カテゴリ: 治療法
村田歯科 横浜矯正歯科センター Blog

矯正歯科 治療法 装置 について

当院は、横浜駅から一番近い矯正歯科専門の施設です。横浜駅 きた西口徒歩30秒 西口徒歩1分  また、横浜駅東口からも駅の東京寄り「きた通路」を通るとすぐの村田歯科医院内にある矯正歯科専門の「村田歯科 横浜矯正歯科センター」では、矯正専門医による舌側矯正、マウスピース矯正や顎変形症(保険の矯正)などより専門的な矯正歯科治療にも取り組んでおります(矯正専門医常勤)。矯正専門外来は土曜日も診療を実施しております。 同施設内には、一般歯科も併設しており、一般の虫歯治療、詰め物・かぶせ物(ブリッジやクラウン)、抜歯などの口腔外科処置、小児歯科処置や歯周病治療なども併設の施設で受けることが出来ます。

 

最近、色々な情報が、飛び交う時代です・・・・・・

ネット通販や検索も簡単になり、非常に便利になりました。

その反面、思うことがあります。

 

 時々、広告やネットで間違った情報や良いことばかり書いた情報が見受けられます。

私自身もネット今こうやってネットに情報を発信しているのですが、間違った情報や誤解を受けやすい情報にならないよう気をつけていますgomen01.gif

 

 

例えば、矯正歯科で言うなら・・・・・・

 

「全てのケースで歯を抜かずに治療できる!」 

「取り外し式だけで治療できる!」

「短期間の矯正で治る」

「通院が2,3回で終わる歯列矯正」

「装置を着けないで、取り外し式だけの矯正で治る」

 

などなど・・・・・・ga-n01.gif 

 

患者さん側としては良い事、悪い事を含め色々な情報があふれていて、どれが良いんだかわからなくなってしまうことも少なくないようです。

 

 矯正治療をしなくて済むならそれに越した事はないでしょうし、進んで装置を着けたいという方は少ないと思います・・・・

 

歯は抜かない方がいい!とか

装置をつけるのはイヤだから取り外しがいい!とか

費用は安く!簡単に終わる方がいい!!とか

治療は早く終わってほしい!とか

 

当然、思うと思います!!様々な理由や症状から、必要があるから、治療を受けるのだと思います。

 

より負担なく!より簡単に!正確に!治療できた方が良いに越した事はありません。kaeru01.gif

 マウスピース型

 

もちろん、正しく矯正治療に必要な診査・診断をして、その装置や治療法が合っていれば問題ないと思います。 icon_razz.gif

 

矯正治療では、歯並びや装置など目に見ええるものが多いです。ですから、診断の前に装置(固定式や取り外し式)や方法などそこの注目してしまいがちですが、やはり、矯正治療でも、きちんとした診査・診断を行なったうえで、装置を選んだり、方法や方針を決定し、治療を進めていくことが重要です。

床矯正(拡大装置)

 

 

わかりやすいかどうかはわかりませんが?私なりに内科に例えてみました。

 実際、患者さんにもこのようにお話することもあります。

 

 

矯正歯科での治療を比較的身近な「内科」でのことに例えてお話をしています・・・・・

 

 

「内 科」に何か病気(おなかが痛い!頭が痛い!など)で受診したとします。

症状や病名によって、お薬の量や種類は違います

治療期間もすぐ治る人も居れば、長引いて中々治らない人もいます

そして、重い症状の時、軽い症状の時、お薬の量も変化します。

時には、効果が薄かった場合は、薬の種類が変更になる場合もあります

体質によっては、薬で副作用が出る方もいらっしゃるでしょう。

 

 

それは・・・・・・

「矯正歯科」も同じです。

症状(噛めない!顎が曲がっている!など)によって、装置の種類や使い方が違います

そして、歯並び・噛み合わせの悪さによって、装置の使用時間・期間も変化します。

時には、患者さん自身の癖や使い方で装置の種類が変更になる場合もあります。

治療期間 すぐ治る人も居れば、長引いて中々治らない人もいます

 

やはり、正しい診断の元に装置の種類や治療法を選択するのが一番b-hare.gifです。

裏側矯正 or セラミック

そして、その中に自分の希望する装置や治療法の選択肢(提示)があれば選んで良いと思います。

 

 

きちんとした矯正治療における!

