カテゴリ: 矯正装置・治療法
村田歯科 横浜矯正歯科センター Blog

矯正 抜歯 便宜抜歯 

こんにちは、「村田歯科医院/村田歯科 横浜矯正歯科センター」です。

当院は自立支援(育成・更生)医療の指定医療機関です。

当施設は横浜駅から一番近い矯正歯科専門の施設です。横浜駅 きた西口徒歩30秒 西口徒歩1分 また、横浜駅東口からも駅の東京寄り「きた通路」を通るとすぐの村田歯科医院内にあります。舌側(裏側)矯正、マウスピース矯正や顎変形症(保険適応の矯正)などより専門的な矯正歯科治療にも取り組んでおります(矯正専門医常勤)。

 

矯正歯科治療では、小臼歯(前から4番目もしくは5番目)を上下左右(計4本)抜歯して、スペースを獲得し、歯並びを整えることがあります。

 

さらに、親知らずの抜歯を加えると8本抜歯しないとキチンと治らないケースがあります。「えっ、8本も抜歯したら、歯が無くなってしまう・・・・」

 

8本抜歯をしなくてはならないと言われたら、ちょっと面食らってしまうし、不安になりますよね。

(まー、親知らずに関しては、矯正をする、しない、に関わらず色々な弊害を及ぼす可能性が高いため、抜いてしまうことが多い歯ですので、原則「便宜抜歯」としてはカウントされません。)

 

 

永久歯の抜歯は経験がない人がほとんどなので、怖くて歯列矯正に対するモチベーションが下がってしまうかも知れません。極端な方は、矯正治療自体を断念するかたもいらっしゃるかもしれません。

 

まー、歯科医側も患者様側も、誰も歯を抜きたくない気持ちは同じです。

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しかし、本来は「便宜抜歯をする矯正」「便宜抜歯をしない矯正」が争点ではありません。「便宜抜歯」は、矯正歯科医の正しい診断のもと、歯並びや噛み合わせを今よりも良い状態にするための一つの手段です。

 顎の検査

 

 

もちろん、ケースによって違いますし、場合によっては、抜歯をせずアーチを広げて(拡大)並べるのが正しい場合もあります。また、奥歯を後ろに移動させることが可能な場合もあります。

 

正しく綺麗な歯並びになるための治療法として、どれも間違った治療ではありません。

 レントゲン

正しい診断のもとに選択された治療法が大切です。

 

 

 

なお、当院で、一般歯科の「かかりつけ医」のない場合は、併設の一般歯科で抜歯が可能ですので。迅速な対応が可能です。

顎の骨

 

 

村田歯科医院/村田歯科 横浜矯正歯科センター  村田正人

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大人の矯正 マウスピース矯正 シニア矯正 インビザライン

こんにちは、「村田歯科医院/村田歯科 横浜矯正歯科センター」です。

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当施設は横浜駅から一番近い矯正歯科専門の施設です。横浜駅 きた西口徒歩30秒 西口徒歩1分 また、横浜駅東口からも駅の東京寄り「きた通路」を通るとすぐの村田歯科医院内にあります。舌側(裏側)矯正、マウスピース矯正や顎変形症(保険適応の矯正)などより専門的な矯正歯科治療にも取り組んでおります(矯正専門医常勤)。

 

 

皆さん個人差はあるかと思いますが、10代~30代前半くらいまでは、歯並びの見た目や笑ったとき、お口を閉じたときお口の状態を気にして治療を受ける方も多いように思います。b-onegai02.gif

 

また、その反面、年齢を重ねると共に、歯並びの審美性はもちろんのこと、歯周病予防という観点から、歯並びを整え健康的な咬み合わせを得るために矯正治療を希望する方々が増えてきているよう思います。icon_biggrin.gif

 

 

しかしながら、年齢が上がれば上がるほど・・・・・・

 

矯正治療に関する固定観念?イメージ?から・・・・・

 

「矯正なんて今さら、恥ずかしい」とかicon_sad.gif

 

「大人になってから歯並びきれいにしても・・・・・」icon_confused.gif などと・・・・・・

 

自他ともに見える矯正装置に抵抗が強くなっている話をよく耳にします。

 

歯の健康、または、美容のために、お口の環境をより良くしたい気持ちは、いくつになっても変わらないと思いますし、恥ずかしがることはないと思いますが・・・・・

(これは、矯正歯科医としての意見が強いでしょうか・・・・bye03.gif汗)

 

 

確かに一昔前は、それこそ40代や50代で矯正治療を受けている人はあまり居なかったように思います、やはり今更、恥ずかしいと感じる方もいらっしゃるようです。b-gaaan.gif

 

しかし、最近はだいぶ、40代以上の年齢から矯正治療を始めるかたもだいぶ増えてきました。私の臨床経験上では、治療開始年齢が 最高76歳から始めたという方がいらっしゃいます。

造語ですが、 「シニア矯正」なんて言葉も出てきていますb-hare.gif

 

 

もちろん、その方は結果良好で治療を終了しました。現在は、歯周病予防も含めて半年に1回ていどの定期検診で、お元気に通院されています。b-ganba.gif

 

また、矯正治療の装置や治療法も多様化し、より快適に治療受けることが可能になってきました。

 

ギラギラした銀の矯正器具に抵抗がある方も多いと思います。白い装置でも前歯につけるにはちょっと抵抗がある方もいらっしゃるかもしれません。

 

かといって、裏側につける「見えない矯正器具(舌側矯正)」では、いまいち、歯磨きに自信がないな~!!

