カテゴリ: 矯正装置・治療法
村田歯科 横浜矯正歯科センター Blog

舌側矯正(リンガル)でも顎変形症(外科矯正)治療はできます

横浜駅すぐそばにある。自立支援指定医療機関(更生医療・育成医療)の 村田歯科医院(村田歯科 横浜矯正歯科センター)です。当院では保険適応の矯正治療にも対応できる指定医療機関です。

今回は初診相談でいらした方の質問について説明したいと思います。

時折、こんな相談を受けることがあります。

「受け口を気にしています。おそらく手術が必要なケースかと自分では思っています。装置は、裏側の装置(舌側矯正)を希望しています」

「他院でも相談したのですが、骨格性の受け口で手術が必要なので、裏側の装置(舌側矯正)では治療できません。表側の装置が適応となります。」と・・・・

 

どうなんでしょうか? 当院の見解としては・・・・

「できます!!」☆彡

ただし、保険適応できるかどうかというと・・・・・

舌側矯正装置(リンガルブラケット)を使用した顎変形症治療では、保険適応にて対応する医院はほとんどないと言えるのではないでしょうか?

なぜでしょうか?

 

舌側矯正装置(リンガルブラケット)は、各患者様ごとにほぼオーダーメイドで作製します。

製作にはやや高額は費用がかかります(;^_^A

そして、審美的に見た目を配慮した矯正装置となります。

健康保険では、審美目的の舌側矯正装置の製作費用までは支給されません。

保険適応の場合は、国の税金を利用するため、その病気を治すために最低限必要な費用しか算定されません。

逆を言えば、治療効果としては、その費用(健康保険)で賄える装置や医薬品で十分な治療ができるということです。

あくまで、審美目的の部分は、自費(自由診療)診療となるわけです。

 

以上の理由から、顎変形症(保険適用)治療のケースでは、舌側矯正装置(リンガルブラケット)を適応していないということです。

または、適応していないというクリニックがほとんどということです。

 

また、患者様目線の疑問、質問から考えると・・・・

「舌側矯正装置の製作費は別に出すから、舌側矯正装置で治療してはもらえないんですかあ?」

と・・・・・ これも正確にはダメなんです・・・・

 

矯正装置であるブラケットやワイヤーは、歯ブラシやはフロスのように「物販品」ではありません。

基本的には「医療用具」です。それだけ販売するということは、本来のルールではできません。また、「自由診療分」と「保険診療分」が混ざるので混合診療となります。

 

※ 混合診療とは、保険診療と自由診療を併用することを指し、日本では原則として禁止されています。「保険診療」と「自由診療」を組み合わせて使用する方法のことです。 現在、日本では「必要かつ適切な医療は、基本的に保険診療により確保する」という理念の国民皆保険制度による医療が行われています。 「混合診療」はこの理念にも反するものとして、現在は禁止されています。

 

このようなことから、舌側矯正装置(リンガルブラケット)を使用する顎変形症治療は扱っていない(= 出来ない)という設定をしている矯正歯科医院がほとんどになります。

 

医院にもよりますが、治療自体ができないことはありません

 

当院でも「舌側矯正装置(リンガルブラケット)を使った顎変形症治療」を行ったケースは多々あります。

ただし、すべて自由診療(自費)の費用になってしまいます。

確かに繊細な技術が必要になってしまいます。許容する医院もそれぞれですが、

費用面だけクリアできれば、舌側矯正(リンガル)でも顎変形症(外科矯正)治療はできます。

 

前にも言いましたように当院では舌側矯正での顎変形症治療も対応しております。

舌側矯正(リンガル)での顎変形症(外科矯正)治療について知りたい、治療したい

という方はお気軽にご相談にいらしてください。

 

村田歯科医院/村田歯科横浜矯正歯科センター

 

 

 

 

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金属アレルギー 矯正歯科治療について

横浜駅前にある村田歯科医院です。当院では、村田歯科 横浜矯正歯科センターを併設し、舌側矯正や顎変形症(保険適応の矯正)などにも対応しております。

夏本番の暑さが続いておりますが、熱中症対策も万全にお過ごしください。b-orooro.gifさて、学生さ達は夏休みに突入し、矯正相談にいらっしゃる方も増えてくる時期になりました。

