カテゴリ: 顎変形症
村田歯科 横浜矯正歯科センター Blog

保険が効く 矯正治療 顎変形症

こんにちは、「村田歯科医院/村田歯科 横浜矯正歯科センター」です。

当院は自立支援(育成・更生)医療の指定医療機関です。

 

当施設は横浜駅から一番近い矯正歯科専門の施設です。横浜駅 きた西口徒歩30秒 西口徒歩1分 また、横浜駅東口からも駅の東京寄り「きた通路」を通るとすぐの村田歯科医院内にあります。舌側(裏側)矯正や顎変形症(保険適応の矯正)などより専門的な矯正歯科治療にも取り組んでおります(矯正専門医常勤)。

 

だいぶ認知はされてきましたが、患者さんの中には・・・・

 

矯正治療でも「保険が効く場合がある」とうのをご存じない方が、まだまだ、いらっしゃるようです。gomen01.gif

 

最近は、 「顎変形症」とうい言葉はだいぶ知られるようになってきましたが、まだまだ、知らなかったという患者さんもいらっしゃいます。

 

「顎変形症」とは、上アゴ、もしくは、下アゴのどちらか、または、その両方の骨の(骨格的な)位置や形態の異常によって、顔貌(顔の形)の変形や咬合(噛み合わせ)の異常を認める状態を顎変形症と呼びます。

とくに、日本人には、下顎前突症(受け口)が最も多い のですが、逆に上顎前突症(出っ歯)といって上顎骨が前に出すぎていたり、また、顔面非対称といって顔やあごがゆがんでいるなど、その病態は多彩です。

顎変形症2 顎変形症4

咬み合わせても、前歯が閉じない開咬(かいこう)という状態でも、骨格的な異常によるものも少なくありません。kaeru04.gifbook.gifup.gif

そして、この「顎変形症」の治療は・・・・・

 

矯正歯科治療では、指定疾患および指定を受けた医療機関では、健康保険が適応になります。

 

当院では、保険が適応になる可能性が、少しでもある場合、「顎変形症」の治療について、説明や治療も積極的に行っています。

yjimageQE31KXUT

また、実際に保険適応の患者さんも多く通院されています。

 

 

意外と咬み合わせや歯並びに加えて、骨格的なアゴのズレや凹凸があり、保険が適応になる場合も多いように感じます。

顎変形症3

 

もし、気になるところがあれば、自立支援指定医療機関(育成医療、更正医療)でのご相談をおすすめ致します。

 

 

村田歯科医院/村田歯科 横浜矯正歯科センター   村田正人

日付:  カテゴリ:ブログ, 保険が効く矯正, 反対咬合(受け口), 受け口, 外科矯正・顎変形症・口蓋裂, 治療法, 矯正歯科, 矯正治療のメリット, 矯正治療全般, 開咬, 顎変形症 and tagged , ,

顎変形症 装置 ブラケット 

こんにちは、横浜駅から一番近い矯正歯科専門の施設です。横浜駅 きた西口徒歩30秒 西口徒歩1分  また、横浜駅東口からも駅の東京寄り「きた通路」を通るとすぐの村田歯科医院にある矯正歯科専門の「村田歯科 横浜矯正歯科センター」では、矯正専門医による舌側矯正、マウスピース矯正や顎変形症(保険の矯正)などより専門的な矯正歯科治療にも取り組んでおります(矯正専門医常勤)。矯正専門外来は土曜日も診療を実施しております。 同施設内には、一般歯科も併設しており、一般の虫歯治療、詰め物・かぶせ物(ブリッジやクラウン)、抜歯などの口腔外科処置、小児歯科処置や歯周病治療なども併設の施設で受けることが出来ます。

 

 

最近、顎変形症(外科矯正治療)の相談にいらした患者様のなかで、裏側(舌側)矯正で、外科矯正治療を希望される患者様が時々いらっしゃいます。

 

結論から申し上げると・・・・・

 

裏側(舌側)矯正装置でも、顎変形症(外科矯正)の治療は可能ですkaeru01.gifup.gif

ただし、すべて健康保険が効きません、すべて自費診療となってしまいますga-n01.gif

 