 

そういった方に、最適とも言える装置がインビザラインと言う矯正装置です。

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近年、使用する人が増えているマウスピース矯正装置です透明でほとんど目立たない上に、簡単に取り外しが可能ですので、人目が気になりません。

 

 

歯磨きも今まで通りですし、虫歯や歯周病のリスクも上がりません。

 

 

kira01.gifこれだったら、と言うことでインビザラインの矯正治療を始められる方が最近とても増えています。kira01.gif

インビザライン

ただし、取り外し式です。使用時間や適応するケースを間違っては治りません。やはり、正しいすかい方が重要になります。

 

きちんと適した診断と正しいケースでの適用が大切です。kaeru.gifbook.gif

 

気になる方は、年齢に関係なくお気軽にご相談下さい。kaeru08.gif

 

 

村田歯科医院/村田歯科 横浜矯正歯科センター  村田正人

 

 

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裏側(舌側)矯正 装置の特徴

こんにちは、横浜駅から一番近い矯正歯科専門の施設です。横浜駅 きた西口徒歩30秒 西口徒歩1分  また、横浜駅東口からも駅の東京寄り「きた通路」を通るとすぐの村田歯科医院にある矯正歯科専門の「村田歯科 横浜矯正歯科センター」では、矯正専門医による舌側矯正、マウスピース矯正や顎変形症(保険の矯正)などより専門的な矯正歯科治療にも取り組んでおります(矯正専門医常勤)。矯正専門外来は土曜日も診療を実施しております。 同施設内には、一般歯科も併設しており、一般の虫歯治療、詰め物・かぶせ物(ブリッジやクラウン)、抜歯などの口腔外科処置、小児歯科処置や歯周病治療なども併設の施設で受けることが出来ます。

 

先日、ご相談を受けた内容で・・・・・・

 

「裏側(舌側)矯正って、ザックリいうとどんな装置ですか?」とご相談を受けましたb-onegai02.gif

 

そこであらためて「裏側(舌側)矯正装置について」です・・・・(まー色々なところで書いてあるとは思いますが・・・)

 

 

 

リンガル

舌側矯正は、ご友人や周囲の人に気づかれずに矯正治療が出来る見た目にも配慮した装置です。kaeru08.gif

 

 

簡単に言えば、 表側の矯正治療を裏側にしたものですが、いろいろな点で表側の装置とは全く別ものの装置、治療法と思ってください。

 

 

患者様は表側の装置が裏についただけと感じるかもしれませんが、kaeru01.gifup.gif

 

 

利点 (表側の装置に比べて)

1.他人から見えにくい 2.舌の悪い癖が治りやすい

3.唾液の自浄作用(お口をきれいにする作用)が働きやすい

4.表に比べて歯を動かす時の痛みが少ない

 

 

欠点

1.やや発音に難あり、しゃべりづらい

2.歯磨きがしづらい

3.装置の製作にやや時間と手間がかかる

4.表側に比べるとやや高額になる

 

 

これらの欠点の打開策として、ハーフリンガルといって、 上顎は裏側、下顎のみ表側「から矯正装置をつけるという方法があります。

incognito

下の歯はあまり見えませんので人からあまりわからないことが多く、 さらに舌は上下裏側に付いているときに比べると動きは楽です。 b-ganba.gif
以上、ホントにざっくりでしたが、特徴を改めて書きました。

 

詳しくはお尋ねいただけるとよりわかりやすくご説明できるかと思いますbye03.gif

 

※ なお、手術併用矯正治療の患者様(顎変形症)は保険適応の ルールがあり、表側からの装置(見えにくい白や透明な装置は可能)が基本となりますので、舌側からの装置を希望されると矯正治療は自費扱いになり、手術も自費扱いになりますのでご注意ください。

 

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村田歯科医院村田歯科 横浜矯正歯科センター 村田正人

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顎変形症 装置 ブラケット 

こんにちは、横浜駅から一番近い矯正歯科専門の施設です。横浜駅 きた西口徒歩30秒 西口徒歩1分  また、横浜駅東口からも駅の東京寄り「きた通路」を通るとすぐの村田歯科医院にある矯正歯科専門の「村田歯科 横浜矯正歯科センター」では、矯正専門医による舌側矯正、マウスピース矯正や顎変形症(保険の矯正)などより専門的な矯正歯科治療にも取り組んでおります(矯正専門医常勤)。矯正専門外来は土曜日も診療を実施しております。 同施設内には、一般歯科も併設しており、一般の虫歯治療、詰め物・かぶせ物(ブリッジやクラウン)、抜歯などの口腔外科処置、小児歯科処置や歯周病治療なども併設の施設で受けることが出来ます。

