12月29日(土)~1月4日(金)は年末年始休暇のため、休診です。
・矯正歯科は1月5日(土)より診療開始
・一般歯科は1月7日(月)より診療開始
ご迷惑をおかけいたしますが、何卒よろしくお願いいたします。
日付: 2018年11月26日 カテゴリ:医院情報
12月29日(土)~1月4日(金)は年末年始休暇のため、休診です。
・矯正歯科は1月5日(土)より診療開始
・一般歯科は1月7日(月)より診療開始
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日付: 2018年11月26日 カテゴリ:医院情報
横浜駅前 横浜駅からほど近い、横浜駅前で開業44年を迎える歴史ある歯科医院(徒歩1分)です。当院は、矯正歯科(矯正歯科専門の歯科医担当)と一般歯科を併設した歯科医院です。村田歯科医院内にある矯正歯科専門の「村田歯科 横浜矯正歯科センター」では、舌側矯正、マウスピース型矯正装置や顎変形症(保険の矯正)などより専門的な矯正歯科治療にも取り組んでおります。矯正専門外来は土曜日も診療を実施しております。
今回の「部分矯正」について、矯正歯科の専門医として、正直な見解を書かせていただきます。と題した記事の「後編」です。
「前編」では、「部分矯正」について、メリットデメリットなど記事にさせていただきました。
「後編」では、「全体の矯正」と「部分矯正」の比較や本来の矯正治療の意味についてです。
もし、患者さんのお口の中で、全体的に悪い咬み合わせや歯列不正があるのに、前歯だけなど、一部分をだけを取り出して、そこだけ治したいというのであれば、他の部分で妥協点や不具合が必ず生じます。
(もちろん、奥歯の咬み合わせや歯並びは正常で、前歯の軽度なガタガタだけなら、部分矯正だけでも、正常に治せます)
なぜかというと、歯は一部だけを動かすことによって、歯並びのバランスが崩れてしまい、噛み合わせがおかしくなってしまうこともあるからです。(ここポイント)
実際、他医院で部分矯正をすすめられて治療を受けた後に、相談にいらした患者さんのお話です。
拝見すると、その方は上の前歯のみの部分矯正を受けたそうです。確かに、前歯はキレイに並んでいます。そこは問題ないのですが、下の歯を見ると左右の小臼歯が舌側(内側)に倒れ込んでいます。当然、上のアーチの幅に差が生まれ、舌を噛みやすい状態になってしまいます。
ここでの問題は、部分矯正で上の前歯はきれいになるけれど、咬み合わせの変化により、舌や頬の粘膜を咬みやすくなる可能性があるとの説明があったか?だと思います。
たとえば・・・・
「上の前歯が出ていて隙間が空いているので隙間をなくして欲しい」や
「出っ歯が気になるので、上の歯だけの部分矯正でそこだけ引っ込めてくれませんか」
と言われることがあります。
上の歯だけ全体に矯正器具を付け、出っ歯になっている上の前歯の向きを内側に変えて上下の前歯の位置関係を合わせることは、技術的には全く不可能ではありません。
しかし、上の前歯の向きを変える力の反作用で、必ず奥歯の位置もずれるため、奥歯の噛み合わせが悪くなってしまいます。さらに上下の前歯の咬み合わせを考えなくては、歯並び歯並んだけれど、「口が閉じにくくなった」「咬みにくくなった」「舌を噛みやすくなった」などの症状も現れかねません。
もちろん、きちんと専門的な精密検査を行った上で、歯列不正が軽度で前歯だけでも支障なく矯正治療ができるケースでは部分矯正でも全く問題ありません。
全体的に歯列や咬み合わせが悪い場合では、本来、全体矯正で噛み合わせのバランスを正すことが理想的となります。
ものをよく噛めないと、消化器系に負担がかかって病気になりやすいものですし、噛むことによる満腹感を得られなくて食事の量が多くなってしまう、繊維質が豊富な野菜や固い煎餅などをおいしく食べられなくなるなど、見た目の問題だけでなく、さまざまな不都合が生じます。
前歯だけがキレイになり、一見、笑顔が素敵な口元になれたとしても、舌を噛みやすくなった、前歯で咬みにくくなったなど、健康を害してしまったり、他のところに支障が生じてしまうようでは、その治療は良い治療とは言えないと思います。
正直な話、「ここだけを治したい」といらっしゃる患者さんの多くも、実際に歯並びを診てみると、見た目の歯並びと健康の両面を考え、医学的根拠に基ずく判断から多くの方が・・・・
「全体的な矯正治療が必要であり、本来、噛み合わせのバランスを正しく治療していくことが必要なケース」ということが多々あります。
