顎変形症 外科矯正治療 保険適応 指定医療機関
村田歯科 横浜矯正歯科センター 横浜駅前の矯正歯科専門医院 Blog

横浜駅前 当院は、横浜駅からすぐの一般歯科を併設した矯正歯科専門の施設です。地域に根付いて40年以上に渡る歴史ある歯科医院です。村田歯科医院内にある矯正歯科専門の「村田歯科 横浜矯正歯科センター」では、矯正治療専門の歯科医による舌側矯正、マウスピース矯正や顎変形症(保険の矯正)などより専門的な矯正歯科治療にも取り組んでおります(矯正専門医常勤)。矯正専門外来は土曜日も診療を実施しております。 同施設内には、一般歯科も併設しており、一般の虫歯治療、詰め物・かぶせ物(ブリッジやクラウン)、抜歯などの口腔外科処置、小児歯科処置や歯周病治療なども併設の施設で受けることが出来ます。院では保険適応の場合でも、表側の透明な見えにくい装置を使用しています。

 

当院は自立支援指定医療機関・顎機能診断施設となっています。

矯正治療でも健康保険の適応になる「顎変形症(外科矯正)」の患者様も多く通院されています。

外科矯正(顎変形症)治療は、かなり以前より行われてきました。内容としては、決して、新しい治療ではないのですが、ただ、健康保険の適応になったのは20年くらい前だったかと思います。b-hare.gif

 

保険適応になってから、また、ネット社会になってから、皆様により知られるようになりました。今まで、きちんと治せずに悩んだり、困っていた患者さんも治せるようになってきたのも事実です。

ただ、ネット情報の充実化に伴い、個人的な考えや見解なども含め間違った情報も増え、これから治療を考えている患者さんの迷いや誤った認識も増えているように感じます。ga-n01.gif

 

当院では、出来るだけありのままの正しい矯正治療の情報提供を心がけお伝えしてきておりますkaeru01.gifbook.gifup.gif

 

「顎変形症(外科矯正)」の治療について記述させていただきます。

 

上下のアゴ(もしくは、上のみ、あるいは、下のみ)で骨のバランスが著しくずれている場合を言います。歯で対応出来る正常範囲を超えて骨格のズレが大きい場合です。この場合は、歯の矯正だけでは噛み合わせをきちんと治すことができません。

このようなタイプの不正咬合を「顎変形症」といい、外科矯正治療(手術併用)の適応となります。book.gif

アゴの骨は歯並びをきちんと整列させる土台です。これは、歯槽骨歯槽突起といい、この範囲内で歯を動かす治療が通常の矯正治療(手術なし)ですが、土台となるアゴのズレが著しい顎変形症では、歯の矯正のみで、噛み合わせをきちんと治すことが困難ですので、元になる上下アゴの骨のバランスを手術を行い治すことになります。

症状の代表例としては以下のような場合があります。

  • 下アゴの先端が極端に長い
  • 横顔のバランスで顔の中央が引っ込んでいる・・・ムーンフェイス
  • 奥歯のかみ合わせが左右に極端にずれている
  • 上下の歯並びの正中線が不一致
  • 正面から見た顔貌が左右非対称となっている
  • 下アゴが下がっている(小さい)・・・バードフェイス
  • 「いびき」をかきやすい、または、睡眠の質が悪く起きてしまう・・・気道が狭い
  • 極度のガミースマイル(笑うと歯ぐきが極端に見える)

などです。ここで挙げたのも数例です、その他、様々な症状があり多種多様になります。

 

外科矯正(顎変形症)治療では、顎骨の手術によって上下の歯列の位置関係を合わせると同時に、顔貌骨格のバランスの改善も得られることとなります。b-ganba.gif

逆に、大きな骨格的なアゴのズレ(顎変形症)を無理に手術しないの方針で矯正とした場合、治療期間が長引きやすいばかりか、無理な噛み合わせや歯軸(歯の傾斜)での治療を余儀なくされ、うまくかみ合わない可能性もあります。

 

また、土台となる骨に対し、著しく無理な位置まで歯の移動を行うと歯周病的なリスクなども高まります。

この場合、通称「カムフラージュ」治療といい、アゴのズレは改善されません。ga-n01.giff02.gif

外科矯正は、矯正治療の途中で入院手術を行う点と、健康保険適用の点で、特殊性が感じられるかもしれません。

 

また、指定を受けていない矯正歯科では、少々のアゴのズレがあっても外科矯正治療を行わない矯正歯科もあるかと思います(この場合、保険適応にはなりません)。

顎変形症を手掛ける矯正歯科医(指定医療機関)にとっては一般的な矯正治療方法の一つであり、どちらの方針にせよ、適切な方針選択がなにより重要になります。

 

また、外科矯正(顎変形症)治療を受けるためには以下のようなことをご理解いただく必要があります。

  • 矯正歯科での顎変形症の保険治療は、自立支援医療機関(育成・更生医療)の指定を受けた、専門の医院や病院で無くてはならないこと
  • 矯正歯科専門医院であったとしても指定医療機関でないと自費となり高額になってしまいます。
  • 矯正装置を付けて治療をする必要性がある。
  • 治療期間は、通常の矯正治療と同じくらいの期間が必要になります。通常2~2.5年くらい装置を装着、その後、保定期間2年程度
  • 装置は使用できるものに制限があります(健康保険適応の場合)

以上のことを踏まえて、見た目も、「咬む」という機能も治療し、長期間の安定した咬み合わせを獲得したいという場合は、顎変形症(外科矯正)治療としての
治療が必要になるかと思います

 

ちなみに、当院では保険適応の場合でも、表側の透明な見えにくい装置を使用しています。ワイヤーもシルバーではなく、より目立ちにくいゴールドです。

 

村田歯科医院/ 村田歯科 横浜矯正歯科センター

村田正人

 

 

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