健康保険が適応された顎変形症(外科矯正治療)の治療に用いる矯正装置(ブラケットやブレースといいます。以下「ブラケット」と称します。)は、原則、表側の装置を使用することになります

 

 

白色や透明な見えにくいブラケットの使用は、現在の健康保険制度上、何ら問題はありません。b-ganba.gif

フォトフレーム⑤

当院では、顎変形症(保険適応)の治療でも、すべてのケースにおいて前歯の部分は白色または透明なブラケットを用いて外科矯正治療をおこなっています。

 

 

外科矯正治療は、骨格やアゴのズレを手術によって、大きくかみ合わせを変化さ正しくさせる治療です。

 

やはり、手術の時や術前・後に操作性の良い装置を使用しなくてはなりません。また、咬み合わせの状態により、白や透明なブラケットもセラミック製や強化プラスチック製のクリアブラケットなど状況に応じ適切に使い分けを行っています。 kaeru08.gif

 

 

特にクリアブラケットは、治療中に歯と辺りこすれ合うことがあります。こんな時は、歯よりも柔らかい、もしくは同等な硬さを持つという点で、歯の方が削れることのない安全な材質です。

ワイヤー

 

健康保険が適応される治療や制度では、歯科に限らず、様々な医療分野において、治療上必要十分かつ最低限という基準で医用材料費用が設定されています。nurse.gif

 

 

矯正治療の場合でも、ブラケットは金属製が確実かつ必要十分という考え方です。

 

以前はセラミックや強化プラスチックといった白色や透明なブラケットでさえ、保険適応にはなりませんでした(現在はすべて可能です)。

 

国の定めた健康保険適応のルールといった制約のなかでは、現在は、舌側(裏側)矯正のブラケットや白いコーティングワイヤーの使用は、現実的にはなかなか困難な状況です。gomen01.gif

 

何卒、ご理解のほど、お願いいたします。

 

当院でも、何とか患者さんにとっても顎変形症(外科矯正治療)を受けやす医院をめざし、使用材料でも試行錯誤、研鑽を積んで努力してまいりたいと思っております。b-ganba.gif

 

村田歯科医院村田歯科 横浜矯正歯科センター 村田正人

日付:  カテゴリ:ブログ, 保険が効く矯正, 反対咬合(受け口), 受け口, 外科矯正・顎変形症・口蓋裂, 未分類, 矯正歯科, 矯正治療全般, 矯正装置・治療法, 顎変形症 and tagged , ,

顎変形症 外科矯正 保険適応 

「村田歯科 横浜矯正歯科センター」は、神奈川県横浜市西区にある横浜駅からすぐの村田歯科医院内にある矯正歯科専門の施設です(横浜駅 きた西口徒歩30秒 西口徒歩1分  東口徒歩2分)。矯正専門医による裏側(舌側)矯正、早期小児期からのプレ矯正、マウスピース矯正や顎変形症(保険の矯正)など幅広い専門的な矯正歯科治療にも取り組んでおります。 同施設内には、一般歯科も併設し(一般歯科医担当)、虫歯治療、詰め物・かぶせ物(ブリッジやクラウン)、抜歯などの口腔外科処置、小児歯科処置や歯周病治療なども同施設内で受けることが出来ます。

 

 

以前にもブログで記事に書かせていただきましたが・・・・・book.gifkira01.gif

 

時々、何軒か矯正の初診カウンセリングを受けた 患者さんの中で、どんな治療が良いのか?迷ってしまっている患者さんがいらっしゃいます。

 

色々な方(矯正歯科医)の意見をきくのは非常に良いことだと思いますし、ご自身やご家族のことを心配する気持は、当然だと思います。

 

私にも3歳(今のとこ歯並びが悪いga-n01.gif・・・苦笑)息子がいます。

 

余談でした・・・・・・icon_wink.gifkumo.gif

 

そこで、当院でも多くの患者さんが通院している「顎変形症(外科矯正)」の適応となる患者さんについて、情報発信したいと思います(すこし以前の内容とかぶるとこがありますが、なるべく、正直に思ったときに思ったことも交えたいと思っております)。

 

 

さて、今回の患者さんでは・・・・・

「顎が出ているようなのですが、どうですか?」

「相談した病院では矯正治療を受ければ治ると思います!と言われたことがあるのですが、どうしても自分ではその時よりも顎自体が曲がっているように思うのですが、どうですか?」

「手術も含めて矯正した方がいいですか?」

「必要なら手術も考えたいと思っています」

 

と・・・・・・・

 

確かにわずかですが、右に下アゴがズレているように思えます。お口の中もずれています。icon_sad.gif

 

こればかりは、細かく精密検査をしてから判断が必要です!

