タグアーカイブ: 矯正歯科

審美歯科・美容歯科(※)と矯正歯科の違いはどんなところでしょうか?

美容歯科あるいは審美歯科というのは, 矯正歯科や口腔外科などと違って正式に存在する診療科目ではありません。一般歯科医が自由に美容歯科や審美歯科を標榜しているのが実状です。審美歯科では、歯を削りかぶせ物によって歯並びを整えます。無理な形に歯を作ることが多く、歯や歯肉の状態が悪化してしまうこともあります。短期間できれいにすることができますが、長期的にみるとより早い時期に歯を失う可能性が高くなります。何でもない歯を不必要に削るということが良い事なのか良くお考えになってください。矯正治療は時間がかかりますが、ご自身の歯で歯並びを整えられること、歯の移動と同時に周りの骨や歯茎も自然な仕上がりになり、健康な状態を保てるというメリットがあります。

最近では「クイック矯正」「セラミック矯正」などの造語がよく見受けられますが、これら歯を削ってかぶせ物で歯並びを整える方法で、「矯正歯科」の治療ではありませんので、お間違えのないようにご注意ください。

日付:  カテゴリ:よくあるご質問, 矯正治療全般 and tagged , , ,

矯正治療中に妊娠しても大丈夫でしょうか?

妊娠・出産は殆ど問題ありません。ただし、永久歯を抜歯する際や、レントゲン撮影については妊娠時期によっては問題となることがあります。当院ではデジタルレントゲンを導入しており、従来に比べてX線量が10分の1以下で済みますので通常は問題ありませんが、念のため、早めに必要なレントゲン検査を行い、永久歯を便宜抜歯して矯正装置をつければ、以後に妊娠、出産を経ても矯正治療は可能です。矯正治療中に妊娠された場合には、つわりなどもありますから、安定期に入るまで通院中のアクシデントを避けるため、通院はご自身の健康状態にあわせてください。出産直前も同様です。出産後は外出できるようになれば、通院を再開する事になります。当医院でも、矯正治療中の患者さんの妊娠・出産をたくさん経験していますので、安心して矯正治療を始めてください。

日付:  カテゴリ:よくあるご質問, 矯正治療全般 and tagged ,

外科矯正治療とはどんなものですか?また、手術後の傷は残りませんか?

骨格に大きな不調和がある場合は、骨格のズレを改善するため、外科手術を併用した矯正治療を行うことがあります。専門的な判断が必要になります。当院では、外科矯正治療でも、治療経験・資格のある矯正専門医が担当しておりますので、お気軽にご相談ください。また、手術はお口の内側から行いますので、お顔に傷は残りません。ご安心ください。

日付:  カテゴリ:よくあるご質問, 矯正治療全般 and tagged ,

健康保険はききませんか?

一部のケースで保険がききます。矯正治療は一般的に自費での治療ですが、顎変形症と診断され手術を併用する矯正治療、唇顎口蓋裂厚生労働大臣の指定する先天異常に伴う不正咬合は保険が適応されます。「村田歯科 横浜矯正歯科センター」は、指定自立支援医療機関(育成医療・更生医療)、顎口腔機能診断施設の指定を受けています(※)。顎変形症と診断され、外科手術を併用した外科矯正治療を行う場合や唇顎口蓋裂、Down症候群と厚生労働大臣が定める先天性の特定疾患に伴う場合については保険治療が適応になります。

矯正専門の医院や施設でも、指定されていない施設での口唇・口蓋裂や顎変形症の矯正治療をする場合は、自費診療となり高額になります。更生医療機関として施設が指定されるためには、診断機器などの施設基準と適切な医療機関(大学病院など)で5年以上の矯正臨床経験および口唇・口蓋裂の治療経験・資格のある歯科医師が常勤している等の用件を満たすことが必要です。

日付:  カテゴリ:よくあるご質問, 矯正治療全般 and tagged , ,

何歳ごろまで治療できますか?また、大人でも治療できますか?

矯正治療には、年齢制限はありません。年齢を考えて矯正治療の機会を逃してしまっていませんか?大人の方でも、矯正治療を受けている方はたくさんいらっしゃいます。歯を支える骨や歯肉の状態が良ければ、年齢的な制限はありません。歯槽膿漏の予防のためにも早目にご相談ください。

日付:  カテゴリ:よくあるご質問, 矯正治療全般 and tagged ,

歯ならびを治すために、歯を抜くことがありますか?

「歯並びは治したいが出来るだけ永久歯を抜かないで欲しい!」と皆さん思うことだと思います。

もちろん、私たち矯正歯科医もそう思います。歯を抜かずに治療するには、早い時期(6~7歳頃)から、一番良いタイミングで治療を始める事が大切です。顎や歯並びなど体の成長を利用し歯を正しい位置に誘導できるため、成長期からの早期治療を行なうと歯を抜かずに治療できる可能性が高くなります。当院では、できるだけ歯を抜かない治療を行なっていますが、成人になるにつれ、口の中のバランスが決まってきますので、歯と顎の不調和が著しい場合は、歯を抜く治療が必要になる場合があります。症状によっては抜歯のメリットが大きいこともあります。

抜歯の隙間は完全に閉じますし、機能的に問題が残ることはありません。抜歯のメリット・デメリット、治療目標や治療方法の違いをよくご理解した上で判断していだきたいと思います。

日付:  カテゴリ:よくあるご質問, 矯正治療全般 and tagged ,