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アゴが小さい 息苦しい いびき 睡眠時無呼吸症候群

村田歯科医院/村田歯科 横浜矯正歯科センターです。当院では、院内の新型コロナウィルス感染症対策を緩める事なく、また、患者様用の手指消毒液衣類用除菌剤を受付にてご用意し、日々の診療にあたっています。

 

「睡眠時無呼吸症候群」「いびき」

そう聞くと、かかりやすいのが比較的「体の大きな男性」「太り気味の男性」がなりやすいとのイメージがあるかもしれません。

いえ!そうとは言えません。

個人的には、そういう概念や固定観念は持たない方が良いかと思っています。

 

勿論、男性に「睡眠時無呼吸症候群」の方はいらっしゃいますが、女性にも多くなっている傾向にあると思います。

多くなっているというか?今まで、ご本に自覚症状がなく、また、あまり「睡眠時無呼吸症候群」のを発しやすい傾向や症状が理解されていなかったからだと思いますbook.gifga-n01.gif

 

そして、睡眠時無呼吸症候群の治療と言えば「睡眠外来」や「耳鼻咽喉科」などの治療分野というイメージが沸くかと思います。

 

一見、関連のないような「矯正歯科」ですが、実は「睡眠時無呼吸症候群」の治療の一分野、一手段として、治療を担っている矯正歯科もあります。nurse.gif

 

ただし、全ての矯正歯科で治療を行っているわけではないです。

まず、自立支援医療機関(育成医療、更生医療)の指定医療機関であること。

また、「顎変形症(外科矯正)」治療を積極的に行っている矯正歯科医院であり、気道や呼吸などをふまえた矯正治療を行っている医院が対応していることが多いように思います。(←ココポイントkaeru01.gif

このように気道や呼吸に視点を持ち治療を行っている矯正歯科医は多くはないかと思います。

私は、たまたま、ご縁があり、このような気道や呼吸を意識した視点から矯正治療を行うようになりました。

多くの「睡眠時無呼吸症候群」の患者さんの治療を矯正歯科医として経験させていただいております。nurse.gif

 

もし、お悩みの方がいらっしゃいましたら、歯並びだけでなく以下の症状が無いか?チェックしてみてください。

  • 下顎が小さく唇を閉じるとアゴの先にシワがよる。
  • いびきがひどい。または、周囲から言われる。
  • 昼間に異常な眠気を覚えることがある。
  • 寝ている時に「カッ!!」っと呼吸が止まるような感覚で目が覚めてしまう。
  • 飲み込みずらい
  • 御家族や周囲から寝ている時に呼吸が止まることがあると言われる。

 

以上の症状が当てはまるようでしたら「睡眠時無呼吸症候群」の可能性があるかと思います。

勿論、軽度な場合もあれば、手術が必要な重度な場合もあります。

 

当院でも多くの方が、相談、治療にいらしております。

「アゴが小さく感じる」「いびきがひどい」「いびきで目が覚める」「下アゴが引っ込んでいる」

などなど、気になる症状があれば、一度、相談にいらしてみてください。

 

快適な睡眠、生活のためにも、見た目歯並びや噛み合わせの治療だけでなく、矯正歯科医としてお役に立てることがあるかもしれません。

村田歯科医院 / 村田歯科 横浜矯正歯科センター
村田正人

日付:  カテゴリ:ブログ, 下顎後退症, 保険が効く矯正, 外科矯正・顎変形症・口蓋裂, 未分類, 歯並び, 睡眠時無呼吸症候群, 顎変形症 and tagged , , ,

睡眠時無呼吸症候群 治療法 いびき 矯正歯科

当院は、横浜駅から一番近い矯正歯科と一般歯科を個別に併設した医院です。村田歯科医院内にある矯正歯科専門の「村田歯科 横浜矯正歯科センター」では、矯正歯科認定医以上の歯科医による舌側矯正顎変形症(保険の矯正)マウスピース型矯正装など、より専門的な矯正歯科治療にも取り組んでおります。 同施設内には、一般歯科も併設しており、一般の虫歯治療、詰め物・かぶせ物(ブリッジやクラウン)、抜歯などの口腔外科処置、小児歯科処置や歯周病治療なども併設の施設で受けることが出来ます。

 

先日、テレビ番組で、「睡眠時無呼吸症候群」の患者さんが増えている!

とくに、ご本に自覚のない「隠れ 睡眠時無呼吸症候群」の方が増えているとの特集を目にしました。そして、女性に多くなっているとのことでした。

 

まさに!!強く同感です!kaeru04.gif

 

一見、睡眠時無呼吸症候群の治療とは関連のないような「矯正歯科」ですが、実は「睡眠時無呼吸症候群」の治療の一分野、一手段として、治療を担っている矯正歯科もあります。

 

手前みそな話ですが、私もご縁があり、多くの「睡眠時無呼吸症候群」の患者さんの治療を矯正歯科医として経験させていただいております。nurse.gif

 

