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村田歯科 横浜矯正歯科センター Blog

矯正歯科の検査(精密検査)とは 

横浜駅前 開業50年を迎える村田歯科医院(村田歯科 横浜矯正歯科センター)です。

最近、ご相談にいらっしゃる患者様で、他院も含め色々とご相談に回っているというお話を伺うことがあります。

その中で、初診時に検査をして、すぐ診断をしてもらったという内容をうかがうことがあります。

 

「ん? 矯正歯科の精密検査は、計測などもあるし、すぐには結果がでないんだけどなー」

詳しくお話を伺ってみると・・・・・

口腔内スキャンの画像やシュミレーション や

お口の中のレントゲン写真(パノラマX線写真)

などを撮って頂き、診断してもらったとのことです。勿論、これらは参考資料診断資料の一部にはなりますが、確定診断の為に必要な資料のすべてではありません。つまり、この資料だけでは、矯正歯科の診断結果とはなり得ません。

 

もう一度いいますが・・・・・(;^_^A

「矯正歯科の精密検査は、計測などもあるし、すぐには結果がでないんだけどなー」

 

ということが言えます。

 

 

本来、矯正歯科の精密検査は以下の資料採得を行い、各種計測や分析があります。その上で、診断結果を導き出します。

 

1.顔貌および口腔内写真撮影

  

 

 

2.レントゲン(パノラマX線写真、側貌セファロ写真、正貌セファロ写真)

  

 

3.平行模型(スタディモデル)

 

4. その他(状況に応じての追加資料)

(顎口腔機能診断や筋電図)

(CTスキャン)

など色々な資料を取り、様々な診断、分析を行います。

以前は手作業ですべて計測して行うことが多かったので、分析・診断には1カ月程度の時間を要する場合が多かったです。

 

近年ではデジタル化がすすみ、分析、診断に要する時間もだいぶ短縮されましたが、それでも2~3週間程度かかるのが通常です。

 

お口の中をみる「パノラマX線写真」や画像で趣味レーションを行う「口腔内スキャナーー」でけでは、きちんとした診断はできません。(←ココポイント)

矯正歯科では、歯並びを並べるだけの治療ではありません。骨格をきちんと診断する必要があるからです。それには、セファロ写真(セファロ分析)が必要不可欠になります。

(※ 最近では、頭部のCTスキャンからもセファロ分析ができる場合もあります)

 

矯正歯科の精密検査ではどういった資料を取るのか?

どういった資料が必要なのか?

どういった内容の検査をするのか?

 

大まかな事でも構いません。

ご理解を深めて頂けると幸いです。

 

今後も矯正歯科分野での正しい情報を発信していきたいと思います。

 

村田歯科医院/村田歯科横浜矯正歯科センター

村田正人

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顎に梅干しジワができる 顎が無いように見える その原因は? 治療法は?

村田歯科医院/村田歯科 横浜矯正歯科センターです。

当院では、舌側矯正、マウスピース矯正や顎変形症(保険の矯正)など幅広い治療を矯正歯科を専門に行う歯科医が担当致します。

 

患者さんの中でよくあるご質問ですが・・・・・

「私、口を閉じると顎の先に梅干しみたいなシワができるんです」

「口を閉じると下顎の先が膨らんで、顎が無いよういに見えるんです」

治りますか?(;^_^A

 

☆彡 ハイ!治せます! ☆彡

 

顎先の梅干しみたいなシワとは?・・・・

唇を閉じると顎の中心部分にできるシワのことを意味します。見た目が梅干しのシワに似ていることから、通称「梅干しジワ」と呼ばれます。

 

これは、ご自身の筋肉に対して、歯や顎が出ていることで、顎の下唇中心部にあるオトガイ筋という筋肉が収縮して引き起こされます。

要は歯が出ている分無理に筋肉が引っ張られるということです (´;ω;`)

(※ 年齢とともに筋肉の使い方に癖がでてくることで形成されていくこともあります)