正しい診断とは・・・・・

 

「セファログラム(頭のレントゲン)、パノラマ(お口の全体のレントゲン)、平行模型(お口全体の歯型)そして顔貌・口腔内写真(顔、口元や歯並びの写真記録)」

は、必須です。そして、100~200項目位の分析を行い診断・治療計画を立案します。

 

これに加えて、必要に応じ、CT、顎運動機能診断や筋電図などを記録する場合があります。

 

矯正治療は、咬み合わせや歯並びを綺麗に治療するのは当たり前のことです。icon_lol.gif

 

歯並びを並べる!という事だけが、矯正治療ではありません。

 

その治療の仕方が、患者さんのケースごとに、ちゃんとした診断の下、方法や装置がしっかり合ってるか?

それがとても大切なことなんです。

 

お薬と同じで・・・・・

 

用法・用量はただしく!! 

 

だと思います。

 

 例えは、わかりやすかったでしょうか?ちょっとでも、矯正治療を正しく理解していただけると幸いですgomen01.gif

 

村田歯科 横浜矯正歯科センター  村田正人

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出っ歯 上顎前突 治療法 保険適応

当院は、横浜駅から一番近い矯正歯科専門の施設です。横浜駅 きた西口徒歩30秒 西口徒歩1分  また、横浜駅東口からも駅の東京寄り「きた通路」を通るとすぐの村田歯科医院内にある矯正歯科専門の「村田歯科 横浜矯正歯科センター」では、矯正専門医による舌側矯正、マウスピース矯正や顎変形症(保険の矯正)などより専門的な矯正歯科治療にも取り組んでおります(矯正専門医常勤)。矯正専門外来は土曜日も診療を実施しております。 同施設内には、一般歯科も併設しており、一般の虫歯治療、詰め物・かぶせ物(ブリッジやクラウン)、抜歯などの口腔外科処置、小児歯科処置や歯周病治療なども併設の施設で受けることが出来ます。

 

初診・相談にいらした患者さんの中で・・・・

「私、歯がかなり出ているのですが、治りますか?」

そんなご質問を受けました。

 

回答は・・・・・・・

 

「はい、治ります!」

「大切なのは治療法がご自身の症状にあっている方法を選ぶことです」

「きちんとした診断のもとに、状態にあった治し方をすれば、まず治ります」

私はそう答えました。

 

 

そこで、今回「出っ歯(上顎前突)の治療法」についてです。 

とくに、成人(永久歯になって)から始める場合についてです。

 

前歯が前方に突出している、いわゆる出っ歯のことを「上顎前突(じょうがくぜんとつ)」といいます。

 

見た目が気になるのはもちろんのことだと思いますが、その他に様々な弊害があります。

 

上下の唇がうまく閉じることができず、歯肉が乾燥して歯肉炎が生じたり、お口の中が乾燥して口臭の原因になったりします。
前歯を引っ込めて口元をスッキリさせるには、一時期TV番組でも多く取り上げられ、美容番組で流行った!

 

歯を削ってセラミックのかぶせ物で方向を修正する方法もありますが、第一選択としてはやはり、歯を削らないで治す矯正治療になると思います。

 

どんな良い被せ物をいれても、天然の歯に勝るものはありません。

 

 

ただし前歯を大きく内側(舌側)に引っ込めるには、歯を並べるスペースが足りませんので、状況によっては小臼歯と呼ばれる歯を抜歯する必要があるかも知れません。

 
前歯が前方に傾斜して唇が閉まらない典型的な例では、分析の結果、前歯を内側に移動させてキレイに並べるには歯の抜歯が必要と判断し、小臼歯を計4本抜歯する場合があります。icon_eek.gif

 
上顎前突でも骨格に異常があり(上アゴの骨が大きく前に出ている)、顎の骨ごと前方に突出している場合は、顎の骨を外科的に移動させる外科矯正が必要になります(保険適応)。bye03.gif

 
いずれにせよ、治療を成功させるには術前の的確な診断が重要です。b-ganba.gif

 