 

 

最近、顎変形症(外科矯正治療)の相談にいらした患者様のなかで、裏側(舌側)矯正で、外科矯正治療を希望される患者様が時々いらっしゃいます。

 

結論から申し上げると・・・・・

 

裏側(舌側)矯正装置でも、顎変形症(外科矯正)の治療は可能ですkaeru01.gifup.gif

ただし、すべて健康保険が効きません、すべて自費診療となってしまいますga-n01.gif

 

健康保険が適応された顎変形症(外科矯正治療)の治療に用いる矯正装置(ブラケットやブレースといいます。以下「ブラケット」と称します。)は、原則、表側の装置を使用することになります

 

 

白色や透明な見えにくいブラケットの使用は、現在の健康保険制度上、何ら問題はありません。b-ganba.gif

フォトフレーム⑤

当院では、顎変形症(保険適応)の治療でも、すべてのケースにおいて前歯の部分は白色または透明なブラケットを用いて外科矯正治療をおこなっています。

 

 

外科矯正治療は、骨格やアゴのズレを手術によって、大きくかみ合わせを変化さ正しくさせる治療です。

 

やはり、手術の時や術前・後に操作性の良い装置を使用しなくてはなりません。また、咬み合わせの状態により、白や透明なブラケットもセラミック製や強化プラスチック製のクリアブラケットなど状況に応じ適切に使い分けを行っています。 kaeru08.gif

 

 

特にクリアブラケットは、治療中に歯と辺りこすれ合うことがあります。こんな時は、歯よりも柔らかい、もしくは同等な硬さを持つという点で、歯の方が削れることのない安全な材質です。

ワイヤー

 

健康保険が適応される治療や制度では、歯科に限らず、様々な医療分野において、治療上必要十分かつ最低限という基準で医用材料費用が設定されています。nurse.gif

 

 

矯正治療の場合でも、ブラケットは金属製が確実かつ必要十分という考え方です。

 

以前はセラミックや強化プラスチックといった白色や透明なブラケットでさえ、保険適応にはなりませんでした(現在はすべて可能です)。

 

国の定めた健康保険適応のルールといった制約のなかでは、現在は、舌側(裏側)矯正のブラケットや白いコーティングワイヤーの使用は、現実的にはなかなか困難な状況です。gomen01.gif

 

何卒、ご理解のほど、お願いいたします。

 

当院でも、何とか患者さんにとっても顎変形症(外科矯正治療)を受けやす医院をめざし、使用材料でも試行錯誤、研鑽を積んで努力してまいりたいと思っております。b-ganba.gif

 

村田歯科医院村田歯科 横浜矯正歯科センター 村田正人

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日本顎変形症学会 参加 

当院は、横浜駅から一番近い矯正歯科専門の施設です。横浜駅 きた西口徒歩30秒 西口徒歩1分  また、横浜駅東口からも駅の東京寄り「きた通路」を通るとすぐの村田歯科医院内にある矯正歯科専門の「村田歯科 横浜矯正歯科センター」では、矯正専門医による舌側矯正、マウスピース矯正や顎変形症(保険の矯正)などより専門的な矯正歯科治療にも取り組んでおります。

矯正専門外来は土曜日も診療を実施しております。 

 

また、同施設内には、一般歯科も併設しており、一般の虫歯治療、詰め物・かぶせ物(ブリッジやクラウン)、抜歯などの口腔外科処置、小児歯科処置や歯周病治療なども併設の施設で受けることが出来ます。

 

 

 

さて、先日、日本顎変形症学会総会・学術大会に参加させていただきました。

 

学会

大変、興味深い内容もたくさんあり、勉強になりました。そして、とても良い刺激になりました。

 

最近では、顎変形症の治療の適応範囲も拡大し、また、症状により様々な術式や技術の進歩、そして何より・・・・・・

 

ネット環境の普及により、 「顎変形症の治療」というものがある!!

 

header

という、情報の広がりや認知度の向上が良い影響をあたえているということも話題に上がっていました。

 

また、治療を受ける症状としては・・・・・

以前は、下顎前突症(受口)がダントツに多かったように思いますが・・・・・

 

 

近年では、下顎前突症(受口)についで、開咬症(前歯が咬み合わない)や顎偏位(顎が左右どちらかに曲がっている)など、様々な症状で適応となってきているそうです。

 

私自身もこれから、多様化していく顎変形症の治療に対し、日々精進、研鑽を積んでいきたいと思います。

学 会

 

村田歯科医院村田歯科 横浜矯正歯科センター  村田正人

 

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非抜歯矯正 抜歯矯正 どちらがよいの? って?