また、生まれつき下顎の骨格が小さい方は下顎の筋肉が発達しやすく若いうちから目立つこともあります。

 

「梅干しジワ」ができる原因としては・・・・

顎の先端になぜ梅干しジワができるのか?歯並びが悪い場合(不正咬合)や骨格がずれている(顎変形症)など、いくつかの原因があります。

歯並びが悪い場合も上下顎が骨格的に悪い場合もアゴの先端部分にあるオトガイ筋に負担が大きくかかる要因があげられます。口を閉じにくい悪い歯並びをしているとそのようにオトガイ筋に大きな緊張が生まれることになります。

「梅干しジワ」ができやすい状態は、主に以下のような状態があげられます。

 

<出っ歯>・・・上顎前突症

上アゴの前歯が前に向かって過度に傾斜していて、上唇が上歯を隠しにくい状態のことです。そのため口を閉じるためには、下唇が遠回りをする状態で強く持ち上げなければなりません。そのため、下唇の下方にあるオトガイ筋が無理に引っ張られて過緊張となり、梅干しジワができやすくなります。幼少期の指しゃぶりや成長期の遺伝的要因などで、舌で前歯を押し出す癖がある場合も出っ歯になりやすいです。

歯並びのみ悪い場合も、骨格性の場合も、共に症状が現れます。

 

<唇を前歯で噛む癖>・・・咬唇癖(こうしんへき)

唇を前歯で噛むと、前歯が前に傾く原因になります。前歯が前に傾くと、口を閉じる際に上唇は前歯に乗ってしまい、下げることができません。そうなると口を閉じるには下唇を大きく引き上げることになり、オトガイ筋に負担をかけ梅干しジワを作る原因になります。

 

 

<前歯が咬んでも閉じない>・・・開咬(かいこう)

開咬とは、奥歯を合わせた際、上下の前歯が嚙み合わず、すき間が空いてしまう状態のことです。出っ歯と同様、開咬も口を閉じることが難しく、オトガイ筋に大きな負担がかかるため、梅干しジワになりやすくなります。こちらも幼少期の指しゃぶりや遺伝でなりやすいです。

 

<口ゴボ>・・・上下顎前突

口ゴボは、上下アゴの歯が出ていて、口元が全面的に前に向かって突き出ている状態のことをいいます。場合によっては、横から見ると鼻より全面に突き出ていることもあります。口を閉じようとすると、オトガイ筋に大きな緊張がかかります。遺伝のほか、成長段階で顎が長く成長したり、舌で前歯を押す癖や口呼吸などでおきることがあります。やはり骨格性の場合は手術の併用が必要な場合もあります。

 

<下アゴが出ている場合(骨格性)>・・・下顎前突(とくに骨格性:骨が出ている)

骨格的に下アゴが出ている場合は、上アゴと同じように唇が閉じにくい状態になります。特に骨格的に出ている場合(骨格性下顎)は、矯正治療のみでの改善は難しく、アゴの手術も併用しなければなりません。

 

<下アゴが引っ込んでいる>・・・下顎後退症(かがくこうたいしょう)

下顎の骨が後方に引っ込んでいると、上下の唇が離れ、口を閉じる際、下唇を持ち上げる力が大きくかかるので、オトガイ筋に負担がかかり、梅干しジワになる原因となります。下顎後退症で特に骨格性の場合は、「梅干しジワ」のみでなく、いびきをかかきやすい「睡眠時無呼吸症候群(すいみんじむこきゅうしょうこうぐん)」を併発している場合もあり、重篤な疾患が潜んでいる場合もあります。

 

 

では、この「梅干しジワ」は、どのような「悪影響」「デメリット」につながるのでしょうか?