今一度、前歯で噛むということを意識してみてください。

 そして、気になるようであれば、一度、骨格も含め矯正の精密検査を受けてみてください。

色々なことがわかってくると思います。

 

 

村田歯科 横浜矯正歯科センター  村田正人

 

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インビザライン マウスピース型矯正装置

当院は、横浜駅から一番近い矯正歯科専門の施設です。横浜駅 きた西口徒歩30秒 西口徒歩1分  また、横浜駅東口からも駅の東京寄り「きた通路」を通るとすぐの村田歯科医院内にある矯正歯科専門の「村田歯科 横浜矯正歯科センター」では、矯正専門医による舌側矯正、マウスピース矯正や顎変形症(保険の矯正)などより専門的な矯正歯科治療にも取り組んでおります(矯正専門医常勤)。矯正専門外来は土曜日も診療を実施しております。 同施設内には、一般歯科も併設しており、一般の虫歯治療、詰め物・かぶせ物(ブリッジやクラウン)、抜歯などの口腔外科処置、小児歯科処置や歯周病治療なども併設の施設で受けることが出来ます。

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今回は、最近メディアなどで取り上げれることが多い

 

マウスピース型矯正装置」についてご紹介したいと思います。

 

 

歯科矯正というと装置の見た目が気になるという方も多くいらっしゃると思います。
そんなお悩みをお持ちの方は、裏側(舌側)矯正装置やマウスピース型矯正装置を選ぶ方が多くいらっしゃいます。

 

その中の装置の1つに「インビザライン」というマウスピース型矯正装置があります。

 

インビザラインの特徴として以下の事が挙げられます。
1. マウスピースが透明で目立たないため、営業職、接客業など人前に出る機会 が多い方でも安心してお使いいただけます。
2. 取り外しが可能なため、口腔内を健康に保つことができ、何でも食べることができます。
3. 治療開始から完了に至るまでの歯の移動を3次元で表した治療計画をパソコン上で確認することができます。
4. 金属製の装置を使わないので、金属アレルギーの心配もありません。

 

この矯正装置は、アライナーと呼ばれるマウスピースを2週間ごとに交換していきながら徐々に歯を移動させていきます。

 
1つのアライナーで0.025ミリ移動させていき、治療期間はケースにも良いr増すが、1~3年が目安になります。icon_razz.gif

 

もちろん・・・・・

歯並びに状態によってはインビザラインが不向きの場合もあります。

難しいケースには、裏側矯正装置とインビザラインのコンビネーションさせた方法

もあります。

 

矯正治療で悩まれている方は、ぜひ参考にして頂ければと思います。

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横浜駅から一番近い矯正歯科専門の施設です。矯正専門医による舌側矯正、マウスピース矯正や顎変形症(保険の矯正)などより専門的な矯正歯科治療に取り組んでおります。

村田歯科 横浜矯正歯科センター 村田正人

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アゴが引っ込んでいる オトガイ形成術 保険適応

 当院は、横浜駅から一番近い矯正歯科専門の施設です。横浜駅 きた西口徒歩30秒 西口徒歩1分  また、横浜駅東口からも駅の東京寄り「きた通路」を通るとすぐの村田歯科医院内にある矯正歯科専門の「村田歯科 横浜矯正歯科センター」では、矯正専門医による舌側矯正、マウスピース矯正や顎変形症(保険の矯正)などより専門的な矯正歯科治療にも取り組んでおります(矯正専門医常勤)。矯正専門外来は土曜日も診療を実施しております。 同施設内には、一般歯科も併設しており、一般の虫歯治療、詰め物・かぶせ物(ブリッジやクラウン)、抜歯などの口腔外科処置、小児歯科処置や歯周病治療なども併設の施設で受けることが出来ます。

 

先日、

「私、下アゴが引っ込み過ぎているんです!」・・・・

「そして、口を閉じるとアゴにシワがよるんです」・・・・・

 

そんな悩みをお持ちの患者さんがいらっしゃいました。

 

アゴの先の部分(以下「オトガイ」)があまり出て居ない状態です。

 

一見、アゴの先端というと、「美容整形ではないの?・・・・」って印象もあるかと思いますが・・・・

 