「部分矯正」は、文字通り一部分を「見た目だけ」「一部分だけ」しか変えることができません。
ですから、本来、きちんと矯正歯科を専門的に行う歯科医(矯正歯科認定医以上)であれば、安易に積極的に部分矯正治療をすすめることはあまりないかと思います。(←ココポイント)
当院では、矯正歯科治療の相談を受ける際には、部分矯正でやりたいと希望されても、全体的な矯正歯科治療を行う必要がある場合、なぜ全体矯正が必要なのかをきちんと説明します。常日ごろから、きちんとした説明を心がけています。
それでも、患者さんには、金銭面、時間、仕事や希望などそれぞれあるかと思いますので、「部分矯正」を希望されるかたもいらっしゃいます。
その際は、「メリット」「デメリット」「治療可能な範囲」などきちんとご理解をしていただいた上で、「部分矯正」を行います。(←ここが大切)
矯正歯科治療をすることは、見た目を美しくするためだけにあるのではなく、噛み合わせのバランスを正し、健康的な身体や快適な生活を手に入れるための、医学的根拠に基ずくものでもあることを忘れないようにしていただければと思っています。
村田歯科医院/村田歯科 横浜矯正歯科センター
村田正人
日付: 2018年11月21日 カテゴリ:ブログ, 噛む 咬む, 大人の矯正, 未分類, 歯並び, 治療法, 矯正歯科, 矯正治療のメリット, 矯正装置・治療法, 部分矯正 and tagged デメリット, メリット, 治療法, 部分矯正
横浜駅前 横浜駅からほど近い、横浜駅前で開業44年を迎える歴史ある歯科医院(徒歩1分)です。当院は、矯正歯科(矯正歯科専門の歯科医担当)と一般歯科を併設した歯科医院です。村田歯科医院内にある矯正歯科専門の「村田歯科 横浜矯正歯科センター」では、舌側矯正、マウスピース型矯正装置や顎変形症(保険の矯正)などより専門的な矯正歯科治療にも取り組んでおります。矯正専門外来は土曜日も診療を実施しております。
最近、「部分矯正」に関するお問い合わせをいただく機会が増えたように感じます。「部分矯正」は、以前からあった治療ですし、なぜ?最近になって?と思ってしまいます。
そこで、今回、「部分矯正」について、矯正歯科の専門医として、正直な見解を書かせていただきます。
今回は、「前編」、「後編」の2回に分けて書かせていただきます。
ちなみに、これは「部分矯正」を否定するものではありません。もちろん、その患者さんを治療する上で、診査診断の結果、治療方針が合っているのであれば、「部分矯正」でもきちんとした治療効果が得られます。
部分矯正について、正しい、知識や情報を提供することを意図しています。
年齢や性別を問わず、以前は矯正歯科治療をしたいと悩んでいる方で、「見た目を良くしたい!!」ということを治療目的に挙げる場もが多いかと思います。
最近では、ネット環境やSNSの普及で、皆さんの医療への知識や意識も高まりつつあるかと思います。矯正歯科分野でも同じことがいえるかと思います。
「見た目だけでなく、健康のために歯並びや咬み合わせを治したい」「人生100年時代、長く自分の歯で食事をしたい」など、健康のために矯正歯科治療を受ける方も増えています。
しかし、逆にネットやSNSの影響も大きく、誤った知識や過剰な見解を与えかねない記事や広告も多くみられ、患者さん自身の困惑を招きかねない事態も増えてきています。
最近、患者さんから「ここが気になるから、この部分の歯だけを動かしたい」と部分矯正を希望されることもあります。
ちなみに、「部分矯正」とは、「限局矯正」「MTM」などとも言い、教科書的にいうと、軽度な歯列不正や何か(ブリッジ、歯周病処置やインプラントなど)他の処置の前処置として、以前から行われてきました。
決して部分矯正に特化して、新しい治療や専門的治療(部分矯正に限局した)ではありません。まして、部分矯正専門医などもありません。
通常の場合、部分矯正は全体矯正に比べて費用が安く抑えられ、矯正期間も短くなります。部分矯正は歯磨きがしやすい、痛みが少ないなどのメリットもあります。
このようなメリットのみに魅力を感じて・・・・
「安く済ませたいので部分矯正でお願いします」
「全体矯正よりも部分矯正のほうが簡単そうでいいものだろう」
「ここだけを治したいのだから、すぐに部分矯正ができるだろう」
と考える気持ちはわかります。
ですが、気になる部分の見た目を変えることが目的だからと部分矯正を望まれても、「そこだけを動かす治療は行えない」というケースも、とても多いのです。
では、どういったケースなら「部分矯正」に向いているのでしょうか?