以前から「睡眠時無呼吸症候群」は男性に多いとされてきました。しかし、私の最近思うのですが、実は女性にも多いのでは?と感じています。

今回は、最近、矯正歯科の初診相談で、多く来院いただくようになった症状やお悩みについてです。

「アゴが小さいんです」
「アゴが無いので治したいです」
「睡眠の質が悪いんです」
「飲み込みづらいです」
「いびきをかいてしまい、目が覚めてしまうんです」

こんなお悩みでいらっしゃる方が、多くなってきました。

このような患者さんには、「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」を併発している疑いがあります。ダイレクトに「私、睡眠時無呼吸症候群の診断を受けているので根本的になおしたいです」とおっしゃって来院される方もいらしゃいます。

 

このような治療や視点を持ち治療を行っている矯正歯科医は多くはないかと思います。
私は、たまたま、ご縁があり、このような気道や呼吸を意識した視点から治療を行うようになりました。

 

先日も大学病院での仲間うちの講演会で、私も発表させていただきました。その演題は、

矯正歯科医としての、顎や顔の形態、気道の見方や捉え方についての内容を発表させていただきました。日々の日常診療で、気道や呼吸に対する考え方を知ってもらいたく講演させていただきました。up.gifbook.gifkaeru01.gif

現在、睡眠時無呼吸症候群の治療法には、

①シーパップ療法(CPAP療法)
②スリープスプリント療法(専用のマウスピースを使用し症状を和らげる対処療法)
③アゴの外科手術で根本的な原因を取り除く根治的治療

の3パターンが代表的です。このような治療法の中から、重症度によって治療法が選択されます。

 

睡眠時無呼吸症候群の治療法のうち、①と②については、主に睡眠外来や専門内科などでの治療、また、マウスピースは依頼を受けた歯科でつくることになります。

 

については、当院でも多く担っている部分であり、今回、「睡眠時無呼吸症候群の根治療法」と称して少々記事を書かせていただきます。

 

治療法の概要についてです。

上アゴの骨や下アゴ骨の骨全体を手術で前後・上下・左右に移動して(骨切り術)、気道を広げる治療法で、顎変形症の外科手術(上下顎前方移動手術)といいます。

この外科手術(口腔外科もしくは形成外科)は、一般的に矯正治療(矯正歯科)と併せて行われるため、CPAPやマウスピースなどの対症療法とは異なり、アゴの位置を変えて気道を広げるので、治療後は装具を装着しないで、最も治療効果の得られる根治療法の一つです。

もちろん、入院、全身麻酔での手術となり、一般的には5~10日前後の入院期間が必要となります。この治療には、口腔外科医(形成外科医)と歯科矯正医の連携が重要となります。b-ganba.gif

 

どのようなケースの方が適応するかというと・・・・

① 骨格的に下あご骨が小さい、または、上あごが前に出ている(出っ歯)の方、かみ合せが悪い方

②アゴが後方に位置している顎変形症(下顎後退症、小下顎症)の人

③CPAPがどうしても合わなかった人(特に、痩せ型の人。)

下あごが小さく、後退している場合、同様に舌も後ろに位置しているため、気道が狭くなりやすく、睡眠時無呼吸症候群(SAS)を引き起こす要因となります。また、男女差はあまり気にしなくても良いと思います。

大きく開けた時に「喉の奥(口蓋垂や軟口蓋)が見えない場合は気道が狭く睡眠時無呼吸症候群の疑い度が増します。」

 

<治療の進め方>
①初診・相談(SAS治療を行っている矯正歯科、口腔外科など)
②精密検査・診断・治療計画を練る(矯正歯科医と口腔外科医の連携)
③術前矯正(半年~1年)・・・矯正歯科医
④手術(入院5~10日前後)・・・口腔外科医または形成外科
⑤術後矯正(手術後、半年~1年)・・・矯正歯科医(この間に口腔外科で手術時のプレート除去)
⑥保定・・・矯正歯科医

このような手順で進めていきます。

 

※なお、自立支援(育成・更生)医療機関の指定を受けている(保険適用の矯正治療を実施)歯科医院で矯正治療をしない場合には、手術も保険適応となりませんので、注意が必要です!(←ココポイントbye03.gif

 

もちろん、上記のような指定医療機関での治療が前提となりますが、保険適用の有無としては、「顎変形症(下顎後退症や小下顎症)」の診断を受けている場合は、保険適用となります。

その費用概要としては、健康保険の適応になるので、症状や術式により個人差があります。大よその概要としては・・・・

(歯科矯正治療+外科的手術)
費用目安:手術費用+入院で約30~40万円。(自己負担3割)
矯正治療費:20~30万円程度(自己負担3割)
となり、大よそ、自己負担3割で総額:50~60万円前後となります(症状や術式により差額あり)。

外科手術治療の必要性がなく、矯正歯科治療のみの場合には、保険は適用されず、通常、矯正歯科治療と同等の扱いになります。また、睡眠障害に対する診断だけでも、保険適用外となります。

以上、「睡眠時無呼吸症候群の根治療法」の概要について紹介させていただきました。

当院でも多くの方が、相談、治療にいらしております。

「アゴが小さく感じる」「いびきがひどい」「いびきで目が覚める」「下アゴが引っ込んでいる」

などなど、気になる症状があれば、一度、相談にいらしてみてください。

 

快適な睡眠、生活のためにも、見た目歯並びや噛み合わせの治療だけでなく、矯正歯科医としてお役に立てることがあるかもしれません。

村田歯科医院 / 村田歯科 横浜矯正歯科センター
村田正人

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