そのご質問のなかで・・・・・

「金属アレルギーがあるのですが、矯正治療はできますか?」

このようなご質問をうけることがあります。

 

脱金属の傾向はあるものの、歯科治療では、金属を使う治療が数多くあります。

一般歯科では補綴物(クラウンやインれーなぞの詰め物)に金属を使うこともあります。

 

矯正歯科では、主な矯正器具のブラケットやワイヤーに金属が使われています。

一般歯科で多く使用されている金属は「金銀パラジウム合金」です。

この金属は銀歯(インレー、クラウン、入れ歯やブリッジ)の材料に使われています。

この金属は合金という様々な種類の金属を混ぜ込んであります。

 

 

歯科矯正で多く使用されている金属は、ステンレス、チタン、ニッケル、コバルト、クロムなどで、様々なワイヤーや装置に金属を使用しています。各金属で利点があり、患者様の矯正の進みによって使う金属が異なります。

 

金属アレルギーの可能性が高いかたは、皮膚科にてアレルギーテストを受けて確認していただく事をお勧め致します。当院で治療開始予定の方は、当院の方からも紹介状をお出しすることは可能です。

アレルギーテストでは、どんな金属に反応するかも詳しくわかるので、使用しない方が良い金属を避けることが可能です。

 

矯正歯科治療の材料で金属アレルギーの原因になりやすいものは、「ニッケル」「コバルト」「クロム」などが多いです。

 

そこで、実際は・・・

 

「金属アレルギーがある、もしくは、可能性がある人は矯正治療ができるのか?」

 

とういう質問ですが・・・・結果から言うと

 

 

「できます」

 

当院では金属アレルギーの方でも安心して矯正治療を受けることができるよう、

金属アレルギー用のブラケットとワイヤーをご準備しております。

矯正器具(ブラケット)では、セラミック製、強化プラスチック製やチタン製のものを使用します。

 

歯を動かす「ワイヤー」では、ステンレス製を主として、ゴムメタル(チタン合金)などの金属アレルギーの方専用のワイヤーを使用いたします。

 

これらの装置や材料を利用することで、当院での患者様の中には金属アレルギーの方もいらっしゃいますが、アレルギー反応を起こさずに矯正治療を行っています。

今までにも重度の金属アレルギーをお持ちの方も無事に治療を終えることができました。

 

少し金属についてご説明させていただきます。

 

<金属アレルギーの原因になりにくいもの>

(ステンレス)

この金属は硬くしっかりしており、歯科矯正の際にワイヤーで使用されています。

アレルギーが出にくいと言われている金属でもあります。

 

(チタン)

この金属は他の金属に比べて特に金属アレルギーになりにくく、

一般歯科治療ではインプラントにも使用されています。その他、代用骨にも使用されています。

 

<金属アレルギーの原因になりやすいもの>

(ニッケル)

ニッケルは、通常は、歯科矯正には欠かせない金属で矯正治療で多く使われています。ステンレスに比べると柔らかく、矯正を始めたばかりの頃のワイヤーに多く使用されています。この金属もステンレスと同様に歯科矯正にて多く使われています。

 

(コバルト・クロム)

この金属もニッケルと同じくブラケットやワイヤーに多く使われています。

その他矯正後のリテーナーなどにも使われる場合があります。

 

当院で使われている金属に関してはステンレス、ニッケル、チタンを多く使用しております。金属アレルギーの方でも安心して矯正治療を受けることができるよう、金属アレルギー用のブラケットとワイヤーを備えています。

矯正治療を金属アレルギーの可能性がり治療するか悩んでいる方、金属アレルギーがあるが一度相談してみたい!という方はお気軽にご相談ください。

 


村田歯科医院 / 村田歯科 横浜矯正歯科センター
スタッフ

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睡眠時無呼吸症候群(顎変形症、下顎後退症) と 矯正治療

村田歯科医院/村田歯科  横浜矯正歯科センター です。

だいぶ気温が上昇してきました。今年は梅雨らしい梅雨はないのでしょうか?

その代わりに台風がすでに接近してきましたね。今後の気象状況はどうなってしまうのでしょうか?