矯正歯科治療でも、骨格や歯並びに問題がある外科矯正手術適応(保険矯正)の場合にアゴの先の部分(オトガイ)の手術も行うことがあります

これを・・・・・

 

 「オトガイ形成術(genioplasty)」といいます。

そこで今回「オトガイ形成術」についてです。

 

美容整形外科の手術などでも耳にした事があるかたもいらっしゃると思います。

 

オトガイが出ている場合や、長い場合などに患者の希望があれば形成手術を行うことがあります。

 

外科矯正治療におけるオトガイ形成術は、下アゴ単独もしくは上下のアゴの移動術だけではオトガイ部の形態が十分に改善しない場合に行います。

 

では、どんな場合に行う手術なのでしょうか?

  1. オトガイが長い場合
    長い場合は真ん中部分を手術により抜いて、短くすると術式を取ります。
  2. 下あごが後ろに後退しすぎている場合
    オトガイ部を切って前方に移動させます。
  3. 主に正面から見て非対称が残っている場合
    左右どちらか横に動かします。

 

噛み合わせ(咬合)の改善を目的とする場合、オトガイ形成術の前に矯正・外科手術を行うことのほうが多いようです。

 

顎変形症で噛み合わせ(咬合)には問題がない場合、また、顎変形症が原因と考えられる睡眠時無呼吸の症状がある場合などには、オトガイ形成術を単独でおこなうこともあります。

 

オトガイ形成術は、審美的要素が強く、適応ケースであれば、施術するかしないかは患者さんの要望にも配慮できます。必要と判断すれば行ないます。また、この手術も保険が適用されます。

 

オトガイ形成術は、保険が適応される手術になっているので、認可・指定されている医療機関であれば自己負担は少なくてすみます。

 

オトガイ形成術で保険が適応される医療機関とは、育成更生医療指定機関と顎口腔機能診断施設になります。

 

ちなみに、当院も

 

指定自立支援医療機関(育成・更正医療機関) 

顎機能診断施設 

 

の指定を受けていますので、もちろん、保険が適応されます・・・・V(0。0)/

 

 

以前は保険の適応がされていなかったため、かなり高額な手術費用の負担がかかっていました。先天性疾患が原因にとなる外科矯正の場合は、認定されている医療機関での保険が適応されていましたが、矯正治療は自費診療となっていました。

 

しかし、最近では、認定された矯正専門の病院( 指定自立支援医療機関 ・ 顎機能診断施設 )や、限られ医療機関で保険の適応が受けられるようになりました。

 

オトガイ形成術を受けたくても、費用の面で悩んでいた方々は多くいるのではないでしょうか?

 

矯正治療での保険の適応範囲が広がり、だいぶオトガイ形成術を受けやすくなりました。

 

ただし、適応ケースや費用は個人によって差がでることもあるので確認する事が必要です

 

オトガイ形成術の費用は病院や診療科によっても違い、治療期間や方法、入院期間などによって変わってきます。ご注意ください。

 

完全に美容目的であり、保険診療を扱わない美容外科のクリニックなど、保険が適応されない医療機関でオトガイ形成術を行うと、100万円以上を負担する事もあります。

 

 ものすごく、ザックリ言うと ・・・・・・術式や稀な例外を除き・・・・

 

「保険が適応される指定疾患の矯正治療や外科矯正治療の一環として、行うオトガイ形成術」 は保険が適応されます。

 

「主訴や術式も含め、完全に美容目的である場合は、保険が適応されにくい」

 

ということです。

 

  矯正歯科治療の可能性や適応範囲もどんどん広がっています。

 

皆さんも、お一人で悩まず正しい情報を得るためにも、お気軽に矯正歯科の初診・相談を受けてみてください。 

 

☆疑問がスッキリ☆ 

 

お役に立てるかもかもしれません。

 

横浜駅から一番近い矯正歯科専門の施設です。「村田歯科 横浜矯正歯科センター」では、矯正専門医による舌側矯正、マウスピース矯正や顎変形症(保険の矯正)などより専門的な矯正歯科治療にも取り組んでおります。

 