レントゲン

 

 

そこで今回の情報発信は 「顎変形症の適応」 についてです。

 

 

今回の患者さんのように矯正治療の相談や治療開始時のとき・・・・・・

  • ある医院では、矯正治療の話のみで手術の話は全く出てこなかった。
  • 近所の医院では、手術をした方が、よりキレイになるけど、矯正治療でもキレイになると言われた。
  • 骨格がズレている可能性があるから大学病院か指定医療機関で検査を受けたほうが良さそうと言われた。
  • 手術を併用した矯正治療はできるが、高額になると言われた

 

などなど・・・・・このようなお話を患者さんからきくことがあります。

時には「アゴの骨格が歪んでいるから、治らないししょうがない」なんて言われたなど・・・・・kaeru04.gifikari04.gifええっ~なんてことを・・・・

 

 

同じ患者さんなのに、言われることが医院によって違い!迷ってしまう。または、疑問や不信感がうまれてしまったという患者さんの話です。

 

どうして 「言われることの違い」 が出てしまうのでしょうか?

 

 

例えば・・・・

顎変形症(外科矯正)の治療を積極的に行っている医院(指定医療機関)であれば、健康保険も適応になりますし、骨格的な要素も含めズレがみとめられるようなケースなら、治療の選択肢として外科矯正治療の話も出てくるでしょう。b-onegai02.gif

 

 

別の医院(未指定医療機関)では、顎変形症(外科矯正)の治療は、外科手術による患者さんの負担、健康保険の不適応などを考え、手術の選択には消極的で、なるべく矯正治療のみで!と考える医院もあるでしょう!その場合は、よっぽど症状が酷い場合以外は手術の話もなかなかでてこないのではないでしょうか?

 

もちろん、院長や医院による考え方の違いはあると思います。

また、その医院の請け負う治療の範囲差もあると思います。nurse.gif

 

要は・・・・・

顎変形症手術(外科矯正)の適応とするハードルが「低い医院」か?「高い医院」か?の差ではないでしょうか?

 

 

特に手術が適応になるか?ならないか?の「ボーダーライン」のケースkaeru01.gifup.gifに該当する方は、意見がはっきり分かれると思います。

 

あとは、患者さん自身が、どこを!どのように!治したいのか?nurse.gif

 

なるべく、明確にしておくことだと思います。

 

最近では・・・・

「部分的な矯正で治る」とか

「絶対に歯を抜かないで治る」とか

「マウスピースのみで治る」とか、

つい飛びつきたくなるような、誘惑してくる言葉もよく見かけますb-orooro.gif

当然、楽にきちんと治せればそれに越したことはないですよね。

 

でも、治療です!医学的にきちんとした診断のもと!きちんとした治療法の選択肢を理解したうえで、治療に臨んでください!

レントゲン

 

 

「考え方」としては・・・・・

  1. 歯並びや咬み合わせのズレなど口の中だけを治せば良いのか?
  2. アゴのズレ(出ている、引っ込んでいる、曲がっているなど)も治したいのか?
  3. 必要なら外科手術も視野に入れて治療を検討したいのか?

 

 

顎変形症の矯正治療とは、外科矯正治療ともいわれ、最近では、だいぶ知られるようになりました。

 

顎変形症の治療は、自立支援指定医療機関(育成・更正)および顎機能診断施設で治療行われる場合では、原則として(保険診療のルール範囲)、健康保険が適応されます。b-ganba.gif

 

 

歯並びのアーチや咬み合わせは、唇、頬や舌の力、歯の位置だけでなく、アゴの骨も含めた骨格のバランスで成り立っていますicon_razz.gif

そして、それぞれのバランスの調和がとても大切です。

 

それぞれの治療法の利点欠点、または、ご自身の症状にきちんとあった治療法を選択しているか?希望だけ優先しても良い治療とはいえない場合もあります。

きちんとした根拠や診断が大切です。

 