いずれにせよ、暑くなるこれからの時期は水分補給に努めて、熱中症対策も忘れずにしてくだい。

 

さて、暑くなれば「熱帯夜」「寝不足」という構図がみえますが、「睡眠の質」に関する病態を矯正歯科でも扱うことがあります。

顎変形症(下顎後退症)に付随した「睡眠時無呼吸症候群」です。

特徴としては、睡眠時の「いびき」や「呼吸停止(無呼吸状態)の頻発」があり、睡眠の質が低下してた結果、「日中の眠気」「居眠り」「頭痛」「倦怠感」などを引き起こします。

睡眠時に呼吸が止まるなど異常な呼吸がおき、自分でも気が付かないうちに、色々な障害を体に及ぼす病気です。

睡眠時無呼吸症候群の原因には様々な要因があります

 

①咬み合わせや骨格的な要因による場合

⇒ 特に、骨格的な要因は根本的な治療が必要不可欠となります。

まずは、睡眠外来や睡眠時無呼吸症候群対応している耳鼻咽喉科などで検査をおこな

います。その後、症状の重症度にもより「シーパップ療法」、睡眠時無呼吸症候群の診

断をされた医師からの歯科にて作製する「マウスピース療法(スリープスプリント)」

などの治療法を行います。ただし、これらのシーパップ療法やスリープスプリント治療

は、主に対症療法になります。もし、歯並びや咬み合わせに合わせて、骨格的な要因が

顕著な場合は、これらの対症療法で一時的な改善はあるかもしれませんが、根本的な治

療にはなりません。

 

② 睡眠時の喉の閉塞が原因の場合

⇒ 仰向けで寝ているときは舌が沈み、上気道といわれる鼻腔や口腔が狭くなります。さ

らに口腔内のバランス(歯並び・噛み合わせ)が崩れていると、舌が喉の方に下に下

がるなど口咽部からの圧迫から上気道が閉鎖され、無呼吸を起こしてしまいます。

 

③ 歯並びのみの改善では治療が困難な場合(骨格的な要因)

⇒ 骨格的な要因とは、顎変形症(下顎後退症)との診断になった場合です。

この場合、根本的な治療は、矯正歯科治療と外科手術(骨切り術)の併用による改善

が必要になります。

 

骨格的な要因、歯並びやアゴの位置などを気にして、矯正歯科を受診して、顎変形症(下顎後退症)との診断となり、結果、睡眠時無呼吸症候群の傾向がわかったという場合もあります。

顎変形症(下顎後退感)を気にしていて、矯正歯科にて顎変形症(下顎後退症)の診断を受け、結果、気道狭窄(気道が狭い傾向)がみつかり、睡眠外来などでも検査を行った結果、睡眠時無呼吸症候群の併発が明らかになる場合もあります。

最近では、東洋系(アジア系)の女性は下顎が後退し、小さい傾向があり、睡眠時無呼吸症候群の予備軍の方が多いという見解もあります。

 

症状がどの程度のものか?何が原因とかんがえられるか?は、診断をして詳しくわかることにですが・・・・

「アゴが無い、小さく感じる」

「いびきがひどい」

「睡眠中に喉のつまり感 や 咳でおきてしまう」

「起床時の疲労感(寝た気がしない)」

「飲み込みづらい」

「アゴが下がっているきがする」

「睡眠時に呼吸が止まり起きてしまう感覚がある」

 

「唇と閉じるとアゴの先端に大きなシワ(梅干し様)が出来る」

 

などなど・・・・の気になる症状があり・・・・・

 

気になる症状があれば、まずはご相談にいらしてみてください。男女問わずに睡眠時無呼吸症候群傾向がみつかるかもしれません。

村田歯科医院/村田歯科 横浜矯正歯科センター

村田正人

 

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睡眠時無呼吸症候群 下顎後退症(顎変形症)について

村田歯科医院(村田歯科 横浜矯正歯科センター)です。

当院は、横浜駅前にて45年を超える医院です(自立支援指定医療機関)

 

睡眠時に「いびき」をかいてしまう!周りから指摘される!などのご経験をお持ちのかたも多いのではないでしょうか?

「いびき」は、眠っているときに吸い込んだ空気が、喉を通るときに鳴る振動音です。

異常な呼吸がおき、自分でも気が付かないうちに、色々な障害を体に及ぼす病気です。

睡眠時に「いびき」をかいてしまう!周りから指摘される!

