横浜駅 きた西口徒歩30秒 西口徒歩1分 また、横浜駅東口からも駅の東京寄り「きた通路」を通るとすぐにある一般歯科と矯正歯科を併設した開業35年の技工室のある村田歯科医院です(歯科技工士常勤)。当院は、一般の虫歯治療、詰め物・かぶせ物(ブリッジやクラウン)、入れ歯(総入れ歯・部分入れ歯)や歯周病治療を得意分野としています。口腔外科や小児歯科にも対応しています。木曜日も診療しています。また、矯正歯科専門の横浜矯正歯科センターを併設、矯正専門医による舌側矯正や顎変形症などより専門的な矯正歯科治療にも取り組んでおります(矯正専門医常勤)。
今回は「癖」についてです!
歯並びのアーチは、外側からは唇や頬が歯を内側に押す力、内側からは舌が歯を外側へ押す力の両方のバランスで成り立っています。その領域を「ニュートラルゾーン」といいます。
歯並びや咬み合わせの安定には、口の周囲の筋肉と舌との調和がとても大切です。
成長期にある特にお子さんの場合では、唇を咬んだり、指しゃぶりをしたり、口を開けたままだったり舌で歯を押したりする癖は、健全な歯並びに大きな影響を及ぼします。
そこで今回、その中の1つの癖である「咬唇癖」についてです。
とくに下唇を咬む癖です。
下の唇を咬む癖がある場合は、唇を咬むことによって下から上の前歯に圧がかかり、下アゴの前歯が上顎前歯が外側へ傾斜して、上下の前歯の咬み合わせに隙間が生じたり、上の前歯が出てしまったりします。
舌で歯を押す癖(舌突出癖)のあるお子様は、その舌圧で歯列が外に広がるため、口が開いた状態(開口)やすきっ歯(空隙歯列)になりやすいです。また、指しゃぶりの場合は上アゴの前歯が前方へ突出して、いわゆる出っ歯(上顎前突)になります。
歯列に悪影響を与えるこれらのお口の癖(口腔習癖)は、無意識で行なっていることが多く、直ちに取り除くことはとても難しく、癖を除去する装置を装着したとしてもすぐに治るとは限りません。
無意識な癖ほど治しにくいものはありません!
これらの癖の除去には、お子様本人と親御様の理解と協力が不可欠で、矯正歯科医と連携して長期的視野で見ていくことが必要です。
私たち矯正歯科医にとって、歯並びや噛み合わせをキレイにすることは当たり前のことです。
しかし、「癖」というものは無意識なことが多く、その癖を治すことが非常に「困難」な場合も
少なくありません!
こういった癖は、早めの対応が大切です。
まだ矯正治療を開始するには早いお子さんでも、何らかの癖がある場合は、早めに「矯正前処置」として、癖に対する矯正器具をしようする場合もあります。
特に小さいお子さんをお持ちのお父様お母様!
今一度、お子さんの口元をチェックしてみてください。なるべく、テレビをみたり、ゲームをしていたり、勉強していたり・・・・何かに集中している時に!
うちの息子ももうすぐ3歳ですが、すごく気にして見ています!
職業病な部分もあるでしょうか・・・・・(笑)
村田歯科医院/村田歯科 横浜矯正歯科センター 村田正人
日付: 2014年7月27日 カテゴリ:ブログ, 上顎前突, 噛む 咬む, 歯並び, 癖・習癖, 矯正歯科, 舌の癖(舌癖) and tagged 唇を噛む, 歯並び, 癖