきかと思います。

 

・矯正歯科の専門医が居る歯科医院に相談する。

・矯正歯科の精密検査を行える医院である。特に診断にはセファログラム(矯正用のレントゲン)の分析を行う医院であること

・実績は日本矯正歯科学会の認定医や指導医などの歯科医師が治療に当たる事、また、自立支援医療機関の指定を受けた矯正歯科も参考になる。

・もし、セラミック矯正を行いたい場合は、メリット、デメリットもしっかりと話してくださる歯科医を選ぶべき

・通常の表側や裏側(舌側)の矯正装置(ワイヤー矯正)やマウスピース矯正装置などを選択しとして入れる。

 

となります。

 

なるべく矯正器具を着けたくない、今すぐに歯並びをなんとかしたいという気持ちはわかります。そもそも、出来る事なら(必要ないなら)矯正治療をしたいという人はいないですよね。必要だから治療を検討したり、施術を受けたりするものです。

 

 

良くも悪くも様々な情報が溢れている現代だからこそ、メリット、デメリットを含め正しい情報を選ばなくてはいけません。

 

要は、良く情報を吟味し、正しい情報を得て納得した上で治療を受けてください。

矯正歯科治療(歯列矯正)は、原則として自分の歯を使って、歯並びや咬み合わせを治す治療です

 

情報が溢れる時代からこそ、正しい情報が必要です。

今後とも微力ではございますが、正しい情報発信に努めていきたいと思います。

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マウスピース矯正 デメリット メリット アライナー矯正

村田歯科医院/村田歯科 横浜矯正歯科センター です。

皆様、感染予防対策おこなっていますか?緊急事態宣言の再発令もどうなるのか?いつまで続くのか先行き不安ですが、前向きに頑張っていきたいですね。

当院も新型コロナウィルス感染症対策(COVID-19への感染予防対策を緩める事なく、また、患者様用の手指消毒液衣類用除菌剤を受付にてご用意し、日々の診療にあたっていこうと思っております。

 

「マウスピース矯正」「マウスピース矯正法」など 最近では、結構耳にすることばですね。

 

ブラケット(ブレース)を歯の表面に装着するワイヤーを使った矯正に比べて、目立ちにくい透明な樹脂をマウスピースを使用する「マウスピース矯正」が注目されるようになって数年がたちました。

 

装置を提供する会社もどんどん増えてきて、価格、材質、システムなど様々な特徴を打ち出していますね。

 

実は、正式に「マウスピース矯正法」という方法があるわけではなく・・・

「マウスピース型矯正装置」が正式であり、「装置」との位置づけになります。

そんな中で、「日本矯正歯科学会」よりHP上で・・・・(少々前になりますが・・・)

「歯科医師が介在しない形でマウスピース型商品が販売され、歯列の改善への有効性を謳うケースが出てきている。矯正歯科治療は、正確な診断や精密な治療計画に立脚して行われるべき医療行為であり、誤ったマウスピース型製品の使用は予期せぬ大きな問題を引き起こす可能性がある」

との見解を発表しています。

 

患者様自身の判断で独自にこれらの製品を使用し、歯の移動を行うことは、歯科医学的にも非常に危険であるとの警鐘を鳴らしています。

 

決して、「マウスピース型矯正装置」がダメ!と言っているわけではありません。

勿論、当院でも使用していますし、実は、スタッフや歯科医の友人も使用しています。

これまた勿論ですが、矯正歯科の精密検査を行い、私の方で・・・・

「適応症(マウスピース型矯正装置での治療が可能)」と判断した上でのお話です。

どんなことにも言えることですが・・・・

 

マウスピース型矯正装置にも「メリット」「デメリット」があります。

 

その欠点を踏まえ、歯の移動を理解して・・・・

「適応症(治療可能なケース)」の判断や専門的知識が必要とされます。

さらに学会でも・・・

大学病院や学会が認める専門機関、すなわち矯正歯科医を目指すべく基本研修機関において、矯正歯科領域全般にわたる基本的教育、臨床的な技術トレーニングを受けた矯正歯科治療を専門に行う歯科医師による診察、精密検査、診断、治療計画の立案を基に治療を行うことを学会でも推奨しています。

 

とのコメントもあります。

 

本来、矯正歯科治療は歯科医師の適否の判断や予想外の事態への対処、治療結果について、責任を持ち対象できる専門的な矯正歯科医が行う治療です。

 

「安い」「早い」「簡単」「部分矯正だけで治る」など偏った広告、宣伝ネット情報に踊らされずに、自己判断で装置を使用するとそれに伴うリスクが増大することを理解していただくことが大切だと思います。

 

何度も言いますが、「マウスピース矯正」がダメと言っているわけではありません。

金属アレルギーの患者様にも有効な手段となります。

 

歯並びやアゴの状態の色々なケースがあります。どんなことにも適材適所があります。

全てのケースになんでもかんでも「マウスピース矯正」ではなく・・・・

専門的な判断のもとご自身が「適応症(マウスピース型矯正装置による治療が可能なケース)」であるということを理解した上で治療を受けていただきたいと思います。

これからも、良い事ばかりを強調するのではなく、矯正治療として「利点・欠点」「メリット・デメリット」「できること・できないこと」を含めて、正しい情報発信に努めていきたいと思います。

 

村田歯科医院 / 村田歯科 横浜矯正歯科センター

村田正人

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