などのご経験をお持ちのかたも多いのではないでしょうか?

じつは、「いびき」が出るということは、呼吸が一時的に止まっているとうことです。とまるということは「無呼吸状態」です。一時的とはいえ止まって、気流がおこり一気に空気が入り振動音がでます。

身体的症状としては、「いびきの頻発」は勿論、昼間の眠気、呼吸停止(無呼吸)、睡眠の質の低下などが起こります。さらにひどい場合、「日中の眠気」「頭痛」などを引き起こします。

このような症状があれば、「睡眠時無呼吸症候群」の可能性が高いです。

 

睡眠時無呼吸症候群のメカニズムは異常な呼吸がおき、自分でも気が付かないうちに、色々な障害を体に及ぼす病気です。

睡眠時無呼吸症候群の原因は、「①一時的な原因」と「②慢性的(根本的)な原因」などに大別されます。

<一時的な原因>

1.寝室の温度・湿度による口呼吸が原因

(室温が低くかったり湿度が低かったりすると口呼吸となりいびきの原因になります)

2. 薬理学的要因により筋肉が弛緩・気道が狭くなる

(アルコール、服用薬、たばこなどの人体への作用がいびきの原因にもなります)

3.悪い寝姿勢が気道を狭める

(合わない寝具の使用など眠るときの姿勢(体位)がいびきの原因となることがあります)

 

 

<慢性的(根本的)な原因>

1.扁桃の肥大によるもの(アデノイド、咽頭扁桃、舌扁桃など)

2.肥満によるもの(首周りの過剰な体内脂肪により上気道が狭くなります)

3.口呼吸によるもの(口呼吸の習慣(癖)や鼻づまり等から起こる口呼吸鼻では鼻呼吸をするよりも気道が狭くなるのでいびきの原因になります)

4.加齢による筋力低下によるもの(加齢に伴う筋力低下は気道狭窄の原因になります)

5.アゴ(特に下アゴ)小さい・狭いことによるもの(アゴが小さいと舌が喉側におちこみ気道を狭くします)

 

「一時的な原因」については、生活習慣など環境を変えたり、対症療法で軽減することが多いです。

代表的なものでは、

①シーパップ療法(CPAP療法)

②スリープスプリント療法(専用のマウスピースを使用し症状を和らげる対処療法)

などがあります。

 

①シーパップ(CPAP)療法

・CPAP(シーパップ:持続陽圧呼吸療法)と呼ばれる機械で圧力をかけた空気を鼻から気道に送り、気道を広げて睡眠中の無呼吸を防止する治療法です(健康保険適用)。現在では中等~重症の閉塞型睡眠時無呼吸症候群の標準的治療法として広く用いられています。

②マウスピース(スリープスプリント)療法

 下あごを上あごよりも前方に出すように固定させることで、上気道を広く保ち、いびきや無呼吸の発生を防ぐ治療方法です。

治療に使用するマウスピースの作成は、患者様の口腔内・歯列の形態にきちんと合ったものでなくてはならないため、歯科医院にて精密に作製する必要があります。

耳鼻咽喉科医や睡眠障害専門外来などで検査を受け、睡眠時無呼吸症候群の診断をされた担当医師からの紹介状が発行されると、マウスピースは医療保険の適応となります。

 マウスピース(スリープスプリント)による治療は、軽度~中程度の閉塞性睡眠時無呼吸の患者さんに比較的有効ですが、重症の患者さんには治療が不十分となる可能性があります。👆 (ここポイント)  

基本的には「シーパップ(CPAP)療法」や「マウスピース(スリープスプリント)療法」は、軽度から中等度の睡眠時無呼吸症候群に適応される「対症療法」です。「一時的な原因」の場合において、症状を緩和させるために有効的です。

 

「シーパップ(CPAP)療法をおこなっても合わなかった(改善しなかった)」

「CPAPを装着している時はいいが外すとすぐに元にもどる」

「歯科医院でスリープスプリント作ってもらい使ったが改善しなかった」

「マウスピースで一時的に改善したが症状がすぐに出てしまう」

などの声を聞くこともあります。

歯科医院でも「睡眠時無呼吸症候群」の治療法として「スリープスプリント療法」を積極的に打ち出している医院などもありますが、あくまで対症療法であり根本的治療にはならない場合も多々あります。