村田歯科 横浜矯正歯科センター 村田正人

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こどもの矯正 第1期治療 必要性 -Part 1-

当院は、横浜駅から一番近い矯正歯科専門の施設です。横浜駅 きた西口徒歩30秒 西口徒歩1分  また、横浜駅東口からも駅の東京寄り「きた通路」を通るとすぐの村田歯科医院内にある矯正歯科専門の「村田歯科 横浜矯正歯科センター」では、矯正専門医による舌側矯正、マウスピース矯正や顎変形症(保険の矯正)などより専門的な矯正歯科治療にも取り組んでおります(矯正専門医常勤)。矯正専門外来は土曜日も診療を実施しております。 同施設内には、一般歯科も併設しており、一般の虫歯治療、詰め物・かぶせ物(ブリッジやクラウン)、抜歯などの口腔外科処置、小児歯科処置や歯周病治療なども併設の施設で受けることが出来ます。

 

先日患者さんから・・・・相談時に・・・・・・

「最近、矯正は早く始めるようですが、結局、永久歯になって全体に金具を着けた治療をやるようだし、早い時期の矯正は必要ないのではなのでしょうか?」

「結局、永久歯で並べるのだから、長くかからないし結果は同じなのではないのですか?」

 

といご質問を受けました。

その答えは・・・・「ズバリ」・・・・・・

 

「必要です!!」

(ただし、永久歯になってからも治らないという意味ではありません。)

 

幼児期 ~ 小児期 ~ 思春期・青年期 ~ 成人期

それぞれ、開始時期によって、手法・時期や期間などの差はありますが、矯正治療を進めるに当たって、もっとも有効的、理想的な治療を行うには・・・・・

「必要になる!!」

と思います。

 

 

そこで今回は、 「こどもの矯正(第1期治療)の必要性」 についてです(第1弾)。

 

当院の矯正治療では、初診相談時に「治療の流れ」という説明書をお配りしています。(←HP上でも説明しております。)

 

以前は、第1期治療の考え方はあまり普及しておらず、「矯正治療は永久歯になるまで待ちましょう!」と言われていたようです。

これには、理由があります。

永久歯がはえてくる時は、歯の根っこ(歯根)も形成されながらはえてきます。

もし、斜めにはえ始めたからといって、歯の根っこ(歯根)が形成が途中なのに、スグに歯を動かしてしまうと・・・・・・・・

 

歯の根っこ(歯根)が曲がってしまったり、短くなってしまい質の悪い歯となってしまう可能があるからです。w03.gif

 

ですから、以前は永久歯が交換するまで(=歯の根っこができるまで)

歯を動かすことは辞めましょうという認識になっていました。

 

とするとその時期は、小学校6年後半~中学1年くらいの時期ですよね。

 ところが、その時期に歯を正しく並べる上で大切なアゴの成長やバランスに目を向けてみると・・・・・

 

特に上顎では、個人差や男女差はありますが、成長のピークは過ぎ、そろそろ成長が終わってしまします(上顎の成長は8歳くらいから著しくなり11~12歳で終了)。

 

そうなると、やはり無理に歯並びのアーチを広げたり、バランスを変えたりする事が難しいケースが増えます。

広げるための装置を着けて治療をすれば、その時は綺麗に歯は並びます。しかし、ずっと矯正をしているわけではありませんし、長い目で見るとバランスが合っていなければ、安定せず歯は後戻りを生じ易くなります。ですから、歯列を広げる装置(拡大装置、拡大床)などを使用するときは、使用時期などを考慮した十分な診断が必要になります。bikkuri01.gif

なんでもかんでも、歯並びを広げて永久歯のはえるるスペースを確保すれば良いといわけではありません。

 

永久歯交換まで待つと、歯の根っこは安定しますが、お口の中のバランスが決まってきてしまい、永久歯を間引きして並べる(便宜抜歯)治療の可能性が高まるといえます。

 

逆に上顎の成長がはじまる7,8歳ころは、上下のバランスは柔軟です。この頃の歯列のバランスは、広げたり!下げたり!色々と良いバランスを誘導する事ができます。これが第1期治療の大きな目的です!

