当院は、横浜駅から近い矯正歯科専門の施設(自立支援指定医療機関)です。横浜駅 西口徒歩1分 の村田歯科医院内にある矯正歯科専門の「村田歯科 横浜矯正歯科センター」では、矯正専門医による舌側矯正、マウスピース矯正や顎変形症(保険の矯正)などより専門的な矯正歯科治療にも取り組んでおります。併設の一般歯科では、抜歯や虫歯治療なども可能です。
だんだん寒さが増してきましたね。気付けばあと今年も2カ月を切ってしまいました
さらに空気も乾燥してきました。鼻づまりも出やすく、お口の中も乾きやすい季節になってきます。そこで、今回、「口呼吸」についてです
鼻で呼吸せず、口で呼吸することを「口呼吸」といいますが、口呼吸は歯周病を悪化させます。
なぜ?口呼吸が歯周病に悪いのか?
ズバリ、口が乾燥するからです!
口を開いていることによって、歯と歯茎の周囲が乾燥し、歯周病菌が粘度を持つことで歯ぐきに付着しやすくなります。 歯周病の原因菌は、乾いた環境で繁殖しやすいため、口呼吸による乾燥が歯周病や虫歯を進行させる原因になります。
さらに口の中が乾けば、唾液が少なくなり、唾液の持つ消化作用やお口の中の酸性を中和する作用(緩衝作用)、または、歯を修復する作用(歯の再石灰化)などが働きにくくなってしまいます。
お口「ポカン」なクセのあるお子さんは、特に早めに直させる必要があります。
口呼吸が原因で、歯並びを悪くしさらに口呼吸がひどくなる・・・という悪循環が始まってしまいます。 (←ココ!ポイントです)
知らず知らずに
「口呼吸=悪い歯並び=歯周病(歯肉炎)」という連鎖が出来上がってしまいます。
さらに口呼吸も原因によっては治すのが容易でないものがあります。 例えば、アレルギー性鼻炎などで慢性的な鼻づまりが続いて起こる口呼吸は、耳鼻科での治療も必要になります。
また、口呼吸は「歯並びに影響を与える」場合もあれば、「歯並びが口呼吸を誘発する」場合があります。
前歯が出ているため口を閉じた状態を続けられず口呼吸になっている場合は、矯正治療により歯の位置を移動させ、お口が閉じやすい正しい咬み合わせにする必要があります。
逆に、小さい頃からの鼻づまりや指しゃぶりなどのクセが原因で、歯並びが悪くなってしまった場合もあります(上顎前突、開咬や上下顎前突などの状態が多いようです)。
さらに、口呼吸や「お口ポカン」がクセになっている場合は、口輪筋(口の周りの筋肉)を鍛えることが必要になります(筋機能療法)。
矯正治療は、歯並びを治すだけでなく!!
歯を守る!お口の健康を守る!虫歯や歯周病を予防する!治療でもあります。
最近では、健康のために矯正治療を始める30歳代後半~50歳代の患者さんも多くなっています。
「口呼吸=悪い歯並び=歯周病(歯肉炎)」の連鎖が起こってないか?または、起こりそう(予兆)ではないか?
今一度、チェックしてみてください。前歯の歯ぐきが特徴的に赤みを帯びていたら、要注意です。
矯正歯科で、歯並びの状態やクセなどについても、一度、受診してチェックすると良いと思います。
村田歯科医院 / 村田歯科 横浜矯正歯科センター 村田正人
日付: 2015年11月6日 カテゴリ:ブログ, 全身への影響・健康への影響, 口呼吸, 歯並び, 歯周病・虫歯, 癖・習癖, 矯正歯科, 矯正治療のメリット and tagged 口呼吸, 歯並び, 歯周病