 

端的に言うと・・・

「梅干しジワ」 = 「口が閉じにくい」「口が閉じない」「すぐに口が開いてします」

ということです。

 

となると、口呼吸になりお口の中が乾燥しやすい状態になります。

乾燥すると口内は唾液が出にくかったり乾いたりすることとなり、菌が繁殖しやすくなってきます。菌が繁殖すると、不衛生になり歯肉炎や歯周病になったり、虫歯や口臭が発生する原因にもなります。また、前述したように骨格的な原因によるものであれば、「睡眠時無呼吸症候群(いびき)」や「睡眠の質の悪化」などの原因となり様々な疾患の誘因となりかねません。

 

治療方法としては・・・・

①歯列矯正で対応

歯列矯正は、歯並びが前面に出ている人や顎の位置に問題がある人が主に対象になってきます。

歯列矯正では、梅干しジワができにくくなるだけでなく、歯並びが整い、口元が美しく見える点です。

現在、歯列矯正には、表側(唇側)矯正装置、裏側(舌側)矯正装置、マウスピース型矯正装置など多様な装置、方法がありますが、いずれにせよ、きちんとした矯正歯科の精密検査が重要になります。

見た目や歯並びだけでなく、しっかいと骨格バランスも分析、診断した上で、治療方針や装置を選ばないと治るものもしっかり治りません。

 

②外科手術も併用して対応(骨格性の場合)

上下顎の骨格的な問題が大きい場合とは、顎が出ていたり、引っ込んでいたり、左右にずれていたりなど上下顎の不調和が大きい場合にひつようになります。「顎変形症」と診断されると指定を受けている矯正歯科では、保険適用となります(※当院も指定医療機関ですので、「保険適応」となります)

外科手術のメリットは、骨の根本から治療するため理想的な口元となることや、歯科矯正と比較し治療期間が短いことです。

 

③美容外科的な対症療法

美容外科的な対応もあります。ただし、この場合は、一時的な見た目の対応となる場合が多く、見た目重視の対象療法的な面もあります。矯正歯科での根本的な治療とは異なりますので、参考までに挙げさせて頂きます。

(ボトックス治療)

ボトックス注射が効果的なのは、主に歯並びや上下顎の骨格が原因で梅干しジワになっているのではなく、口の周りの筋肉の不調和が原因の場合となります。梅干しジワの要因であるオトガイ筋の緊張を緩めることで改善されます。そのためにオトガイ筋にボトックスを注入する方法があります。

 

(ヒアルロン酸注入治療)

基本的に顎先にヒアルロン酸を注入し、その成果としてハリができたり、顎先に高さが出ます。直接的に顎の梅干しジワを治すわけではありません。ただ梅干しジワの場合、下顎が上顎に比べ低い位置にあるので、ヒアルロン酸を注入することにより高さを出すことができます。ただし、ヒアルロン酸の注入では、梅干しジワに直接大きな変化をもたらすことができないのと、時間が経過すると体内に吸収されるので、効果を持続させるには再度施術する必要があります。

 

(筋機能療法:口輪筋のトレーニング、表情筋のトレーニング)

口輪筋は、口の周囲を囲む筋肉です。主に口を閉じる際に使う筋肉です。この筋肉を鍛えることでオトガイ筋の負担を減らすことが梅干しジワ改善に効果をもたらします。表情筋とは顔や頭などの筋肉の総称です。以下は(株)協和でおすすめの表情筋トレーニングです。
⓵ 唇をすぼめ、前に突き出し数秒キープする
② すぼめた唇を元に戻し、唇を歯で巻き込み少し外側に引くmそのまま数秒キープする
③ その後、ゆっくりと数秒かけて自然な表情に戻す
④ ⓵~③の動作を数回繰り返す     などです・・・・・

 

 

今回、顎の梅干しジワの原因や治療法、対処法などを説明させていただきました。

 

「梅干しジワ」はほぼオトガイ筋に緊張を与えてしまうことによるもので、原因は歯並びや骨格であることがほとんどです。対症療法的な対策法もいろいろありますが、長い目で見ると、根本治療することを第一選択として考えた方が良いかと思います。。

