ガミースマイルの基準(目安)と 治療法について
村田歯科 横浜矯正歯科センター 横浜駅前の矯正歯科専門医院 Blog

横浜駅より徒歩1分 開業50年を迎えた歯科医院です。村田歯科医院内には「村田歯科 横浜矯正歯科センター」があり、舌側矯正(裏側)から、マウスピース矯正や顎変形症(保険適応の矯正)まで総合的矯正歯科を併設しています。

 

来院された患者様の中で、特に女性で「ガミースマイル」の事を良く聞かれることがあります。

そこで「ガミースマイルの基準(目安)とその治療法について」ご説明したいと思います。

ガミースマイルの基準(目安)とその治療法とは!?

時折、患者さんの治したい箇所として、ガミースマイルがあげられることがあります。

特に女性に多いです。笑った時の歯茎が見える割合が大きい場合に「歯茎がたくさん見える=ガミースマイル」と称して呼びます。

ガミースマイル

女性の方が美意識が高い傾向かと思いますが、ガミースマイルは、実際、女性に多いとされます。これは、男性の場合は、ヒゲがあり、口の周りの皮膚が硬く、めくれ上がりにくいとされているかたです。

ガミースマイルの基準(定義)としては、笑ったときの上唇のラインと上顎中切歯(上アゴの中心の前歯)の歯頚部(歯と歯茎の境目⇒「スマイルライン」と言います)からの距離が約3㎜以上見えるとガミースマイルと言われています。

正しいスマイルライン☺

歯並びは整っていても、ガミースマイルが気になってしまい、おもいっきり笑えない、笑うのが恥ずかしいなどの悩みをお持ちの方もいらっしゃいます。

ガミースマイルの良くないところは、見た目だけではありません。

ガミースマイルの方のほとんどは、歯が出ている傾向にあるので、前歯の歯肉が常に外界に露出しているために、乾燥しやすい傾向があり、唾液による湿潤効果(唾液による防御効果)が薄れ、乾燥による歯肉炎を起こしていることが多いです。(´;ω;`)

とくに目立った症状はないが、

「前歯の歯茎がくろずんでいる」

「歯磨きの時に血が出る」

「汚れもなくお口のケアがでできているのに前歯の歯茎が腫れぼったい」

などの症状がある方は、要注意です。

 

矯正歯科におけるガミースマイル治療法には大きく分けて、2つの方法があります。

➀ 矯正用アンカースクリューを併用した方法

ガミースマイルの原因は、上アゴ前歯の垂直的な位置が、スマイルライン(笑った時の上唇と歯茎の境目のライン)に対して下に下がり過ぎていることや、歯が出ている(出っ歯)ことが原因となります。このうち、どちらか一方、または、両方の要素が強いことで、笑った時の歯茎が大きく見えてしまいます。

 

その改善のため、矯正治療では、矯正用アンカースクリュー(以後「アンカースクリュー」)という小さなネジをお口の中の骨に入れ、そのアンカースクリューを固定源として、上アゴの前歯を上方や後方に引っ張りあげます。アンカースクリューは骨に固定するため、非常に強固な固定源になります。特に垂直的な牽引には大きな効果を発揮します。

アンカースクリューが無い時代は、色々な手段が試みられましたが、上顎前歯を大きく上方に動かすことができませんでした。

このアンカースクリューは、上アゴ前歯の歯根(歯の根)の先端付近に埋入し、そこから矯正装置のワイヤー部分にゴムを持続的にかけて引いていきます。軽度、中等度のガミースマイルは、矯正用アンカースクリューを併用したワイヤー矯正で十分に治るかと思います。

 

舌側(裏側)矯正でも可能ではありますが、どうしても力学的に表側から引き上げることになります。スクリューは表側に埋入し、表側の歯面にも透明な牽引用のボタン(クリアボタン)を付けて表側から上方に引き上げます。ただし、透明色が強いため目立つことはありません。

 

 

②外科手術を併用した方法

上顎前歯の位置が著しく下っている場合、約3ミリ程度以上のガミースマイルになると、やはり骨格的な要因によるガミースマイルの可能性が出てきます。「骨格性ガミースマイル」という言葉はありません。

骨格的な要因が強い場合は、「顎変形症(骨格性上顎前突)」「顎変形症(骨格性上下顎前突)」などといった「顎変形症(がくへんけいしょう)」という診断名になります。上下顎の骨を動かす手術が必要になってきます。

中程度~重度のガミースマイルは、矯正用アンカーに加えて手術で上アゴの骨自体を上顎へ位置づけ(骨切術)、チタンプレートや体内で吸収するプレートなどで固定します。

上アゴ自体を手術で後方に下げるのは、上アゴの第一小臼歯(前から4番目)を抜歯して、後方に動かすことが多いです。外科手術を併用したガミースマイル治療の場合にはほとんどの場合に上アゴを移動させたい方向へ移動させ、下アゴも切って咬み合うように治していきます。

そのため、上アゴだけでなく、上下顎の手術になることもあります。手術は全身麻酔で行い、入院は約7~14日前後くらいは必要です。指定医療機関では、健康保険が適用されます。費用面に関しては自費の矯正単独よりは少しだけ押さえられますし、高額療養費制度も使えるので、手術後に費用がかさんでも、多い分だけ戻ってくる可能性があります。

注意点としては、自費診療で治す病院やクリニックもあるので、事前に指定医が常勤の指定医療機関であり、保険適用の病名(顎変形症)として診療が可能な医療機関なのかの確認が必要です。

 

自費診療になると200~300万円程度の高額な治療費がかかります。

歯科分野では、美容歯科審美歯科、医科分野では美容外科形成外科などの美容系の専門病院やクリニックになると自費の可能性が高くなります。

保険適用になれば、手続きは必要ですが、生命保険会社が病気扱いとしして、保険がおりる場合もあります。

 

これらの紹介した治療法は、あくまで、矯正用の器具(ブラケット、ブレース)は装着した上での治療となります。

ガミースマイルは垂直的な問題がある場合がほとんどで、良好な治療効果を得るためには、マウスピース型矯正装置では改善しないことが多く、俗にいう「マウスピース矯正」には向いていないことが多いです。

初診カウンセリングをしていて、ガミースマイルを気にされている方は意外に多いような気がします。特に女性が多いようです。一度矯正はしたけれど、歯が並んでみてからガミースマイルが気になって再治療になるケースもあります。

気になる方は、ご自身が、どういったケースであるか?今一度、確認してみてください。

どんなことでも構いません。気になるようなら、一度、ご相談にいらしてみてください。

 

 

村田歯科医院/村田歯科横浜矯正歯科センター

 

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