<部分矯正に向いている症状やケース>
などが挙げられます。
また、治療法についての質問もあるのですが、「部分矯正」の場合、「表側矯正装置」「舌側(裏側)矯正装置」「マウスピース型矯正装置」のどの場合でも、可能なケースが多いかと思います。
それでは、「後編」では、全体の矯正治療と比較した場合について、述べさせていただきます。
村田歯科医院/村田歯科 横浜矯正歯科センター
村田正人
日付: 2018年11月14日 カテゴリ:ブログ, 大人の矯正, 歯並び, 治療法, 矯正歯科, 矯正治療のメリット, 矯正装置・治療法, 費用 ・ お支払方法, 部分矯正 and tagged 前歯, 正しい知識, 費用, 部分矯正
横浜駅前 横浜駅西口から徒歩30秒、横浜駅からほど近い矯正歯科専門の施設です。横浜駅前の矯正歯科です(一般歯科併設)。横浜駅前にて、開業44年を迎える歴史ある医院です。当院は自立支援(育成・更生)医療の指定医療機関です。矯正歯科の専門歯科医による舌側矯正、マウスピース型矯正や顎変形症(保険の矯正)などより専門的な矯正歯科治療にも取り組んでおります(矯正専門医常勤)。
最近では、ネット情報の普及などもあり、「ガミースマイル」という言葉や状態を耳にしたことがあるかと思います。
「ガミースマイル」とは、笑った際に、上の唇がめくり上がり、歯ぐきの見える部分が大きい状態を言います。また、女性に多いのも特徴的です。
男性の場合、お口の周囲にはヒゲが生えることが多く、毛穴も大きく皮膚も固いです。それに比べ、女性は口の周りの皮膚が柔らかく、「ガミースマイル」になりやすいです。
笑顔に自信が持てず、思いっきり笑えない!コンプレックスに感じ引っ込み思案になってしまうなど、メンタル的な支障をきたすことが多く、お悩みの方も非常に多いです。
情報の普及もあり、最近では「ガミースマイル」を気にして、治療を希望し来院する患者様も多くいらっしゃいます。
今週、お越しになられた患者様のなかでも「ガミースマイル」を気にされている方がいらっしゃいました。
ある方は、非常に気にされているようでした。確かに「ガミースマイル」と判断しても良いケースでした。
もう一方は、ガミースマイルと下アゴの後退感(小さい)を気にされていました。
ただし、この方は「ガミースマイル」と判断するには、少々微妙でした。
下アゴの後退感は、確かに症状としてありましたので、笑ったときの上アゴの歯ぐきが、強調されているようでした。この場合は、アゴの位置や噛み合わせを治療することで、全体的に改善されるようなケースではないかと予測されました。
お二方共に、精密検査を行い、現在、分析・診断結果まちの状況です。
一般的なガミースマイルの原因としては、上アゴの骨の形態や顔の筋肉の動き方などが挙げられます。
ガミースマイルの治療には、矯正歯科治療が非常に有効です。治療の方法としては、精密検査を行い診断をします。症状により治療方針は様々となります。矯正歯科治療では・・
①歯並び(歯列)だけの矯正治療で対応可能な場合
②歯並びの矯正治療と外科手術(粘膜・筋肉・骨の調整)が必要な場合
とに分かれます。
①の場合は、歯並びに原因があることがほとんどで、最近では、矯正用アンカースクリュー(一昔まえは、俗称で「矯正用インプラント」と呼ばれていました。)という固定源を利用し、非常に高い治療効果を生み出すことができるようになりました。歯を垂直方向に移動させながら前歯を上方へ引っ込めます。「前歯の圧下」といいます。
②の場合は、骨格的な原因があり、前歯の埋まっている骨(歯槽骨)が長い、いわゆる「骨格性の上顎前突」など、根本的な改善が必要な場合です。矯正治療に加えて、歯槽骨切術などの外科手術が必要になります。ただし、この場合は、自立支援(育成・更生)指定医療機関では、「すべての費用が健康保険の適応」 となり、非常に患者様の負担が軽減されます。(←当院も指定医療機関のため保険適応になります。)
美容外科や形成外科などでも「ガミースマイル」の治療を行うこともあるようですが、口唇(唇)がめくれ上がらないように、唇の裏側を縫い合わせたり、骨格だけを上の持ち上げる手術をすることもあるようです。「美容的改善」のみが主目的です。
矯正歯科での治療では、見た目のみでなく、咬み合わせや歯並びもあわせて治療します。
患者さんの中には、見た目の改善を主訴として、ご自身の志向をキッカケとして、治療を希望される方もいらっしゃるかと思います。
もちろん、矯正歯科分野としてで可能な限り希望に沿うような方針で治療を行います。
医学な根拠、方針に基づく治療を行った結果、きちんと噛めるようになる!口も閉じやすくなる!など、しっかりした結果がついてきます。
ですから、精密検査の結果、外科的手術が必要で、顎変形症のケースと診断された場合には「健康保険が適応」になります。
「ガミースマイルの治療は矯正歯科治療が非常に有効で効果的!」
ということを覚えていてくださいお悩みの方は、一度ご相談ください。
村田歯科医院/ 村田歯科 横浜矯正歯科センター
村田正人
日付: 2018年11月7日 カテゴリ:ガミースマイル, ブログ, 上顎前突, 保険が効く矯正, 大人の矯正, 未分類, 歯並び, 治療法, 笑顔・スマイル, 過蓋咬合, 顎変形症 and tagged ガミースマイル, 上顎前突, 保険適応, 歯列矯正, 治療法, 矯正歯科, 矯正治療, 顎変形症