当院は、横浜駅から一番近い矯正歯科専門の施設です。横浜駅 きた西口徒歩30秒 西口徒歩1分 また、横浜駅東口からも駅の東京寄り「きた通路」を通るとすぐの村田歯科医院内にある矯正歯科専門の「村田歯科 横浜矯正歯科センター」では、矯正専門医による舌側矯正、マウスピース矯正や顎変形症(保険の矯正)などより専門的な矯正歯科治療にも取り組んでおります(矯正専門医常勤)。矯正専門外来は土曜日も診療を実施しております。 同施設内には、一般歯科も併設しており、一般の虫歯治療、詰め物・かぶせ物(ブリッジやクラウン)、抜歯などの口腔外科処置、小児歯科処置や歯周病治療なども併設の施設で受けることが出来ます。
もう、来週は11月です。あっという間に年末ですね。
最近は気ガ早いのか?
11月に入るとそろそろ、☆キラキラ☆したクリスマスの宣伝なんかも耳にしますよね。
キラキラは良いのですが・・・・・
矯正治療希望の患者さんの間では、どうもこのキラキラを嫌ってしまうかたが多いです。正確にはギラギラでしょうか?
そう!表側に見えるブラケット(または、ブレース)と呼ばれる金属色の装置のことです(汗)
ただ、当院では、矯正専門外来設置の当初より、表側の矯正の場合、全てのケースに前歯は透明な(または、白い)見えにくい装置を使用しています。さらにワイヤーも目立ちにくい色を使用しています。
それでも、だいぶ見えにくくなりました☆ がっ!
しかし!
それでも、どーーーーしても、全く目立たず!シークレットに矯正したい方が、多いのも事実です。
そこで、今回、このキラキラ感?ギラギラ感?が全くゼロの舌側矯正リンガル矯正・裏側矯正についてです。
皆さん、舌側矯正と聞いてどんなことをイメージされるでしょうか?
「高い?」 「違和感が強く大変?」 「時間がかかる?」 「治りが悪い?」
そう思われる方も多いのではないでしょうか?確かに以前は、装置も大きめで違和感が強かったものが主流でした。治療効果も一部ではあまり良くないケースもあったようです。
しかし、最近では色々な新しい方法・装置やシステムも確立され、さらにそれらを組み合わせることでより良い治療が可能になってきました。つまり、いいとこ取りですね V(00/
(一番違和感のすくない裏側矯正 装置)
当院でも、だいぶ舌側矯正の患者さんが増えています。
歯の裏側に装置をつけて矯正する舌側矯正は、装置が表側から見えないため、審美的(装置が見えない)に有利です。また、年齢や職業を選ばない優れた矯正方法です(職業柄、表に見える装置はタブーな方もいらっしゃいます)。
さらに、最近では、舌側矯正に症例の制限はありません。また、ケースによっては、治療期間も通常の表側の矯正とほとんど差が無くなってきました。
見えないし!治療期間も差ほど延長しないし!周りに気づかれないうちに治るし!いいこと尽くめですね・・・・・・
とはいっても、注意点などはどんな治療にも存在するものです。
そこで、メリットとデメリットについて触れてみます。
<メリット>
・ 表から見えないこれは最大のメリットです
職業柄表側の矯正ができないという人には、舌側矯正が最適です。舌側矯正では、他人に気づかれずに矯正を行うことができます。
・ 矯正中の虫歯トラブルになりにくい
歯の裏側は一番かたい層であるエナメル質が表側よりも厚く、食べカスを原料に細菌が出す酸に強いのです。また、歯の裏側は唾液の循環が良いために、細菌がこの唾液の静菌作用や殺菌作用によって増殖しにくくなっています。
・ 舌の癖が抑制され、矯正後の後戻りのリスクが減ります
歯が前に出ている方の多くは、舌で前歯を押している癖があることが多いです。通常、口を閉じてリラックスした状態では、舌は上の歯の付け根から1センチほど奥に下がったスポットといわれる位置にあるのが正常です。しかし、舌が上の歯に触っている方は、舌で歯を押している可能性があります。歯は頬や唇が内側に押す力と、舌が外側に押す力の釣り合った位置に並んでいます。常に舌で歯を押していると、このバランス崩れ、歯が動いてしまうのです。この癖が治らないままでいると、矯正治療をして、良い歯並びになったとしても、舌で押す力で後戻りしてしまうこ可能性が高くなります。舌側矯正では矯正装置が付いているので、舌がスポットの位置から上方に動くことを抑制する効果があります。よって、舌の癖を防止する装置の役目も果たし、矯正治療中に舌の癖も矯正され、装置を外した後の後戻りのリスクが減ります。
・ 前歯を引っ込めるのに有利
矯正治療で前歯を引っ込める時に、奥歯を固定源として前歯をひっぱって移動させます。しかし、表側の矯正では前歯が後ろに移動しないで、フレアアウトといって、奥歯が逆に引っ張られて前に移動してしまうことがあります。舌側矯正では、固定源となる奥歯を動きにくくする作用があるので、前歯をきちんと後ろに移動させることができ、前歯が引っ込みやすくなります。いわゆる出っ歯の方の治療には舌側矯正の方が効果的といえるでしょう。
<デメリット>
・ 最初慣れるまでは、発音や食事がしづらい
舌を歯の裏側にあてて発音する言葉は、裏側に装着してある装置が邪魔になって若干不明瞭になることがあります。日本語では、さ行、た行、ら行の言葉、英語では、th、lとrの発音に影響がでるようです。しかし、個人差はありますが、1月ぐらいで慣れてきて、普段どおりの発音で話ができるようになってきます。また、食事の時に関しても、装着当初は硬い物が食べづらかったり、頬の内側を噛んでしまったりすることがあります。しかし、これは舌側矯正にかぎったことではなく、表側の矯正でも一時的に起こることで、すぐに慣れてきます。
・ 舌に常に触れるため、違和感を長く感じる人もいます
個人差はありますが、装置を装着してから1~2週間ぐらいで慣れてきます。また、最近の新しい装置は小さいものが主流になりつつあり、違和感はさらに少なくなり、2~3日以内に慣れるという報告もされています。
・ 裏側で見えにくいため、歯磨きがしづらい
歯の裏側は凸凹していますし、普通の状態でも表側より歯磨きがしにくいものです。矯正装置を付けているので、当初歯の磨きにくさを感じる場合もあります。
・ 表側の矯正より多少、費用が高い
舌側矯正では表側矯正に比べて約1.3~1.5倍の費用がかかります。これは、歯の裏側は形態が複雑なために、歯の表側に装置を着ける時のように直接、見ながらその場で装着することができず、舌側矯正専用のブラケット(ブレース)やワイヤーも患者さんひとりひとりに合わせたオーダーメイドの装置をつくる必要があるからなのです。これには、何段階もの作製手順が必要で、大変な手間がかかるために装置の費用が高くなります。
などがあげられます。
どうでしたでしょうか?なんとなくはご理解していただけたでしょうか?
良い治療法であることは確かです。私も舌側矯正にも積極的に取り組み、学会(日本舌側矯正歯科学会)なども参加しており、日々、精進していこうと思っています。
また、当院は、院内に歯科技工士が常駐している技工室があります。
なるべく効率的に良い物が迅速に作れれば、製作費用も抑えられます。
皆さんが少しでも、舌側矯正治療を受け安いように装置製作の面で、少しでも費用が抑えられるようにも努力しています。
村田歯科 横浜矯正歯科センター 村田正人