 

より良い治療法、根本的な治療法にたどり着けるかもしれません。

当院は自立支援指定医療機関(保険の矯正可能)であり、多くの下顎後退症(顎変形症)の患者様が通院していらっしゃいます。

 

村田歯科医院/村田歯科横浜矯正歯科センター

村田正人

 

 

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2025年 日本矯正歯科学会学術大会(札幌)参加について

横浜駅前きた西口徒歩30秒  村田歯科医院(村田歯科 横浜矯正歯科センターです。

 

矯正歯科の診療日程についてお知らせさせていただきます。

大変恐縮ではございますが、

9月30日(火)は 第84回日本矯正歯科学会学術大会 (札幌大会) 参加のため、休診とさせていただきます。

また、その振替診療としまして、9月23日(火・秋分の日)に臨時診療を実施いたします。

(9月23日 診療時間:午前9:30~12:30 午後14:00~17:30 )

 

 

大会期間中の休診、診療日程変更につき皆様にはご迷惑をおかけいたしますが、

何卒、ご理解、ご協力の程を宜しくお願い致します。

 

また、患者様には、日頃から当院の医療活動にご協力いただき、誠にありがとうございました。

 

 

大学医局の先輩、後輩、学会関連でご一緒している先生方と多くの情報交換や発表などを通じ研鑽を積んで参りたいと思っております。

 

これからも生涯研修という気持ちを忘れずに日々精進していきたいと思います。今後ともどうぞよろしくお願いします。

 

村田歯科医院/村田歯科 横浜矯正歯科センター

村田正人

 

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金属アレルギー 矯正歯科治療について

横浜駅前にある村田歯科医院です。当院では、村田歯科 横浜矯正歯科センターを併設し、舌側矯正や顎変形症(保険適応の矯正)などにも対応しております。

夏本番の暑さが続いておりますが、熱中症対策も万全にお過ごしください。b-orooro.gifさて、学生さ達は夏休みに突入し、矯正相談にいらっしゃる方も増えてくる時期になりました。

そのご質問のなかで・・・・・

「金属アレルギーがあるのですが、矯正治療はできますか?」

このようなご質問をうけることがあります。

 

脱金属の傾向はあるものの、歯科治療では、金属を使う治療が数多くあります。

一般歯科では補綴物(クラウンやインれーなぞの詰め物)に金属を使うこともあります。

 

矯正歯科では、主な矯正器具のブラケットやワイヤーに金属が使われています。

一般歯科で多く使用されている金属は「金銀パラジウム合金」です。

この金属は銀歯(インレー、クラウン、入れ歯やブリッジ)の材料に使われています。

この金属は合金という様々な種類の金属を混ぜ込んであります。

 

 

歯科矯正で多く使用されている金属は、ステンレス、チタン、ニッケル、コバルト、クロムなどで、様々なワイヤーや装置に金属を使用しています。各金属で利点があり、患者様の矯正の進みによって使う金属が異なります。

 

金属アレルギーの可能性が高いかたは、皮膚科にてアレルギーテストを受けて確認していただく事をお勧め致します。当院で治療開始予定の方は、当院の方からも紹介状をお出しすることは可能です。

アレルギーテストでは、どんな金属に反応するかも詳しくわかるので、使用しない方が良い金属を避けることが可能です。

 

矯正歯科治療の材料で金属アレルギーの原因になりやすいものは、「ニッケル」「コバルト」「クロム」などが多いです。

 

そこで、実際は・・・

 

「金属アレルギーがある、もしくは、可能性がある人は矯正治療ができるのか?」

 

とういう質問ですが・・・・結果から言うと

 

 

「できます」

 

当院では金属アレルギーの方でも安心して矯正治療を受けることができるよう、

金属アレルギー用のブラケットとワイヤーをご準備しております。

矯正器具(ブラケット)では、セラミック製、強化プラスチック製やチタン製のものを使用します。

 