当院は、横浜駅から一番近い矯正歯科専門の施設です。横浜駅 きた西口徒歩30秒 西口徒歩1分  また、横浜駅東口からも駅の東京寄り「きた通路」を通るとすぐの村田歯科医院内にある矯正歯科専門の「村田歯科 横浜矯正歯科センター」では、矯正専門医による舌側矯正、マウスピース矯正や顎変形症(保険の矯正)などより専門的な矯正歯科治療にも取り組んでおります(矯正専門医常勤)。矯正専門外来は土曜日も診療を実施しております。 同施設内には、一般歯科も併設しており、一般の虫歯治療、詰め物・かぶせ物(ブリッジやクラウン)、抜歯などの口腔外科処置、小児歯科処置や歯周病治療なども併設の施設で受けることが出来ます。

 

時々・・・

「抜歯矯正と非抜歯矯正 どちらが良いのですか?」

というご質問を受ける事があります・・・・・b-orooro.gif

 

 

 

矯正治療では、 「便宜抜歯」といって、正しい噛み合わせや歯並びを獲得するために、便宜的に抜歯をして歯の本数を減らす場合があります。

 

 

「抜歯矯正 と 非抜歯矯正 どちらがよいの?」 

 

なんて記事やサイトの質問を目にすることがあります?

 

抜歯か?非抜歯か?とうこの争点自体が間違っています。 kaeru01.gif

 

 

 もちろん抜歯をしなくて済むならそれに越した事はありません。

 

これは患者さん側も担当医側も当然思うことです・・・・・・

 

ですが、患者さんの歯ならびの状態、年齢、治療開始時期、選択できる治療法など症状はさまざまです。

 

 

今の状態よりも良くするために、ある患者さんは「抜歯をする場合」もありますし、ある患者さんは「抜歯をしなくて歯ならびのアーチを広げて済む場合」やある患者さんは「歯を奥歯に移動してすむ場合」もあります。

 

やはり、今の状態よりも良くするために診断の元に抜歯か非抜歯かを選択しますb-hare.gif

 

 

ですから、 「抜歯」は治療上必要な手法、1つの手段です

 

 

ケースによっては、アゴのアーチを広げて(拡大)並べるのが最適な場合もあります。一方、拡大をすると口元がでたり、口が閉じにくくなる場合などは、抜歯をする手段の選択します。

また、成長期の前か後かなど、矯正治療を開始ずる時期(年齢)によっても、手段は異なることがあります。

 

 

ですから、「何でも歯を抜かないで治せる矯正」など偏った治療法は・・・・

 

「う~んga-n01.gif」です!!・・・・・gomen01.gif

 

 

 

 

 

ただ歯ならびだけを広げて、並べて!「ハイ、非抜歯で並びました」

 

その結果、噛まない!口が閉じれない!アゴの位置が悪い!などで抜歯に移行!ってことだったら、「デメリット」ばかりな治療計画だと思います。ga-n01.gif

 

抜かず正しい矯正治療で治せるのなら、抜きたくないのは患者さん誰もが思うことだと思いますが、やはり正しい診断と治療法の選択が大切です。

 

 

 

矯正治療は、咬み合わせや歯並びを綺麗に治療するのは当たり前のことです。icon_lol.gif

 

歯並びを並べる!という事だけが、矯正治療ではありません。

 

その治療の仕方が、患者さんのケースごとに、ちゃんとした診断の下、方法や装置がしっかり合ってるか?

それがとても大切なことなんです。

 

 

なんども言いますが、「歯を抜く矯正」「歯を抜かない矯正」ということが争点ではなく!kaeru01.gifbook.gif

 

 

患者さんごとに!正しい診断のものに!選択された治療方針、治療法が一番良いということなんです。

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レントゲン

 

 

村田歯科医院村田歯科 横浜矯正歯科センター  村田正人

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金属アレルギー 矯正歯科

当院は、横浜市西区にある横浜駅からすぐの矯正歯科専門の施設です(横浜駅 きた西口徒歩30秒 西口徒歩1分  東口徒歩2分)。 村田歯科医院内にある矯正歯科専門の「村田歯科 横浜矯正歯科センター」では、矯正専門医による舌側矯正、マウスピース矯正や顎変形症(保険の矯正)など幅広い専門的な矯正歯科治療にも取り組んでおります。 同施設内には、一般歯科も併設しており、一般の虫歯治療、詰め物・かぶせ物(ブリッジやクラウン)、抜歯などの口腔外科処置、小児歯科処置や歯周病治療なども併設の施設で受けることが出来ます。

 