 

やはり「慢性的(根本的)な原因」による場合には、対症療法は効果が薄いとお考えになってください。この場合は、直接的なアプローチがが必要になります。

 

特に「扁桃の肥大によるもの」「アゴ(特に下アゴ)小さい・狭いことによるもの」は根本的な原因に直接アプローチします。

通常、扁桃は6歳くらいで最大になり、その後、成長と共に縮小します。ただ、幼い頃に風邪などで喉に炎症が起こると、肥大したまま残ってしまうことがあります。また、ウイルスや細菌の影響から炎症がおこり、一時的に肥大している場合もあります。この場合は

耳鼻咽喉科や睡眠障害外来などにて、直接、外科的な切除が有効となります。その他、口蓋垂や軟口蓋なども切除する場合があります。最近ではレーザーによる手術などもあり、外科的な侵襲が少なくて済む場合もあります。

 

「アゴ(特に下アゴ)小さい・狭いことによるもの」については、特に、矯正歯科、口腔外科や形成外科との連携治療が必要です。

「歯列矯正とアゴの外科手術で根本的な原因を取り除く根治的治療」で「顎変形症治療(がくへんけいしょう治療)」と言います。

 

顎変形症のなかでも下顎後退症(かがくこうたいしょう)と診断される場合になります。

この治療については、当院で多く担っております。

「アゴが小さい場合(顎変形症・下顎後退症)の睡眠時無呼吸症候群の根治療法」です。

矯正歯科でもまだまだ、下顎後退症における顎変形症治療を積極的に行う医院は多くないように思います。

適応ケース(症状)としては・・・

・骨格的に下あご骨が小さい

・骨格的に上あごが前に出ている(出っ歯)の方、
・かみ合せがズレているど非常悪い方(この場合、歯列矯正のみで改善傾向になる場合もあります)

・アゴが後方に位置している顎変形症(下顎後退症、小下顎症)の人

・CPAPがどうしても合わなかった人(特に、痩せ型の人)

 

このような状田では、下あごが小さく、後退している場合、同様に舌も後ろに位置しているため、気道が狭くなりやすく、睡眠時無呼吸症候群を引き起こす要因となります。

 

 

顎変形症(下顎後退症)の治療は、「上下顎前方移動手術」といいます。

上アゴの骨や下アゴ骨の骨全体を手術で前後・上下・左右に移動して(骨切り術)、気道を広げる治療法で、顎変形症の外科手術の応用となります。

 

この外科手術(形成外科や口腔外科)は、一般的に矯正治療(矯正歯科)と併せて行われるため、アゴの位置を変えて気道を広げるので、直接効果を得られやすく治療効果の高い根治療法の一つです。


ただし、外科手術を伴う治療ですから、それなりの負担もあります。全身麻酔での手術となり、数時間かかります。5~10日前後の入院が必要となります。

 

 

治療手順としては・・・
①初診・相談(顎変形症の治療を行っている矯正歯科、口腔外科など)

②精密検査・診断・治療計画を練る(矯正歯科医と口腔外科医または形成外科医との連携)

③術前矯正(1年~1年半)・・・矯正歯科医

④手術(入院5~10日前後)・・・口腔外科医または形成外科医

⑤術後矯正(手術後、1年~1年半)・・・矯正歯科医(この間に口腔外科や形成外科で手術時のプレート除去)

⑥保定・・・矯正歯科医

このような手順で進めていきます。

 

なお、自立支援(育成・更生)医療機関の指定を受けている(保険適用の矯正治療を実施)歯科医院で矯正治療をしない場合には、手術も保険適応となりませんので、注意が必要です!