歯を動かす「ワイヤー」では、ステンレス製を主として、ゴムメタル(チタン合金)などの金属アレルギーの方専用のワイヤーを使用いたします。

 

これらの装置や材料を利用することで、当院での患者様の中には金属アレルギーの方もいらっしゃいますが、アレルギー反応を起こさずに矯正治療を行っています。

今までにも重度の金属アレルギーをお持ちの方も無事に治療を終えることができました。

 

少し金属についてご説明させていただきます。

 

<金属アレルギーの原因になりにくいもの>

(ステンレス)

この金属は硬くしっかりしており、歯科矯正の際にワイヤーで使用されています。

アレルギーが出にくいと言われている金属でもあります。

 

(チタン)

この金属は他の金属に比べて特に金属アレルギーになりにくく、

一般歯科治療ではインプラントにも使用されています。その他、代用骨にも使用されています。

 

<金属アレルギーの原因になりやすいもの>

(ニッケル)

ニッケルは、通常は、歯科矯正には欠かせない金属で矯正治療で多く使われています。ステンレスに比べると柔らかく、矯正を始めたばかりの頃のワイヤーに多く使用されています。この金属もステンレスと同様に歯科矯正にて多く使われています。

 

(コバルト・クロム)

この金属もニッケルと同じくブラケットやワイヤーに多く使われています。

その他矯正後のリテーナーなどにも使われる場合があります。

 

当院で使われている金属に関してはステンレス、ニッケル、チタンを多く使用しております。金属アレルギーの方でも安心して矯正治療を受けることができるよう、金属アレルギー用のブラケットとワイヤーを備えています。

矯正治療を金属アレルギーの可能性がり治療するか悩んでいる方、金属アレルギーがあるが一度相談してみたい!という方はお気軽にご相談ください。

 


村田歯科医院 / 村田歯科 横浜矯正歯科センター
スタッフ

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睡眠時無呼吸症候群(顎変形症、下顎後退症) と 矯正治療

村田歯科医院/村田歯科  横浜矯正歯科センター です。

だいぶ気温が上昇してきました。今年は梅雨らしい梅雨はないのでしょうか?

その代わりに台風がすでに接近してきましたね。今後の気象状況はどうなってしまうのでしょうか?

いずれにせよ、暑くなるこれからの時期は水分補給に努めて、熱中症対策も忘れずにしてくだい。

 

さて、暑くなれば「熱帯夜」「寝不足」という構図がみえますが、「睡眠の質」に関する病態を矯正歯科でも扱うことがあります。

顎変形症(下顎後退症)に付随した「睡眠時無呼吸症候群」です。

特徴としては、睡眠時の「いびき」や「呼吸停止(無呼吸状態)の頻発」があり、睡眠の質が低下してた結果、「日中の眠気」「居眠り」「頭痛」「倦怠感」などを引き起こします。

睡眠時に呼吸が止まるなど異常な呼吸がおき、自分でも気が付かないうちに、色々な障害を体に及ぼす病気です。

睡眠時無呼吸症候群の原因には様々な要因があります

 

①咬み合わせや骨格的な要因による場合

⇒ 特に、骨格的な要因は根本的な治療が必要不可欠となります。

まずは、睡眠外来や睡眠時無呼吸症候群対応している耳鼻咽喉科などで検査をおこな

います。その後、症状の重症度にもより「シーパップ療法」、睡眠時無呼吸症候群の診

断をされた医師からの歯科にて作製する「マウスピース療法(スリープスプリント)」

などの治療法を行います。ただし、これらのシーパップ療法やスリープスプリント治療

は、主に対症療法になります。もし、歯並びや咬み合わせに合わせて、骨格的な要因が

顕著な場合は、これらの対症療法で一時的な改善はあるかもしれませんが、根本的な治

療にはなりません。

 

