睡眠時無呼吸症候群(顎変形症、下顎後退症) と 矯正治療
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村田歯科医院/村田歯科  横浜矯正歯科センター です。

だいぶ気温が上昇してきました。今年は梅雨らしい梅雨はないのでしょうか?

その代わりに台風がすでに接近してきましたね。今後の気象状況はどうなってしまうのでしょうか?

いずれにせよ、暑くなるこれからの時期は水分補給に努めて、熱中症対策も忘れずにしてくだい。

 

さて、暑くなれば「熱帯夜」「寝不足」という構図がみえますが、「睡眠の質」に関する病態を矯正歯科でも扱うことがあります。

顎変形症(下顎後退症)に付随した「睡眠時無呼吸症候群」です。

特徴としては、睡眠時の「いびき」や「呼吸停止(無呼吸状態)の頻発」があり、睡眠の質が低下してた結果、「日中の眠気」「居眠り」「頭痛」「倦怠感」などを引き起こします。

睡眠時に呼吸が止まるなど異常な呼吸がおき、自分でも気が付かないうちに、色々な障害を体に及ぼす病気です。

睡眠時無呼吸症候群の原因には様々な要因があります

 

①咬み合わせや骨格的な要因による場合

⇒ 特に、骨格的な要因は根本的な治療が必要不可欠となります。

まずは、睡眠外来や睡眠時無呼吸症候群対応している耳鼻咽喉科などで検査をおこな

います。その後、症状の重症度にもより「シーパップ療法」、睡眠時無呼吸症候群の診

断をされた医師からの歯科にて作製する「マウスピース療法(スリープスプリント)」

などの治療法を行います。ただし、これらのシーパップ療法やスリープスプリント治療

は、主に対症療法になります。もし、歯並びや咬み合わせに合わせて、骨格的な要因が

顕著な場合は、これらの対症療法で一時的な改善はあるかもしれませんが、根本的な治

療にはなりません。

 

② 睡眠時の喉の閉塞が原因の場合

⇒ 仰向けで寝ているときは舌が沈み、上気道といわれる鼻腔や口腔が狭くなります。さ

らに口腔内のバランス(歯並び・噛み合わせ)が崩れていると、舌が喉の方に下に下

がるなど口咽部からの圧迫から上気道が閉鎖され、無呼吸を起こしてしまいます。

 

③ 歯並びのみの改善では治療が困難な場合(骨格的な要因)

⇒ 骨格的な要因とは、顎変形症(下顎後退症)との診断になった場合です。

この場合、根本的な治療は、矯正歯科治療と外科手術(骨切り術)の併用による改善

が必要になります。

 

骨格的な要因、歯並びやアゴの位置などを気にして、矯正歯科を受診して、顎変形症(下顎後退症)との診断となり、結果、睡眠時無呼吸症候群の傾向がわかったという場合もあります。

顎変形症(下顎後退感)を気にしていて、矯正歯科にて顎変形症(下顎後退症)の診断を受け、結果、気道狭窄(気道が狭い傾向)がみつかり、睡眠外来などでも検査を行った結果、睡眠時無呼吸症候群の併発が明らかになる場合もあります。

最近では、東洋系(アジア系)の女性は下顎が後退し、小さい傾向があり、睡眠時無呼吸症候群の予備軍の方が多いという見解もあります。

 

症状がどの程度のものか?何が原因とかんがえられるか?は、診断をして詳しくわかることにですが・・・・

「アゴが無い、小さく感じる」

「いびきがひどい」

「睡眠中に喉のつまり感 や 咳でおきてしまう」

「起床時の疲労感(寝た気がしない)」

「飲み込みづらい」

「アゴが下がっているきがする」

「睡眠時に呼吸が止まり起きてしまう感覚がある」

 

「唇と閉じるとアゴの先端に大きなシワ(梅干し様)が出来る」

 

などなど・・・・の気になる症状があり・・・・・

 

気になる症状があれば、まずはご相談にいらしてみてください。男女問わずに睡眠時無呼吸症候群傾向がみつかるかもしれません。

村田歯科医院/村田歯科 横浜矯正歯科センター

村田正人

 

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