ネット社会で色々な情報があふれる時代です、迷うのも当然です。でも、逆を返せば色々な情報も手に入る時代です。矯正歯科の相談に行くときは、自分なりの疑問点や治したい状況をまとめて、初診・相談におとずれるのも大切なのではないでしょうか?densya.gifcar02.giftaxi02.gif

 

顎変形症(外科矯正)の治療を担う医院として、正しい情報提供が出来るように日々努力していきたいと思っています。

dr_100_100

 

 

村田歯科医院/村田歯科 横浜矯正歯科センター 村田正人

 

 

 

日付:  カテゴリ:ブログ, 保険が効く矯正, 反対咬合(受け口), 受け口, 外科矯正・顎変形症・口蓋裂, 未分類, 歯並び, 治療法, 矯正歯科, 顎変形症 and tagged , ,

第25回日本顎変形症学会総会・学術大会 参加 

こんにちは、横浜駅 きた西口徒歩30秒 西口徒歩1分  東口徒歩2分の駅からすぐの場所にあります(神奈川県横浜市西区)、「村田歯科医院/村田歯科 横浜矯正歯科センター」です。当院は、当施設では、矯正専門医による舌側矯正、マウスピース矯正や顎変形症(保険の矯正)など幅広い専門的な矯正歯科治療にも取り組んでおります。

 

さて、私事で大変恐縮ですが・・・・・

来月、6月4日(木)、5日(金)に開催予定の「 第25回 日本顎変形症学会総会・学術大会 」に参加する予定です。

header

通院中の患者様には、大変ご迷惑をおかけいたしますが、両日とも「村田歯科 横浜矯正歯科センター」での矯正歯科治療は休診とさせていただきます。

 

当院は、 様々な「顎変形症」「外科矯正治療」に該当する患者様も多く通院していらっしゃいます(保険適応の矯正)。

 

今後とも更なる治療技術、知識の向上のため積極的に学会にも参加し、日々精進してまいりたいと思っておりますので、何卒、ご理解のほどをよろしくお願い申し上げます。book.gif

 

※なお、医院としては、両日ともに一般歯科の方で、開院、診療は

受け付けておりますので、応急処置や緊急の場合はご連絡可能でございます。

 

 

ご迷惑をおかけいたしますが、よろしくお願い申し上げます。

 

同施設内には、一般歯科も併設しており、一般の虫歯治療、詰め物・かぶせ物(ブリッジやクラウン)、抜歯などの口腔外科処置、小児歯科処置や歯周病治療なども併設の施設で受けることが出来ます。

 

村田歯科 横浜矯正歯科センター 村田正人

日付:  カテゴリ:ブログ, 医院情報, 反対咬合(受け口), 外科矯正・顎変形症・口蓋裂, 未分類, 睡眠時無呼吸症候群, 矯正歯科, 顎変形症 and tagged ,

注意する歯並び 顎変形症 保険適応

こんにちは、神奈川県横浜市西区(横浜駅 きた西口徒歩30秒 西口徒歩1分  東口徒歩2分)の場所に立地し、 村田歯科医院内にある矯正歯科専門の「村田歯科 横浜矯正歯科センター」です。当院では、矯正専門医による舌側矯正、マウスピース矯正や顎変形症(保険の矯正)など幅広い専門的な矯正歯科治療にも取り組んでおります。

 

最近、歯並びやかみ合わせで、皆さんが自覚され、症状や癖に悩み気付いて、相談や来院される方が多いです。

 

その中でも時々「私、顎変形症だと思うんです」と・・・・・・

 

一昔前は、顎変形症という病気を知らなかった方も多いと思います。

 

顎変形症とは、上下の顎の形や大きさの異常によって起こる、顔の変形や不正咬合を総称したものです。

セットアップ

顎の骨のズレが大きい場合、歯列矯正の単独ではきちんと噛みあわせを治すことができません。

 

このような場合は、顎の骨の手術を併用して、噛みあわせと同時に顔の骨格のバランスも整える治療をおこなう必要があります。

 

 

顎変形症の治療が「保険適応」になったことやネット環境の普及などで、よくお調べになって、詳しくお調べになった患者さんも多くなり大変よいことだと思います。

 