② 睡眠時の喉の閉塞が原因の場合

⇒ 仰向けで寝ているときは舌が沈み、上気道といわれる鼻腔や口腔が狭くなります。さ

らに口腔内のバランス(歯並び・噛み合わせ)が崩れていると、舌が喉の方に下に下

がるなど口咽部からの圧迫から上気道が閉鎖され、無呼吸を起こしてしまいます。

 

③ 歯並びのみの改善では治療が困難な場合(骨格的な要因)

⇒ 骨格的な要因とは、顎変形症(下顎後退症)との診断になった場合です。

この場合、根本的な治療は、矯正歯科治療と外科手術(骨切り術)の併用による改善

が必要になります。

 

骨格的な要因、歯並びやアゴの位置などを気にして、矯正歯科を受診して、顎変形症(下顎後退症)との診断となり、結果、睡眠時無呼吸症候群の傾向がわかったという場合もあります。

顎変形症(下顎後退感)を気にしていて、矯正歯科にて顎変形症(下顎後退症)の診断を受け、結果、気道狭窄(気道が狭い傾向)がみつかり、睡眠外来などでも検査を行った結果、睡眠時無呼吸症候群の併発が明らかになる場合もあります。

最近では、東洋系(アジア系)の女性は下顎が後退し、小さい傾向があり、睡眠時無呼吸症候群の予備軍の方が多いという見解もあります。

 

症状がどの程度のものか?何が原因とかんがえられるか?は、診断をして詳しくわかることにですが・・・・

「アゴが無い、小さく感じる」

「いびきがひどい」

「睡眠中に喉のつまり感 や 咳でおきてしまう」

「起床時の疲労感(寝た気がしない)」

「飲み込みづらい」

「アゴが下がっているきがする」

「睡眠時に呼吸が止まり起きてしまう感覚がある」

 

「唇と閉じるとアゴの先端に大きなシワ(梅干し様)が出来る」

 

などなど・・・・の気になる症状があり・・・・・

 

気になる症状があれば、まずはご相談にいらしてみてください。男女問わずに睡眠時無呼吸症候群傾向がみつかるかもしれません。

村田歯科医院/村田歯科 横浜矯正歯科センター

村田正人

 

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顎変形症 手術をしない方がいい? 手術をした方がいいい?

横浜駅西口から徒歩30秒 村田歯科医院です。

当院は、横浜駅前にて開業50年を迎える歴史ある医院です。

村田歯科医院内にある矯正歯科専門外来の「村田歯科 横浜矯正歯科センター」では、矯正歯科治療を専門に行う歯科医による舌側矯正、マウスピース矯正や顎変形症(保険の矯正)などより専門的な矯正歯科治療にも取り組んでおります。

 

当院では「顎変形症」についてお悩みの患者様も良くご相談にいらっしゃいます。

 

そんな患者様のなかで・・・・

手術した方が、結果が良いですか?

それとも、手術しない方が良いですか?のご質問を受けることがあります。

確かに誰でも顔や顎にズレや非対称はあります。全く対称な顔の方はほとんどいません。

そもそも、積極的に手術をしたい人はいないと思います。((*_*))

いや、そもそも、矯正器具をつけて矯正治療を好んでしたい人もいないと思います。

必要だから、矯正治療を受けるのだと思います。

 

手術についても「必要なケース」だから、手術も併用した矯正治療(外科矯正治療)を行うわけです。

 

診査・診断の結果、歯並びや咬み合わせの治療が必要な状態(通常の矯正治療)に加えて、上下のアゴ、もしくは、上アゴまたは下アゴに著しい骨格的なズレ(骨のズレや変形)を伴っている患者さんには、アゴの手術も併用し正常な範囲への改善が必要となります。

また、指定医療機関で矯正治療を行う場合に健康保険が適応になります。

 

見た目の判断だけではありません。必ず、顎変形症治療(保険適応)の専門的医療機関での診断が必要になります。

 

 