 

第1期治療により、良いバランスや広いアーチが誘導されると、それに伴い顎や顔面は、良好な成長発育が促されます。

 

結果、歯並びのスペース不足やかみ合わせの悪化が予防されるわけです。

 

もし、生えてきた永久歯が良くない方向を向いていて永久歯での治療が必要になっても、永久歯の抜歯(便宜抜歯)をすることなく、非抜歯で安定したキレイな歯並びが獲得できます。

 

以上のように・・・・・診断の結果!

今後予想される「歯並びのガタガタ」や「かみあわせの悪化」に対して、先手を打って、歯並びの悪化を予防するための矯正治療!icon_biggrin.gif

 

それが、 「こどもの矯正(第1期治療)」 といえます。

 

ですから、

早い時期から歯並びのガタガタが予想される場合や心配される場合は・・・

 

「第1期治療は必要です!!」

こんな理由から・・・・

お子さんの場合は、6~7歳前後での歯並びチェック(初診・相談)をオススメします。

 

村田歯科 横浜矯正歯科センター 村田正人

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クイック矯正 セラミック矯正 矯正歯科?

当院は、横浜駅から一番近い矯正歯科専門の施設です。横浜駅 きた西口徒歩30秒 西口徒歩1分  また、横浜駅東口からも駅の東京寄り「きた通路」を通るとすぐの村田歯科医院内にある矯正歯科専門の村田歯科 横浜矯正歯科センター」では、矯正専門医による舌側矯正、マウスピース矯正や顎変形症(保険の矯正)などより専門的な矯正歯科治療にも取り組んでおります(矯正専門医常勤)。矯正専門外来は土曜日も診療を実施しております。 同施設内には、一般歯科も併設しており、一般の虫歯治療、詰め物・かぶせ物(ブリッジやクラウン)、抜歯などの口腔外科処置、小児歯科処置や歯周病治療なども併設の施設で受けることが出来ます。

 

 

最近、インターネット広告や女性週刊誌などで・・・・・・
「通院3,4回で終わるクイック矯正」  や

 

「通院2,3回ですぐ終わるセラミック矯正」 など

 

といった表現や宣伝文句を目にすることがあります。

 

「クイック矯正」「プチ矯正」や「セラミック矯正(セラミックをかぶせる治療)」という言葉は、本来、矯正歯科の分野では存在しません。

 

正確に言うと・・・・・・

「これは矯正歯科治療ではありません!」

 

歯を削って、歯並びが酷い場合は神経も取り、作り物を被せる補綴治療の一分野です。

 

最近では、よく審美歯科といって、標榜科として認められていですが(2011年現在)、大学病院などで特殊専門外来として存在していて、美しさに焦点を当てた歯科治療のことです。
 
確かに歯を削って人工の被せ物を入れたら簡単に早く治ります。

 

ただし、歯を削る(時には神経を取る)という犠牲があって可能なことが多いです。元々あった歯が既に人工の被せ物であったり、虫歯がひどく被せ物にせざるを得ない人なら良いと思います。

 

綺麗な自分の歯を削ると言うことは、一時的に綺麗な歯並びになっても先のことを考えたら、その歯の質を下げてしまうということです。

 

けっして、審美歯科治療がいけないと言うことではありません。

 

綺麗な自分の歯を削ってでも、色々な理由から・・・・・

「どうしても短時間で見た目を綺麗にしたい!」

「どうしても矯正装置を長期つけたくない」と考えている方には良いかもしれません。人それぞれ価値観も違います。

 

確かに審美歯科では精神医学上の大切な役割もあると思います。

 

もちろん、当院の一般歯科の方では、審美歯科を含めた入れ歯などの補綴治療を得意としており、補綴治療と矯正治療が連携して治療に当たる場合も多々あります。

 

インターネットなどの普及で、良くも悪くも色々な情報があふれている時代です。矯正歯科分野と審美歯科分野の違いや境界が色々な情報により、治療の正確な情報がボカされてしまっているように感じます。

 

矯正歯科とは!!・・・・・原則として・・・・・

 

自分の歯を使って正しく噛めるように!キレイに長持ちするようにする治療です。

 

大切なのは、良く情報を吟味し、正しい情報を得て、利点欠点を理解し、納得した上で治療を受けてください。

 

何か不安や疑問があれば、お気軽にご相談ください。

 

村田歯科 横浜矯正歯科センター  村田正人

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