ただし、情報が多くなると間違った情報や紛らわしい情報や、はまたま、それらを誘導するような文句もあり、間違った知識を得てしまうこともあるようです。

 

そこで・・・・・ちょっとした豆知識の提供です・・・・

 

こんな歯並びには注意してみてください。

  1. 受け口の程度が強い
  2. 前歯で噛めない
  3. 横顔が三日月型顔が曲がっている
  4. 顔が歪んで噛みあわせがずれている
  5. 出っ歯の程度が大きく、口が閉じづらい(または、口が開いてしまう)
  6. 口を閉じても奥歯しか噛んでいない
  7. 下アゴが小さく、いびきがひどい(もしくは睡眠時無呼吸症候群)

などです。

口呼吸4

 

「もしかすると、自分は顎変形症かもしれない……?」

 

と感じたら、お気軽にご相談ください。

 

医療として適切な正しい矯正治療を提案いたします。もし、顎変形症の適応になった場合は、当院では健康保険が適応されます。

 

村田歯科 横浜矯正歯科センター  村田正人

日付:  カテゴリ:ブログ, 保険が効く矯正, 反対咬合(受け口), 受け口, 外科矯正・顎変形症・口蓋裂, 大人の矯正, 歯並び, 治療法, 矯正歯科, 矯正治療全般, 顎変形症 and tagged ,

受け口 反対咬合

こんにちは、 村田歯科医院内にある矯正歯科専門の「村田歯科 横浜矯正歯科センター」です

矯正専門医による早期からの子供の矯正(機能矯正)、見えない舌側矯正顎変形症(保険の矯正)など、より専門的な矯正歯科治療に取り組んでおります。 また、一般歯科も別個に併設しており、一般の虫歯治療、口腔外科処置や歯周病治療なども併設の施設で受けることが出来ます。

 

 

最近・・・・・

「下アゴ出ているのが気になる」

「顎が出て歪んでいる」

「アゴが曲がっている」

 

などを気にされ来院される方が多くいらっしゃいます。

 

いわゆる「受け口」を気にされての来院です。

矯正学的には、 「反対咬合」といいます。

 

 

最近では、花粉症などに代表されるアレルギー性鼻炎など鼻の疾患が増え、口呼吸のお子さんが増えたなど、現代人の社会的背景も考えれるのではないでしょうか?ga-n01.gif

 

 

この「受け口」にも様々なタイプがあります。

 

骨格的に下アゴが出ている、または、上アゴが引っ込んでいる、もしくはその両方が伴っている状態の骨格性の骨格性反対咬と、骨格的には問題がないが、歯だけが(特に前歯)が通常とは反対に噛んでいる歯槽性反対咬合、実際、骨格も前歯も反対とまではいかないが噛み合わせると前歯が反対に噛んでしまう機能性反対咬合が有ります。

 

簡単に言うと、「骨が出たり引っ込んだりしている受け口」か、「アゴの骨自体は悪くないが、歯の位置が悪くて受け口になっている、または噛むと受け口になる状態」かの違いです。icon_rolleyes.gif

 

歯の位置や噛み合わせだけがの問題となる受け口は、比較的短期間で治り、成長中の方に起こる場合がある再発などは有りません。icon_biggrin.gif

 

骨格的に問題のある受け口の場合は、成長期では遺伝的影響や環境的影響により、受け口の度合いが大きくなる場合があります。この場合は、長期にわたる治療計画や経過観察が必要になります。gomen01.gif

 

どのタイプの受け口(反対咬合)であるかは、矯正歯科の専門医による精密な検査や診断が必要になります。

 

また、成長期前のお子さんでは、成長予測による治療計画や成長の可能性をしっかり見極めて経過を見る必要があります。であれば、精密な分析は、顔および口腔内写真、診断用模型、頭部X線規格写真(セファログラム)という矯正専門医院にある特殊なレントゲンなどを用いて分析、診断を行います。

 

分析項目は200~300項目に及びます。kaeru01.gifup.gif

 

 

また、お子さんの不正咬合(歯並びが悪い状態)の中でも、反対咬合(うけ口)は早期の矯正治療が必要です。f02.gif

 