 

もちろん、上記のような指定医療機関での治療が前提となりますが、保険適用の有無としては、「顎変形症(下顎後退症や小下顎症)」の診断を受けている場合は、保険適用となります。

なお、外科手術治療の必要性がなく、矯正歯科治療のみの場合には、保険は適用されず、通常の矯正歯科治療と同等の扱いになります。また、睡眠障害に対する診断だけでも、保険適用外となります(睡眠時無呼吸症候群がアゴの骨格が原因ではない場合)。

 

指定を受けている矯正歯科での「アゴが小さい場合(顎変形症・下顎後退症)の睡眠時無呼吸症候群の根治療法」は、あくまで「顎変形症(下顎後退症)」の診断名のもとの治療となります。

 

つまり、「顎変形症(下顎後退症)」の方のほとんどが「睡眠時無呼吸症候群」を発症しているので、結果、睡眠時無呼吸症候群改善につながるということです。

「睡眠時無呼吸症候群」という診断のもと保険適応による矯正治療は出来ません。(👆ッココポイント)

 

少々、ややこしいかもしれませんが・・・・

 

今回は「睡眠時無呼吸症候群の治療法」の概要について紹介させていただきました。

当院でも多くの方が、相談、治療にいらしております。

「アゴが小さく感じる」

「いびきがひどい」

「いびきで目が覚める」

「下アゴが引っ込んでいる」

 

などなど、気になる症状があれば、一度、相談にいらしてみてください。

 歯並びや噛み合わせの治療だけでなく、骨格的なアプローチも行う矯正歯科医としてお役に立てることがあるかもしれません。

 

村田歯科医院 / 村田歯科 横浜矯正歯科センター

村田正人

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矯正歯科の診断 (精密検査)について

横浜駅きた西口から徒歩1分

村田歯科医院/村田歯科横浜矯正歯科センターです。

夏至も過ぎて、いよいよ、遅めの梅雨ですね。

あっという間に「真夏日続出」になってしまいそうですね。

夏休みを期に矯正治療を始める方もいらっしゃるかと思います☆彡

 

さて、そんな中、最近、ネットや動画など、矯正歯科に関する色々な広告を目にします。

「通院回数が少なくて済む矯正」

「安くて」

「早くて」

「前歯だけの部分矯正」

「通院が少なくて済む」

なんて、良さそうな言葉で宣伝しているエッって思うような動画をよく見ます・・・

(# ゚Д゚)大丈夫か?????

特に最近、しつこいくらいに動画広告を目にすることがあります。

 

そういった広告の影響からか?良く皆さんは、装置、費用や期間などに注目してしまうことが多いようですが・・・・・☢☢☢

どう思いますか?

 

大切なのは!!まず・・・

「きちんとした矯正歯科の診査・診断」です!!

きちんとした診査というのは、

(パノラマX線写真)

 

(↓ セファログラム)・・・頭部X線規格写真

(正貌) (側貌)

時には、必要に応じて顎関節のレントゲンやCTなどを撮影します📹

さらに(平行模型)←最近では「口腔内スキャン」にする場合もあります

 

(顔貌・口腔内写真)

 

などを撮影します。

そして、各種分析をおこないます📚🌺

 (セファロ分析)

主にこのような、診査・診断を行います。分析項目も200~300項目あり、模型製作も行いますから、診断資料を採得してから、結果が出るまで2〜3週間は時間を要します

 

時折、当院に相談にいらした患者様で・・・・

 

他院でも、相談に行って診断してもらったのですが、「抜歯」ですか?など・・・の話を伺うことがあります

すこし詳しくお話をきいてみると・・・・・

 

お口のレントゲン↓(パノラマ)を撮影してもらい「抜歯です!」など診断してもらった

\(◎o◎)/! パノラマ 

 

機械でお口の中を読み込んで(口腔内スキャン)、診断・シュミレーションをしてもらい「マウスピースでの矯正が最適」と診断してもらった

(シュミレーション)(~_~;)

 

などの内容を伺う事があります。

「これは診断ではありません!!!」

勿論、参考資料にはなるかと思います。初診・相談の時、ご好意で参考までに資料をとる先生もいらっしゃるかと思います。

ただ・・・・・

パノラマシュミレーション(口腔内スキャン)だけで、本来の矯正歯科治療としての治療方針を決めることはできません。矯正歯科治療は、単純に歯を並べるだけの治療ではありません。

 

骨格もキチンと診断しなくてはなりません

 

矯正歯科の精密検査・診断は・・・・少なくとも・・・・

「パノラマX線写真」

「頭部X線規格写真(セファロ)」

「口腔内模型 または 口腔内スキャン」

「顔貌・口腔内写真」

そして「診断・分析(セファロ分析)☆彡

 