だいぶ熱くなってきました。今年も始まったと思ったら、もう「夏」の到来ですね。個人的にですが、私は「熱い夏」が一番好きです(「暑い」ではなく、あえて「熱い」にしてみました、なんとなく・・・・b-ganba.gif)。

夏

 

そんな汗をかく時期に、時々、ご相談をうけることが多いのアレルギーについてです。確かに汗をかくと皮膚にできものや炎症が出やすいからなのかもしれません。

 

 

そこで今回は、矯正歯科(歯科一般)でかかわることのある「金属アレルギー」についてです。b-onegai02.gif

 

最近はアレルギー性鼻炎の代表である「花粉症」をはじめとして、「シックハウス症候群」「ダニアレルギー」、古くからは「卵アレルギー」などなど、現代人はアレルギーを持つ人が増えています。

 

 

アレルギーとは、身のまわりにある物質(スギ花粉、ダニ、卵黄など)に過敏に反応して、かゆみ、腫れ、炎症などを起こす病気のことをいいます。

 

そのなかでも、皮膚炎や粘膜の病気の原因の1つとしての金属アレルギーは、特定の金属に過敏反応を起こしてかゆみや湿疹をひき起こすもので、普段身に着けている時計やアクセサリーなどのアレルギーがあります。

夏2

歯科の治療で使用された口の中の金属アレルギーは数十年を経てして突然発症することもあり、すぐに症状が現れるとはかぎりません。

 

アレルギーの原因となる金属では、ニッケル、クロム、コバルト、水銀の頻度が高く、またアルミニウム、亜鉛、パラジウム、ロジウム、なども原因になりやすいものです。nurse.gif

 

矯正歯科で用いられる金属材料には、ブラケット(ブレース)、ワイヤー、バンドなどがあり、ニッケル、クロムを含んでいます。

ワイヤー

 

多かれ少なかれ金属アレルギーの体質がないか?と心配な患者さんは、まず皮膚科にて、金属パッチテストを受けて自分がどの金属元素にアレルギーを持っているのか確かめることが大切です。b-onegai.gif

 

ただし、皮膚科のパッチテストはきちんとしたスケジュールを数日組んで行うため普段多忙でなかなかスケジュールが組みにくい方も多いかと思います。心配しすぎないためにも日ごろ、金属類(ネックレス、ピアスや時計など)が触れる周囲の皮膚の変化によく注意してみてください。意外となんでもないが多いのも事実です

 

 

もし金属アレルギーと診断された場合は、その診断結果により、今後の歯科治療で使用できる金属がわかるので、歯科治療や矯正歯科治療を受けるさいにに申告してください。b-gaaan.gif

その際は、診断結果の一覧表をお持ちいただくと良いかと思いますkaeru01.gifkira01.gif

 

 

でも心配しないでください、金属アレルギーでも矯正歯科治療を受けることはできます。bye03.gif

 

当院では、矯正歯科の治療を行う場合、金属アレルギーの患者様への金属アレルギー対策としては、

  • ワイヤーをニッケルやクロムを含まない特殊なワイヤーを使用する。
  • 奥歯のバンドは使用せず接着性のチタン製チューブを使用する。
  • 歯に接着する金属(ブラケット)はセラミック製、プラスチック製、チタン製などを使用する。
  • 歯列不正が軽度な場合は、金属を全く使用しないマウスピース型の矯正装置の選択肢もあります。

 

などの対策をとっています。実際、このような対策で重度の金属アレルギーをお持ちの患者様も矯正治療を無事に終えている方々もたくさんいらっしゃいます。

気になる方は、一度ご相談ください。nurse.gif

夏3

 

これから暑い季節になりますが、熱中症などにも気をつけてくださいね

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村田歯科医院/村田歯科 横浜矯正歯科センター 村田正人

 

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インビザライン マウスピース矯正 注意点 

 

当院は、横浜市西区にある横浜駅からすぐの矯正歯科専門の施設です(横浜駅 きた西口徒歩30秒 西口徒歩1分  東口徒歩2分)。 村田歯科医院内にある矯正歯科専門の「村田歯科 横浜矯正歯科センター」では、矯正専門医による舌側矯正、マウスピース矯正や顎変形症(保険の矯正)など幅広い専門的な矯正歯科治療にも取り組んでおります。 同施設内には、一般歯科も併設しており、一般の虫歯治療、詰め物・かぶせ物(ブリッジやクラウン)、抜歯などの口腔外科処置、小児歯科処置や歯周病治療なども併設の施設で受けることが出来ます。

 

なんでも万能な装置はありません。装置にも向き不向き、得意不得意があります。ネット広告などでは利点ばかりで、その欠点や使用方法などが詳しく載っていないものも溢れています。

 

そこで、今回は矯正装置の1つである、近年広がってきた、 「インビザライン」を代表とする「マウスピース型矯正装置」についてです・・・。

 

「マウスピース矯正」というように「矯正法」の1つのように言われている記事もありますが、正確には「マウスピース型矯正装置」です。矯正装置の中の1つと位置づけられています。