これは、アゴの成長のピークが上アゴと下アゴで違うために、アゴの成長期の反対咬合では、上アゴの正常な発育が邪魔されてしまい、逆に下アゴの成長がますます促進されてしまう危険があるからです。book.gif

 

また、さらに反対咬合であるために、舌の正常な位置が保てずに異常な飲み込み方(異常嚥下癖といいます)や口呼吸を誘発してしまい、さらに悪い悪循環を作り上げてしまいます。bikkuri01.gif

 

早期に正しい口の周囲の筋肉や舌の位置、使い方を治すことにより、正しいかみ合わせを獲得することができますし、良い成長パターンに近づけることができます。

機能矯正

 

もし、遺伝的な要素が強く、早期治療をしたが骨格的に受け口(骨格性反対咬合)になってしまった場合や治療のタイミングを逃してしまい骨格的ズレが大きくなってしまった場合でも、矯正治療により正しい噛み合わせに治すことは可能です。よい成長パターンに近づけることができます。

 

骨格的な治療を必要とする場合は、外科矯正治療といって、矯正治療と外科手術の併用となります。

セットアップ

外科手術となると確かに

 

「怖い」naku02.gif

「大変」w03.gif

「大ごと」b-orooro.gif

「えっ・・・そこまで・・・」kaeru04.gif

 

 

とか思ってしまうかもしれないですが、近年では「顎変形症」という病名がつき、健康保険の適応にもなり、よく行われている治療です(美容整形ではありません)。

 

 

手術併用の場合は、矯正専門医院でも自立支援指定医療機関(育成・更生医療)でなくては、保険は適応されません。また、指定を受けていない医院では、なるべく手術をしないように治療を進めたいという方針から、外科手術適応のハードルを高くもうけている医院もあるようです。

 

確かに、なるべくなら、手術など大きな処置を受けずに正しい治療ができるならそれに越したことはないと思いますが・・・・・

 

 

ですから、なるべく正しい判断ができるように、「受け口」の場合は特に早めのチェックが大切です。

 

当院では、理想的には5~7歳くらいまでには、矯正歯科を受診していただくことを推奨しています。

 

 

当院は、神奈川県横浜市西区にある横浜駅からすぐの矯正歯科専門の施設です(横浜駅 きた西口徒歩30秒 西口徒歩1分  東口徒歩2分)。

村田歯科医院村田歯科 横浜矯正歯科センター 村田正人

 

日付:  カテゴリ:ブログ, よくあるご質問, 保険が効く矯正, 反対咬合(受け口), 受け口, 歯磨き, 治療法, 矯正歯科, 矯正治療のタイミング, 矯正治療全般, 顎変形症 and tagged , ,

睡眠時無呼吸症候群 矯正歯科 顎変形症(下顎後退)

当院は、神奈川県横浜市西区にある横浜駅からすぐの矯正歯科専門の施設です(横浜駅 きた西口徒歩30秒 西口徒歩1分  東口徒歩2分)。 村田歯科医院内にある矯正歯科専門の「村田歯科 横浜矯正歯科センター」では、矯正専門医による舌側矯正、マウスピース矯正や顎変形症(保険の矯正)など幅広い専門的な矯正歯科治療にも取り組んでおります。 同施設内には、一般歯科も併設しており、一般の虫歯治療、詰め物・かぶせ物(ブリッジやクラウン)、抜歯などの口腔外科処置、小児歯科処置や歯周病治療なども併設の施設で受けることが出来ます。

 

「私、いびきがすごいんです。アゴも小さい気がします。」

「睡眠時無呼吸症候群の治療を受けているのですが、歯列矯正をした方が良いのでは?と担当の先生から言われました。」

 

などの理由から初診・カウンセリングにいらっしゃる患者さんがいます。

 

ん?歯列矯正と睡眠時無呼吸症候群?・・・・kaeru04.gif

 

そんな印象を受ける方もいらっしゃるかと思います。

 

そこで、今回は「睡眠時無呼吸症候群」「矯正歯科治療」についてです。

 

まー、題して言うなら、 「睡眠時無呼吸症候群の治療で、矯正歯科医ができること」 とでも言いましょうか・・・・bye03.gif

 

「ひどいいびきをかきやすい」あるいは「歯が出ていて口を閉じてどうしても口呼吸になってしまう。」などそんな症状を自覚または、ご家族から指摘されたことはありませんか?

