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顎変形症 手術方法 上アゴ(上顎)について

当院は、横浜駅から一番近い矯正歯科専門の施設です。横浜駅 きた西口徒歩30秒 西口徒歩1分  また、横浜駅東口からも駅の東京寄り「きた通路」を通るとすぐの村田歯科医院内にある矯正歯科専門の村田歯科 横浜矯正歯科センター」では、矯正専門医による舌側矯正、マウスピース矯正や顎変形症(保険の矯正)などより専門的な矯正歯科治療にも取り組んでおります(矯正専門医常勤)。矯正専門外来は土曜日も診療を実施しております。 同施設内には、一般歯科も併設しており、一般の虫歯治療、詰め物・かぶせ物(ブリッジやクラウン)、抜歯などの口腔外科処置、小児歯科処置や歯周病治療なども併設の施設で受けることが出来ます。

 

さて、先日は、顎変形症の治療において、下アゴの様々な手術法について色々と書かせていただきましたが・・・・・

 

今回は、 「上アゴの手術について」 です

手術3

 

もちろん、手術は全身麻酔でおこないます。上アゴの手術も全ての手術法は口の中からおこない、顔の皮膚を切ることはありません。上アゴに対する手術には次のような方法があります。

 

① Le Fort Ⅰ型 (ルフォーⅠ型)骨切り術

上あご全体の移動を行う方法です。上唇の内側の歯肉を切って鼻の横くらいから水平に骨を切ります。上アゴの骨と歯が一体となって、全体を動かす場合に行います。

上アゴを適切な位置に骨接合用のプレートとネジで固定します。Le Fort 型骨切り術の場合は、切断部位(移動骨片の範囲)で、Le Fort Ⅰ型、Ⅱ型、Ⅲ型の3種類に分類されます。症状にもよりますが、顎変形症の治療では、「Le Fort Ⅰ型」が多く用いられるようです。

上アゴ手術1

 

② 上顎前方歯槽骨切り術 

上あごの前歯部分にのみ問題がある時に多く用いる方法です。まず、主に左右の第1小臼歯(4番目の歯)を抜歯し、その部分の歯槽骨を取り除きます。次に左右の犬歯から犬歯までの6本の前歯を骨ごと切り離し、前歯がついた骨片として、抜歯をして骨を取り除いたスペースに移動させます(後退させます)。適切な位置に移動させた後、チタンプレートとスクリューで固定をします。ガミースマイル(笑うと歯ぐきが多く見える)の治療にも合わせて用いる場合もあります。

 

 

③ 上顎骨側方骨延長術 

上顎骨の幅がとても小さく(狭窄)、特に成人で通常の装置でアーチを広げることができない場合に用います。手術で上アゴの骨の側面、正中(真ん中)、上面を単独もしくは複数個所を組み合わせてカットすることにより、動かせるようにします。手術直後から、上の歯並びの内側には、通常は成長期の患者さんに使う「急速拡大装置」というネジを入れて、手術後数週間以内に1日1/4~1/2mmほどのペースでその名の通り急速に広げていく方法です。広げた後は骨が徐々に出来上がり安定した広い上アゴのアーチが出来上がります。

 

手術はこれらの方法を単独または、複数組み合わせてさまざまな顎変形症に対応します。

下アゴ手術とどうように、どの方法が良いか?下アゴも含め、どのような手術法の組み合わせが良いか?

手術4

やはり適切な診断のもとに決定されます。上下アゴとの関係や術式も考えなくてはなりませんnurse.gif

 

やはり、しっかりとした診断が大切ですbye03.gif

 

村田歯科医院/村田歯科 横浜矯正歯科センター 村田正人

 

 

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