 

その最大の特徴は、ブラケット(ブレース)と呼ばれる矯正器具を歯に装着せずに歯をうごかせることです。その代わりにアライナーと呼ばれる取り外し式の透明なマウスピース型の装置を使用します。

セラミック

 

固定式の矯正装置を装着しないので、食事や歯みがきに影響なく歯列矯正できることが最大のメリットです。従来は、矯正治療で精密に歯を動かすには、ブラケットとアーチワイヤーが不可欠でしたが、かなり広範囲の歯列矯正がマウスピース型の矯正装置で可能になってきました。

 

 

マウスピース型の矯正装置で歯を動かす治療自体は、従来から行われており、決して新しいものではありません。実際に従来からあるものや新しいタイプのものまで、様々な方法や材料を屈指した矯正治療システムも多数登場しています。

マウスピース型

 

なぜここ最近で、マウスピース型矯正装置が注目されてきたかというと、やはりコンピューターの普及やテクノロジーの向上によるものが大きいと思います。

CAD/CAM技術という高度な技術で3次元的に歯の動きを計算して設計がが可能になったということ、また、色々な「アタッチメント」とよばれる付加装置を併用できるようになったという点が、マウスピース型矯正装置の機能向上に貢献したとうことが理由となっています。

 

 

しかし、前にも言ったように、どんなに機能が向上しても、使用法や使用可能なケースを間違ってしまえば治りません。

 

そこで、まず使用に際しての、<注意点>です・・・・・

 

<注意点>

マウスピース型矯正では、アライナーを毎日20時間以上装着する必要があります。(←これが非常に重要です)kaeru01.gif就寝時の夜間だけ使用すれば良いと思っている方も多いようですが、実は夜だけでは治りませんし、製作担当のテクノロジー会社も1日20時間以上を推奨しています。

 

使用不足により予定どおりの歯の移動が得られないとアライナーと歯並びがあわなくなり、治療が進行しなくなってしまいます。
このようなことがあると、治療期間の長期化だけでなく、アライナーの再設計、追加製作などが必要になる場合もあり、状況によって患者さまに追加の費用がかかる場合もでてきます。

 

手軽だからとすぐに飛びつかないで、きちんと使用ができるか?

 

ご自身のライフスタイルの中で、装置の装着時間、管理、継続ができるかどうかを、事前によくご相談、ご検討していただいてから選択することをおすすめします。

 

 

次に<治療可能な範囲>についてです・・・・・

やはり、治療可能なケースと治療不可能なケースがあります。

 

マウスピース型矯正装置で単独治療が可能なケースは・・・

  • でこぼこが、前歯だけなど軽度の場合
  • 上下のアゴで骨格的なズレが軽度な場合
  • 奥歯のかみあわせの前後的なずれが少ない場合
  • 前歯や奥歯で上下の垂直的なずれ(開咬・過蓋咬合)がない不正咬合
  • 個々の歯で回転(捻転)が少ない場合

などが適しています。

 

複雑な治療を要する場合では、歯の裏側に一時的なブラケットを装着して、短期的に使用するなどの工夫が必要になる場合もあります。

 

歯ならびの状態や治療のながれ等によってはマウスピース型矯正装置よりも、歯の裏側につける舌側矯正(裏側の矯正)での治療が適する場合も多々あります。

 

正しい診断、治療計画の立案のもとに、患者さまのご希望をお伺いしたうえで、正しい治療方法についてのご説明や治療法の選択肢を提案しています。

 

何よりも患者さんのケースにあった治療法が最良の治療法です。bye03.gifkira01.gif

 

 

 

横浜駅から一番近い矯正歯科専門の施設です。村田歯科医院内にある矯正歯科専門の「村田歯科 横浜矯正歯科センター」では、矯正専門医による舌側矯正や顎変形症(保険の矯正)などより専門的な矯正歯科治療にも取り組んでおります。

村田歯科医院村田歯科 横浜矯正歯科センター  村田正人

 

 

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矯正歯科 セラミック矯正 インプラント 正しい情報

当院は、横浜市西区にある横浜駅(きた西口徒歩30秒、西口徒歩1分)から一番近い矯正歯科専門の施設です。 村田歯科医院内にある矯正歯科専門の「村田歯科 横浜矯正歯科センター」では、矯正専門医による舌側矯正、マウスピース矯正や顎変形症(保険の矯正)などより専門的な矯正歯科治療にも取り組んでおります(矯正専門医常勤)。矯正専門外来は土曜日も診療を実施しております。 同施設内には、一般歯科も併設しており、一般歯科治療をはじめとし、抜歯などの口腔外科処置、小児歯科処置や歯周病治療なども併設の施設で受けることが出来ます。

 

先日の患者さんからのご質問で・・・・・・・・

「私の歯並びは、ワイヤーの矯正、セラミック矯正、インプラントのどの方法で矯正するのが一番良いですか?」

との質問をいただきましたga-n01.gif

 

むむむ・・・・・ん?