 

 

眠っている時に呼吸が停止したり、「ガガ~ッ」icon_eek.gifっと大きないびきをかいてしまうと、眠りが浅く、日中起きているときにも眠気が生じ、集中力の低下などの症状が現れます。

さらに免疫力の低下、高血圧や肥満、糖尿病など生活習慣病に罹患しやすいとも言われています。

 

 

いびきがひどい場合や寝ている間に10秒以上呼吸が停止して、「ガガ~ッ」icon_eek.gifっと大きないびきをかいてしまう方は、まず、睡眠の専門外来を受診することをおすすめします。

 

そして、この症状を起こしやすい方の特徴として、下アゴが小さい、または、下がっている(アゴがない)様に見える方が多い ということです。bikkuri01.gif

 

下の顎が小さく、上アゴは実際は出ていないのですが、見た目上、いわゆる出っ歯のかみ合わせの方や肥満体質で首回りに脂肪がついている方も気道を狭める要因となりますので注意が必要です。

 

睡眠時無呼吸症候群は男性の方が多いといわれますが、最近では、女性の方もすくなくないとされています。

 

実際、睡眠時無呼吸症候群を気にして、当院をおとずれる患者さんも少なくないです。b-orooro.gif

 

睡眠無呼吸症候群は気道が狭いことが原因で起こります。下顎が後退(小さい)しているかたは、仰向けに寝ると余計にアゴが下がり気道が狭くなります。

 

この治療法としては、睡眠の専門外来では。CPAPというマスクを使用した治療が代表的ですが、さらに歯科で対応するスリープスプリントというマウスピースを使用する方法があり、専門外来から依頼(紹介)を受けた場合、歯科で作製、治療となります。

 

長くなりましたが、本題ですb-ganba.gif

 

スリープスプリント以外にも矯正歯科でできることがあります。

 

 

子供のころに頻繁にいびきをかくなどの兆候が見られた時にはまず下アゴが引っ込み気味(小さい)ではないかを確認してみてください。もし小さい場合には、矯正歯科治療を併用し下アゴを前方へ移動させた位置で骨を適応させる治療が有効です。もちろん、キチンと診断した上での治療ですので、下アゴが出て受け口になるようなことはしません。

 

成人では、下アゴが著しく小さい場合、顎変形症(下顎後退症)といって外科矯正治療(保険適応)の対象となります。kaeru01.gif

 

 

顎骨の骨切り手術を行うことで根本的に正しい下アゴの大きさや位置を確保することで気道広くなるのを促します。

 

以前は外科矯正の手術でも下アゴだけの手術が多く、結果的に再発する懸念がありましたが、最近では技術の進歩により、必要な場合は上下アゴの手術を行い位置を決めて治療をすることもできるようになり再発も心配も少なくなりました。icon_lol.gif

 

 

さらに周囲の筋肉のリハビリと正常な舌の位置と鼻呼吸の確立など筋機能療法(MFT)などを行い下アゴが前方で適応する位置での咬み合わせを作ることで睡眠時無呼吸症候群の根本的な改善がでます。nurse.gif

 

どんな病気でも色々な角度からのアプローチが必要な場合があります。アゴが引っ込んでいる!いびきがひどい!専門外来で治療したが中々改善しない!など・・・・

 

お悩みがありましたら、「矯正歯科」も選択肢の1つとして思い浮かべてみてください。

 

b-onegai02.gif

横浜駅から一番近い矯正歯科専門の施設です。村田歯科医院内にある矯正歯科専門の「村田歯科 横浜矯正歯科センター」では、矯正専門医による舌側矯正や顎変形症(保険の矯正)などより専門的な矯正歯科治療にも取り組んでおります。

村田歯科医院村田歯科 横浜矯正歯科センター  村田正人

 

 

日付:  カテゴリ:ブログ, 下顎後退症, 保険が効く矯正, 外科矯正・顎変形症・口蓋裂, 大人の矯正, 歯並び, 睡眠時無呼吸症候群, 矯正歯科, 矯正治療全般, 顎変形症 and tagged , , ,