当院は、横浜市西区にある横浜駅からすぐの矯正歯科専門の施設です(横浜駅 きた西口徒歩30秒 西口徒歩1分 東口徒歩2分)。 村田歯科医院内にある矯正歯科専門の「村田歯科 横浜矯正歯科センター」では、矯正専門医による舌側矯正、マウスピース矯正や顎変形症(保険の矯正)など幅広い専門的な矯正歯科治療にも取り組んでおります。 同施設内には、一般歯科も併設しており、一般の虫歯治療、詰め物・かぶせ物(ブリッジやクラウン)、抜歯などの口腔外科処置、小児歯科処置や歯周病治療なども併設の施設で受けることが出来ます。
だいぶ熱くなってきました。今年も始まったと思ったら、もう「夏」の到来ですね。個人的にですが、私は「熱い夏」が一番好きです(「暑い」ではなく、あえて「熱い」にしてみました、なんとなく・・・・)。
そんな汗をかく時期に、時々、ご相談をうけることが多いのアレルギーについてです。確かに汗をかくと皮膚にできものや炎症が出やすいからなのかもしれません。
そこで今回は、矯正歯科(歯科一般)でかかわることのある「金属アレルギー」についてです。
最近はアレルギー性鼻炎の代表である「花粉症」をはじめとして、「シックハウス症候群」「ダニアレルギー」、古くからは「卵アレルギー」などなど、現代人はアレルギーを持つ人が増えています。
アレルギーとは、身のまわりにある物質(スギ花粉、ダニ、卵黄など)に過敏に反応して、かゆみ、腫れ、炎症などを起こす病気のことをいいます。
そのなかでも、皮膚炎や粘膜の病気の原因の1つとしての金属アレルギーは、特定の金属に過敏反応を起こしてかゆみや湿疹をひき起こすもので、普段身に着けている時計やアクセサリーなどのアレルギーがあります。
歯科の治療で使用された口の中の金属アレルギーは数十年を経てして突然発症することもあり、すぐに症状が現れるとはかぎりません。
アレルギーの原因となる金属では、ニッケル、クロム、コバルト、水銀の頻度が高く、またアルミニウム、亜鉛、パラジウム、ロジウム、なども原因になりやすいものです。
矯正歯科で用いられる金属材料には、ブラケット(ブレース)、ワイヤー、バンドなどがあり、ニッケル、クロムを含んでいます。
多かれ少なかれ金属アレルギーの体質がないか?と心配な患者さんは、まず皮膚科にて、金属パッチテストを受けて自分がどの金属元素にアレルギーを持っているのか確かめることが大切です。
ただし、皮膚科のパッチテストはきちんとしたスケジュールを数日組んで行うため普段多忙でなかなかスケジュールが組みにくい方も多いかと思います。心配しすぎないためにも日ごろ、金属類(ネックレス、ピアスや時計など)が触れる周囲の皮膚の変化によく注意してみてください。意外となんでもないが多いのも事実です。
もし金属アレルギーと診断された場合は、その診断結果により、今後の歯科治療で使用できる金属がわかるので、歯科治療や矯正歯科治療を受けるさいにに申告してください。
その際は、診断結果の一覧表をお持ちいただくと良いかと思います。
でも心配しないでください、金属アレルギーでも矯正歯科治療を受けることはできます。
当院では、矯正歯科の治療を行う場合、金属アレルギーの患者様への金属アレルギー対策としては、
- ワイヤーをニッケルやクロムを含まない特殊なワイヤーを使用する。
- 奥歯のバンドは使用せず接着性のチタン製チューブを使用する。
- 歯に接着する金属(ブラケット)はセラミック製、プラスチック製、チタン製などを使用する。
- 歯列不正が軽度な場合は、金属を全く使用しないマウスピース型の矯正装置の選択肢もあります。
などの対策をとっています。実際、このような対策で重度の金属アレルギーをお持ちの患者様も矯正治療を無事に終えている方々もたくさんいらっしゃいます。
気になる方は、一度ご相談ください。
これから暑い季節になりますが、熱中症などにも気をつけてくださいね
村田歯科医院/村田歯科 横浜矯正歯科センター 村田正人