 

やはり、最近のネット社会により、患者さんとしては、色々紛らわしい情報などで、歯列矯正(矯正歯科)治療に対する正しい情報が伝わってない、もしくは、混同してしまっているようです。

以前にも記事にしましたが、ここでもう一度「歯列矯正(矯正歯科)治療」についてです」

 

今回の患者さんのご質問のなかに、本来、どっちが良いのか比較すべきではない言葉があります。

 

「矯正治療とインプラントのどっちが良いの?」 ←比較するのは間違い

 

「歯列矯正」は本来、自分の歯を時間をかけて(骨と歯の代謝を利用して)、自分の歯をきちんと並べて、「歯ならび」「かみ合わせ」を正しく綺麗にする治療です。矯正器具をつけたり、少々治療期間はかかりますが、自分の健康な歯をそのままキレイにできます。

 

一方・・・・・b-orooro.gif

 

「インプラント」は、歯を失ってしまった場合に、人工の歯(人工歯根)として、チタン製などのネジを骨に植えて、被せ物をつくり、失った歯の部分を補填する治療です。

 

kaeru02.gif根本的に治療する内容が違います。kaeru04.gif

 

「インプラント矯正」という言葉がありますが、これは「矯正用アンカースクリュー(正式名称)」という、最新の矯正歯科治療の専用器具を利用した場合の歯列矯正の俗称です。ですから、これは通常の歯列矯正のことです。

 

そして、もうひとつ!!「セラミック矯正」 といわれるものです。

やはり、これも俗称で・・・・・・・

 

「オールセラミック矯正法」とか「クイック矯正」とか「セラミックによる矯正治療」とか色々な呼び名が使われ、矯正歯科治療のような表現をしている広告やサイトを目にすると思います。ものは言いようですね・・・・・gomen01.gif

しかし!

kaeru04.gif「セラミック矯正は、本来の矯正歯科治療ではありません」kaeru04.gif

 

最近では、「審美歯科(美容歯科)治療」と言われることも多いですが、「補綴治療」と言って、虫歯や歯周病になり、歯が欠けたり、失ったりした時のおこなう、ブリッジや被せ物などをする一般歯科処置のひとつです。

 

これは、歯の軸や向きは根本的には変えません!歯を削って、必要なら神経を取って、向きを変えた人工の心棒(コア)を立てて、頭の部分(セラミックなど)の向きを変えて、見た目をキレイにする治療です。

 

もし、本来の「矯正歯科治療」を検討しているなら、「セラミック矯正」というのは、全く違う施術法となります

 

時間や治療期間は早く、数回で終わることも多いですが、必ず自分の健康は歯を削る処置が必要になります。(←ポイントnurse.gif

当然、いくら精密なセラミック(差し歯)にしたとしても、かなず境目はできます。健康な自然の歯よりは虫歯のリスクもありますし、歯の状態によっては、長持ちしない場合もあります。

 

昔には、虫歯なども無いのに、美的改善を理由にこの「補綴治療」を行うことも少なかったようです。最近になって美的な改善を目的として行うことも行なわれるようになり「審美歯科」といわれるようになってきました。

 

もちろん、どの治療も・・・・・・・・

 

ケース バイ ケース です!!

 

実際、「歯ならび」を治すことをきぼうして、矯正歯科の初診相談で拝見した患者様のなかでも、最初から被せ者が多くて、歯の根もあまり良い状態ではなく、被せ者で治す(セラミック矯正と同じ)ほうが賢明であると判断した場合、矯正歯科ではなく、補綴処置をススメて一般歯科のほうに紹介した例もあります。

 

私が矯正歯科医だから・・・・・・nurse.gif

 

「歯ならびを治すのは矯正歯科(ワイヤーでの矯正)が一番だ!!」とか言っているわけではありません。kaeru01.gifup.gif

 

今回の患者さんのように情報が混同してしまうのは良くないと思いますし、患者さん自身も正しい選択が出来ないと思います。

 

やはり、本来のきちんと正しい情報提供ができる歯科医師でありたいと常日頃がら思っていますので、今回、こんな記事を書かせていただきました。b-onegai02.gif

ご参考にしてみてください。bye03.gif

 

横浜駅から一番近い矯正歯科専門の施設です。村田歯科医院内にある矯正歯科専門の「村田歯科 横浜矯正歯科センター」では、矯正専門医による舌側矯正や顎変形症(保険の矯正)などより専門的な矯正歯科治療にも取り組んでおります。

村田歯科医院村田歯科 横浜矯正歯科センター  村田正人

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抜歯矯正 非抜歯矯正 どちらが良いの?

