当院は、横浜駅から一番近い矯正歯科専門の施設です。横浜駅 きた西口徒歩30秒 西口徒歩1分 また、横浜駅東口からも駅の東京寄り「きた通路」を通るとすぐの村田歯科医院内にある矯正歯科専門の「村田歯科 横浜矯正歯科センター」では、矯正専門医による舌側矯正、マウスピース矯正や顎変形症(保険の矯正)などより専門的な矯正歯科治療にも取り組んでおります(矯正専門医常勤)。矯正専門外来は土曜日も診療を実施しております。 同施設内には、一般歯科も併設しており、一般の虫歯治療、詰め物・かぶせ物(ブリッジやクラウン)、抜歯などの口腔外科処置、小児歯科処置や歯周病治療なども併設の施設で受けることが出来ます。
もう、あっというまにクリスマスですね・・・・
あっという間に今年も終わりそうな気がします。
さて、先日・・・・・
「うちの子の前歯の永久歯がはえてこないんです」
「もうすぐ、小学校2年生です」・・・・と・・・・・
とおっしゃって、矯正相談にいらしたお母さんがいらっしゃいました。
確かに、左の一番前の前歯(中切歯)は生えていますが、右は生えていません。しかも、1年くらいそのままだそうです。
ここで、特に我々、矯正歯科医には「ピン!!」っと頭に浮かぶ症状があります。
「過剰歯」の存在です。
(実際、この患者さんは過剰歯あり、今後、抜歯をして経過観察となりました。)
そこで今回、 「過剰歯」 についてです。
さて、この「過剰歯」・・・・・・
皆さんは、耳にしたことありますか?
定義的なことを挙げてみると・・・・・・・・
過剰歯とは、正常な歯の本数以上に作られてしまった歯のことをいいます。
(乳歯:20本、永久歯:32本)
原因は、歯の形成期に歯胚(歯の元)が、過剰の作られたり、過分裂をおこした結果、過剰に歯が作られてしまうことにあります。
歯が余分にあると、得したように思う方もいらっしゃるかもしれませんが、
この過剰歯は、普通の歯のように、きれいに整った形で生えてくることはあまりなく、しっかりした歯として使える場合はほとんどありません。
また、骨の中に埋まったままの状態か、歯ぐきから一部頭だけが出たような状態になっていることが多いです。
過剰歯は「女性」よりも「男性」に多いと言われています。
また、よく出現する部位として、上の前歯付近があり、厄介な事に
「純性(普通の歯と同じ方向に向いている)」と
「逆性(普通の歯と逆を向いている)」の過剰が存在し、 「逆性」の方が多いとされています。
時々奥歯や犬歯の後ろの小臼歯という歯にも出来ます。
この過剰歯は、度々、歯並びに悪影響を及ぼし、抜歯せざるを得ないことがあります。
過剰歯があると、歯が押されて、歯並びが悪くなってしまったり、永久歯が生えてこれなかったり、過剰歯事態が、周りに膿の袋を作ってしまい、のう胞という病気の原因になってしまったりする恐れがあります。
↑これは、右の上の前歯がはえてきません。埋まっている過剰歯に邪魔されています。
↑これは、上の前歯の真ん中(正中)に過剰歯埋まっているため、すきっ歯(正中離開)を起こしてしまい、歯並びが悪くなっています。
↑これは上の前歯に複数の過剰歯があるため、両方の前歯(永久歯)が長い間出てこれません。これにより、舌の癖や飲み込み方に良くない癖が出てしまっている状態です。
これらの状況はほん一部です。
なんか、長い間、前歯がはえてこない! とか
前歯が片方しか出てこない! とか
変な歯が出てきた! とか
おかしいな!と思ったら、念のため「矯正歯科」を受診してください。
早めの摘出が必要な場合 や ちょっとした手術が必要になる場合
もあります・・・・・・・
今後の歯並びや噛み合わせが悪くならないためにも、早めの対処が必要です。
お子さんの歯を今一度チェックしてみたください。大人の方でも今までわからなかった・・・
なんてこともあります。
村田歯科医院/村田歯科 横浜矯正歯科センター 村田正人
日付: 2013年12月10日 カテゴリ:ブログ, 歯並び, 矯正歯科, 過剰歯 and tagged はえてこない, 前歯, 過剰歯