こんにちは、「村田歯科医院/村田歯科 横浜矯正歯科センター」です。
当院は自立支援(育成・更生)医療の指定医療機関です
当施設は横浜駅から一番近い矯正歯科専門の施設です。横浜駅 きた西口徒歩30秒 西口徒歩1分 また、横浜駅東口からも駅の東京寄り「きた通路」を通るとすぐの村田歯科医院内にあります。舌側(裏側)矯正や顎変形症(保険適応の矯正)などより専門的な矯正歯科治療にも取り組んでおります(矯正専門医常勤)。
お子さんのお口の症状について、お受けする質問や相談の中で・・・・
「うちの子、4歳なんですが、前歯が反対なんです、治した方が良いですか?」
「3歳児歯科健診で反対咬合だから、すぐ矯正歯科に行けと言われたんですが、どうでしょうか?」
「3歳児健診で、今、前歯が反対咬合だが、そのうち治るかもしれないから、まだ矯正は必要ないでしょう!と言われたのですが、本当に大丈夫でしょうか?」
とか、色々な疑問や質問があります。また、歯科医師によっても言われることが違う場合もあり、どうしたら良いか迷ってしまうこともあるようです。
そこで、矯正歯科の専門医としての意見を述べさせていただきます。
まずは、ズバリ!
「矯正器具など使えるようなら、年齢にかかわらず、早めに治しておいた方良いです」です。
反対咬合を治さないでおくと、本来、成長すべき部分の成長が抑制され、あまり発達しなかったり、かみ合わせで抑制されるはずの部分が過大に成長してしまったりと、発育に良くない影響を及ぼす場合が多々あります。
「乳歯の時に反対咬合でも、永久歯にはえかわるとき治る場合もあるから大丈夫!」とか「今は反対ですが、前歯4本が生え変わるまで心配ない」とか、「下アゴの成長が始まる小学生高学年くらいまで様子を見ても良いでしょう」とか・・・・・
これは、もう古いお話です。
日本人の体格や現代病など、顎や歯並びの発育に影響を及ぼすことも日々変わってきています。昔は良かったかもしれないですが、今ではほっといては大変なことになる場合も多々あります。
確かに反対の前歯は、歯並びだけ考えれば、比較的簡単に治ります。何が問題かというと、前歯が反対である、いわゆる反対咬合という状態が引き起こす舌の位置(低位)、筋肉の使い方 や クセ(舌癖)が問題になります。
それらのクセは、小さい頃(例えば、乳歯の段階から)から、長い間続けば、なかなか治りにくくなってしまいます。ですから!
「前歯の反対を治すことは、言わば悪い舌や筋肉のクセを治すこと」といえるでしょう!(←ここポイント)
さらにこんな影響もでます。
1.サ行・ラ行・タ行の発音時に舌足らずになる。
2.歯が逆であるため本来の歯への力が作用ぜず、食べた時など歯への負 担が大きくなり、結果、早く歯周病や咬合性外傷になりやすい。
3.食事の時にうまく噛み切れない食べ物があり、そのまま飲み込みがちとなり、胃腸への負担が大きくなる。
4.自分の顔貌にコンプレックスを抱き精神医学上良くないことがある。
などの影響がでます。
特に咬み合わせの悪い人は将来胃がんになる確率が正常者より高いというデータなんかもあるようです
。
以上のことを踏まえて、やはり、装置が使用できるなら、早期治療を行い余計なクセや舌の使い方を早めに除去しておく方が良いと思います。
村田歯科医院/村田歯科 横浜矯正歯科センター 村田正人
日付: 2015年12月17日 カテゴリ:こどもの矯正治療, ブログ, 反対咬合(受け口), 口元・笑顔, 噛む 咬む, 子供の矯正, 年齢, 未分類, 治療法, 矯正歯科, 矯正治療のタイミング, 赤ちゃん 乳幼児 and tagged 反対咬合, 受け口, 子供