当院は、横浜駅から一番近い矯正歯科専門の施設です。横浜駅 きた西口徒歩30秒 西口徒歩1分 また、横浜駅東口からも駅の東京寄り「きた通路」を通るとすぐの村田歯科医院内にある矯正歯科専門の「村田歯科 横浜矯正歯科センター」では、矯正専門医による舌側矯正、マウスピース矯正や顎変形症(保険の矯正)などより専門的な矯正歯科治療にも取り組んでおります(矯正専門医常勤)。矯正専門外来は土曜日も診療を実施しております。 同施設内には、一般歯科も併設しており、一般の虫歯治療、詰め物・かぶせ物(ブリッジやクラウン)、抜歯などの口腔外科処置、小児歯科処置や歯周病治療なども併設の施設で受けることが出来ます。

 

時々・・・

「抜歯矯正と非抜歯矯正 どちらが良いのですか?」

というご質問を受ける事があります・・・・・・ga-n01.gif 

 

患者さん側としては良い事、悪い事を含め様々な情報があふれていて、迷ったり誤った知識をもってしまうことも少なくないようです。

 

そこで今回は、矯正歯科における「抜歯」「非抜歯」についてです。

 

矯正治療では、 「便宜抜歯」といって、正しい噛み合わせや歯並びを獲得するために、便宜的に抜歯をして歯の本数を減らす場合があります。

 

 

抜歯矯正 VS 非抜歯矯正 

 

 

「VS 」という構図?言葉? これ自体が間違っています。 kaeru01.gif

 

もちろん抜歯をしなくて済むならそれに越した事はありません。

 

これは大前提の話として・・・・・・

 

矯正は治療です。

今の状態よりも良くするために、「抜歯をする場合」もありますし、「抜歯をしなくて済む場合」もあります。

 

やはり、正しい診断の元に抜歯か非抜歯かを選択しますb-hare.gifそれが一番です。

 

ですから、 「抜歯」は治療上必要な、1つの手段です

 

 

ケースによっては、アゴのアーチを広げて(拡大)並べるのが最適な場合もあります。

 

一方、拡大をすると口元がでたり、口が閉じにくくなる場合などは、抜歯をする手段の選択します。

 

また、成長期の前か後かなど、矯正治療を開始ずる時期(年齢)によっても、手段は異なることがあります。

 

 

その他では・・・・・

診断の結果、「抜歯ケース」か「非抜歯ケース」か?

「ボーダーラインのケース」

では、担当医の考え方にも多少差があると思います。

 

ある医院では、 「少し時間が掛かるかもしれないが、なるべく抜かないように頑張ってみよう!」

一方の医院では、 「抜いてからやった方が、安全だしなるべくシンプルに治療しましょう!」

 

 

という考え方の差はあるかと思います(ちなみに私個人としては前者の意見ですicon_surprised.gif)。

 

ただし、これは「ボーダーラインのケース」に限った事です。

 

前者も後者も治療として、どちらも「正解」と考えられる場合のみです。 nurse.gif

 

また、ボーダーラインケースで・・・・

 

「とりあえず、抜歯をせずにアーチを広げて、治療途中で再評価をしながら、必要性があるようなら抜歯をしましょう」というような進め方をする場合もあります。

 

このような計画は、一見、遠回りだったり、歯の負担がおおきくなったりと「デメリット」があるように思えますが・・・・果たしてそうでしょうか?

 

ただ、やみくもに歯並びのアーチを広げて、並べて

その結果、噛まない!口が閉じれない!アゴの位置が悪い!などで抜歯に移行!ってことだったら、「デメリット」ばかりな治療計画だと思います。ga-n01.gif

 

しかし、抜かず正しい矯正治療で治せるのなら、抜きたくないのは患者さん誰もが思うことだと思います。

 

特に成長期前~成長途中の場合は、ボーダーラインケースでも抜歯をしなくて済む場合も多々あります。

 

可能性があるならば、なるべく抜かずにやってみても良いケースなのかどうなのか?

 

その判断をするのが、矯正専門医としての力量や判断力だと思いますnurse.gifkira01.gif

 

 

実際、非抜歯でとりあえずやってみたい!と患者さんからの希望があっても、リスクや負担、治療結果などを考えてお断りする場合もあります。

 

正しい診断とは・・・・・

 

「セファログラム(頭のレントゲン)、パノラマ(お口の全体のレントゲン)、平行模型(お口全体の歯型)そして顔貌・口腔内写真(顔、口元や歯並びの写真記録)」

は、必須です。そして、100~200項目位の分析を行い診断・治療計画を立案しますicon_lol.gif

 

ただ、歯を並べる!という事だけが、矯正治療ではありません。

 

その治療の仕方が、患者さんのケースごとに、ちゃんとした診断の下、方法や装置がしっかり合ってるか?

それがとても大切なことなんです。

 

 

ですから・・・・・

「抜歯治療」か?「非抜歯治療」か?

治療として天秤にかける構図ではないと思っていますgomen01.gif

 

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