当院は、横浜駅から一番近い矯正歯科専門の施設です。横浜駅 きた西口徒歩30秒 西口徒歩1分 また、横浜駅東口からも駅の東京寄り「きた通路」を通るとすぐの村田歯科医院内にある矯正歯科専門の「村田歯科 横浜矯正歯科センター」では、矯正専門医による舌側矯正、マウスピース型矯正や顎変形症(保険の矯正)などより専門的な矯正歯科治療にも取り組んでおります(矯正専門医常勤)。矯正専門外来は土曜日も診療を実施しております。 同施設内には、一般歯科も併設しており、一般の虫歯治療、詰め物・かぶせ物(ブリッジやクラウン)、抜歯などの口腔外科処置、小児歯科処置や歯周病治療なども併設の施設で受けることが出来ます。
最近、小さいお子さんで・・・・
「受け口」 を気にして相談にいらっしゃるお母さんがいらっしゃいます。
先日も・・・・こんなご相談を受けました。
「3歳になった息子が、3歳児検診(歯科)で受け口を指摘されました。」
「もしかしたら、将来、外科手術が必要になる可能性もあるしれない」
といわれたそうです
言われたお母さんはいきなり手術とか言われたらビックリして、心配してしまうのも無理は無いですよね。
(私にも6歳の息子と1歳の娘が居ます。良くわかります!!!)
そこで今回は、 「受け口」 について少々・・・・・・とくに乳幼児期の受け口です。
受け口は小さな頃からケアすることである程度予防できます。
幼児期の受け口になる原因には、遺伝的要因と環境的要因があります。
ここで、「受け口の原因」について・・・・
受け口が起こってしまう様々な原因について説明します。
人は様々な身体の歪みを、自然に治そうとする力が働きます。
最近ではよくしられるようになった「自然治癒」という働きです。
しかし、人は「個々で違った癖」があります。
癖は日常生活で知らず知らずとってしまう姿勢などのことで、主に、顔に起こる歪みの原因となるのが・・・・・頬杖をつく、かた噛み(右側ばかり食事時に使うなど)
寝相(いつも同じ寝方をする)ストレスによる歯ぎしり
偏った生活態度(いつも右側にかばんを持つ同じ側の脚を組んでいる)
同じ運動を繰り返す(ゴルフ、テニス、野球)などが常に行われている。
こんな要因によって、顔が歪んでしまう可能性があります。
受け口となる原因として考えられるのは、上記の顔の歪みによって起こることが殆どです。
歪んだ顔を、自然に戻そうとする力が働きますが、その時、地球の重力が下に向いているので、少しでも右に傾いたり、左に傾いたりする癖を持っていると、傾いたままの状態で重力を受ける為、傾いている側と反対方向に回転しようとする力が働いてしまうのです。
ここで上手くバランスを取ること機能が働かなければ、それと同時に成長が重なった時、下顎が動いてしまいます。
そして下顎が奥に引っ込んでしまったり、出てきたりします。ここで、下顎が出てきた場合が受け口になります。
上記のことはいわゆる「環境的要因」です。
加えて、本人にはどうすることもできない「遺伝的要因」もあります。
遺伝の場合はどうすることもできませんので、治療にあたって頂くしかありません。また、舌の大きさ、舌に常に力が掛っているなども原因の一つであるいえます。
知らない間に、舌で前歯の舌側にある歯を前方に向かって押している、そんな癖がある場合は、下顎が出てくる可能性を持っています。
また、鼻咽腔疾患といって、お鼻が悪い場合など呼吸なども影響しているといわれています。鼻づまりも良くない結果を招く要因になります。
遺伝的要因が強い場合は、成長期にアゴが発達しある程度しょうがない事がありますが、環境的要因は出来る限り予防や治療で最小限に抑える、または、防ぐことができます。
例えば、赤ちゃんの頃からの寝かせ方などで簡単に顔やアゴが歪んでしまう事があります。
時期としてはちょうど首が据わるまでといわれていて、その頃までに偏った寝かせ方により、顔が歪んでしまうことがあります。逆言えばそれを防ぐことで受け口も同様に予防することができるというわけです。
しかし、受け口の場合は、下アゴがずれてしまうことで起こっています。それは体全体に悪影響となる場合を多く含んでおり、そのまま放置してしまうと、容姿だけでなく、身体の不調に繋がりかねません。
なるべく偏らない寝かせ方を心掛け、度が過ぎた柔らかいものだけを食べさせすぎるのもよくありません。身体同様にすべてバランス良く行ってあげることが重要であると言えます。
しかし、もし受け口となってしまったら、少しでも早い段階で診察を受けてください!
より良いタイミングで治療にあたることで、治りやすいということはもちろん、治療期間も減らせる可能性があります。
容姿のコンプレックスはその子の人格形成に大きく影響することは言うまでもありません。また、健全な精神育成のために正しい治療を行ってあげるのが一番です。
専門的な研鑽を積んだ矯正専門医にじっくりとご相談され、十分な効果が得られるように治療にあたって上げてください。 もし、お子さんが成長し、アゴも骨格的にズレてしまった場合でも、外科矯正治療という選択肢もあり、必ず治ります。
そして、外科矯正治療では、指定された医療機関(育成医療・更生医療)では、健康保険が適応になります。
いずれにせよ、予防と正しい治療法・タイミングが非常に大切です。
村田歯科医院/村田歯科 横浜矯正歯科センター 村田正人
日付: 2018年1月18日 カテゴリ:ブログ, 保険が効く矯正, 反対咬合(受け口), 受け口, 外科矯正・顎変形症・口蓋裂, 歯並び, 治療法, 矯正歯科, 顎変形症 and tagged 子供 受け口 反対咬合 治療法