簡単に言うと・・・

①「診断・治療計画上、上下顎の骨格的不調和が顕著で、手術を併用した方が望ましい患者さん」 

②「診断・治療計画上、上下顎の位置が正常範囲内で、手術の必要がない(歯並び・咬み合わせだけが悪い)患者さん」

 

とに分かれるわけです。

その上で、本当は手術が望ましい、「診断・治療計画上、上下顎の骨格的不調和が顕著で、手術を併用した方が望ましい患者さん」 の中で、手術をするか迷う患者さんもいらっしゃるかと思います。

 

そこで「手術した方が良いか?しない方が良いか?」という疑問、質問が生まれてくるかと思います。

しかし、「手術併用が望ましい・・・・」という診断になった方は、根本的に骨格的なズレがあるわけですから、「手術をした方がいい」ということは変わりません。

 

 

しかし、その点(骨格的なズレはあるけども)を分かった上で、

(´;ω;`)ウッ…「手術までは大変そう」

「手術するほどまで気にしていない」

「そこまではしたくない」という・・・・(´;ω;`)ウッ…

 

患者さんの意向で「手術はしないで、矯正治療だけでできるところまで治す」という選択肢を選ぶ方もいらっしゃいます(通称:カムフラージュ治療ともいわれます)。

 

もちろん、この場合は骨格的ズレは治りません。時々、「最近では多用されるようになってきた矯正用アンカースクリュー(矯正用インプラント)を使用すると以前では、外科手術(外科矯正)になったケースも手術なしで、治療できるようになった」

などという記事を目にすることがありますが、「矯正用アンカースクリュー」を使用しても骨格のズレはな治りません。

 

手術併用が望ましい(骨格的ズレが著しい)患者さんが、手術なしで矯正治療を行う場合、あるところまでの仕上がり、治療効果だったのが、矯正用アンカースクリューを併用すると以前の治療効果よりは、より良い仕上がり、効果が得られたということが正しいと思います。手術なしで出来るところまで!ということになります。

いずれにせよ、ご自身がどの程度のズレ(骨格的?歯並び?アゴの関節?咬み合わせ?など)があって、どこまでの改善を望みたいか?納得してか治療を受けていただきたいと思います。

 

当院は、自立支援医療指定医療機関です。外科矯正治療(手術)が必要な場合や骨格の不調はなどを含めて、診査、診断を行っております。

 

村田歯科医院 / 村田歯科 横浜矯正歯科センター 村田正人

 

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謹賀新年 ☆明けましておめでとうございます☆

🎍新年あけましておめでとうございます🎍

 

本年もどうぞ宜しくお願い致します

皆様、年末年始はいかがお過ごしでしょうか?

 

<年始診療お知らせ>

年末年始の長期休暇中に矯正装置などの不具合はございませんか?

一般歯科、矯正歯科ともに、年始は 1月6日(月)より通常診療となります。

 

また、6日(月)より医院業務開始となりますので、

ホームページからWebにて、初診相談のご予約の方は、3、4日程度の余裕をもった

日時での予約希望をお願い致します。

 

年末年始の長期休診中、当院ご利用の患者さまには、大変ご迷惑をおかけいたしました。

本年もどうぞよろしくお願い致します。

村田歯科医院/

村田歯科 横浜矯正歯科センター

スタッフ一同

 

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年末年始 診療日程のお知らせ(2024~2025年)

横浜駅前 きた西口より徒歩1分

村田歯科医院/村田歯科 横浜矯正歯科センター です。

夏が長かった今年ではありますが、だいぶ、気温も下がってきました。

マイコプラズマ、インフルエンザや新型コロナなど、まだまだ、予防策は手を抜けませんね。皆様も気を付けてお過ごしくっださい。来院の際は、是非、マスクの着用をお忘れなく、お願い致します。

早いものでもう年末です。

年末年始の休診日をお知らせいたします。

<年末年始休診のお知らせ>

2024年12月29日(日) ~ 2025年1月5日(日)

まで 年末年始休診日とさせて頂きます。

 

なお、12月診療を実施する最終週(22日~の週)は一部変則的な診療日程となります。詳細は以下にお知らせします。

(臨時休診・臨時診療のお知らせ)

12月25日(水)

一般歯科:臨時休診日
矯正歯科:通常休診日

 

12月28日(土)(最終受付17:00)

一般歯科:臨時診療日

矯正歯科:通常診療日 

 

となります。

診療最終週は、一般歯科と矯正歯科が共に水曜日がお休みで、土曜日を診療実施日となります。

お間違いのないよう宜しくお願い致します。

 

また、年始は、一般歯科・矯正歯科、共に1月6日(月)より通常診療となります。

 

数日間休診になりますので、連休の直前では処置内容が限られてしまう場合があります。

 

矯正歯科診療では、治療期間中の装置の脱離や不具合が起こることが多々あります。

「装置が外れた」

「ワイヤーが刺さる」など

 

一般歯科では

「歯ぐきが腫れた、痛い」

「なんとなく気になる」

「食事をすると歯がしみる」

 

など、 痛みや気になど症状がある場合は、お早目のご連絡☎をお願いいたします。

 

また、年末年始は特に混み合う事が予想されます。

お待たせするなどご迷惑をお掛けする場合がございますが、

 

何卒、ご理解、ご協力の程を宜しくお願い致します

 

当院ご利用の患者さまには、大変ご迷惑をおかけいたしまして申し訳ございません。

 

年始の医院へのご連絡は、1月6日(月)よりお願い致します。

 

ご迷惑をお掛け致しますが、何卒、ご理解、ご協力の程を宜しくお願い致します。

 

 

 

村田歯科医院/ 村田歯科  横浜矯正歯科センター
スタッフ一同

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日本矯正歯科学会 学術大会に参加

 

横浜駅前  村田歯科医院(村田歯科 横浜矯正歯科センターです。

 

先日は、第83回日本矯正歯科学会学術大会 (横浜大会) 参加いたしました。

 

今年は、地元横浜ということもあり、矯正ドクター、歯科衛生士ともに研鑽を積む良い機会であったため矯正スタッフ全員で参加させていただきました。

大会当時の10月30日、31日を休診とさせていただき、皆様にはご迷惑をおかけいたしました。

 

また、患者様には、日頃から当院の医療活動にご協力いただき、誠にありがとうございました。

当日は、あいにくの雨模様でしたが、徐々に天候も回復し、比較的晴天に恵まれた日程となりました。

 

 

コロナから明けて、すっかり矯正材料の商社ブースや学会講演なども元通りになり、活気のある大会でした。

大学医局の先輩、後輩、学会関連でご一緒している先生方と多くの情報交換ができました。

 

非常に有意義な学会参加となり、毎年思うことですが、新たな刺激になりました。

 

また、新たな専門医制度が開始となり、新たな目標ができました。

 

これからも生涯研修という気持ちを忘れずに日々精進していきたいと思います。今後ともどうぞよろしくお願いします。

 

村田歯科医院/村田歯科 横浜矯正歯科センター

村田正人

 

 

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臨時休診・臨時診療 お知らせ

横浜駅前(徒歩1分)にある村田歯科医院/村田歯科 横浜矯正歯科センターです。

日頃より、当院に医療活動にご協力頂き誠にありがとうございます。

 

臨時休診および臨時診療のお知らせです。

 

<臨時休診>

9月28日(土)を研修・学会参加の都合により臨時休診とさせていただきます。

<臨時診療>

11月23日(土)

祝日は通常、休診日ではありますが、臨時診療を実施します

(午前9:00~12:30 診療実施)

 

当院ご利用の患者様には、大変、ご迷惑、ご不便をお掛け致しますが、

何卒、ご理解、ご協力の程をよろしくお願い致します。

村田歯科医院/村田歯科 横浜矯正歯科センター

スタッフ一同

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