があって、診断し治療方針が決まります。そして、その方針を満たす装置が決まります。

特に成長期にあるお子さんは、成長により日々変化をします。

成長変化の経過も追っていかなくてはなりません。

成長によっては、方針の変更なども生じる場合があります。

 

やはり、適切な診断資料がありきでの矯正歯科治療です。

 

ご存知の方も多々いらっしゃるかと思いますが、正しい情報発信としてお伝えさせていただきました。

日々、精進して、診療や正しい情報発信に努めたいと思います。

 

村田歯科医院/村田歯科横浜矯正歯科センター

村田正人

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睡眠時無呼吸症候群 下顎後退症 について

村田歯科医院/村田歯科 横浜矯正歯科センターです。

舌側矯正、マウスピース矯正や顎変形症(保険の矯正)など幅広い治療を矯正歯科を専門に行う歯科医が担当致します。一般歯科医も常駐しており、一般の虫歯治療、詰め物・かぶせ物(ブリッジやクラウン)、抜歯などの口腔外科処置、小児歯科処置や歯周病治療なども併設の施設で受けることが出来ます。

 

睡眠時無呼吸症候群(すいみんじむこきゅうしょうこうぐん)という病気の名前を1度は耳にしたことがあるかと思います。その名の通り、睡眠時に呼吸停止(無呼吸)または低呼吸になる疾患です。

実は、矯正歯科の分野でも非常に関係性のある疾患です。ただ、だいぶ以前よりは情報が多くなりましたが、私たち矯正歯科医の中でも、専門的に診断や治療を行う歯科医はまだまだ多くないかと思います。

 

閉塞性睡眠時無呼吸症候群中枢性睡眠時無呼吸症候群、あるいは、その混在型に分類されます。
閉塞性睡眠時無呼吸症候群では、激しい「いびき」の症状がみられます。

一方、

中枢性睡眠時無呼吸症候群では特徴的な「いびき」は認められないことが多いです。

閉塞性睡眠時無呼吸症候群にみられる「いびき」は、無音のあと著しく大きく音を発するという傾向・特徴を持っています。

単に「いびきをかきやすい性質」としか認識されず、治療開始が遅れることもあります、要注意です。

 

原因としては、肥満、家族の病歴(家族に睡眠時無呼吸症候群の方がいる)、アレルギー、咽頭扁桃肥大(アデノイド)、骨格的要因、顔貌形態(下顎後退症)などがあります。
そして、放置すると、心臓発作、脳梗塞、糖尿病、心不全、不整脈、肥満、昼間の眠気によるリスク(交通事故、人間関係の悪化)などの様々な弊害が増加すると言われています。bikkuri01.gif

 

治療法としては、生活習慣の改善(禁酒、減量、禁煙、睡眠姿勢など)、マウスピース(スリープスプリント)や呼吸機器の使用(CPAP装置の装着)、手術(矯正歯科治療および顎離断手術)などがあります。

今回は、矯正歯科分野での治療について、掲載したいと思います。
「睡眠時無呼吸症候群」「矯正歯科治療」についてです。kaeru01.gifbook.gif

 

手術を行う治療としては、口蓋垂、口蓋扁桃、軟口蓋の一部を切除し、気道を広げる外科的治療(口蓋垂軟口蓋咽頭形成術)と顎変形症(骨格性の下顎後退症)としての矯正装置と外科手術を併用した外科矯正治療があります。

矯正歯科での治療法としては、矯正歯科の装置と手術を併用した、いわゆる、「顎変形症治療(がくへんけいしょうちりょう)」になります。

「アゴがないんですけど、治ります?」

「シーパップやマウスピースを使って、睡眠時無呼吸症候群の治療を受けているのですが、中々改善しません。矯正と手術をした方が良いのでは?と担当の先生から言われました。」

「いびきがひどいのですが、治りますか?」

「寝ている時に呼吸が止まるのですが、歯並びのせいでしょうか?」

 

などの理由から初診・相談にいらした患者さんから伺うことがあります・・・・

「ひどいいびきをかきやすい」b-onegai02.gif

あるいは

「歯が出ていて口を閉じてどうしても口呼吸になってしまう。」kao03.gif

などそんな症状を自覚または、ご家族から指摘されたことはありませんか?

眠っている時に呼吸が停止したり、「ガガ~ッ」 っと大きないびきをかいてしまうと、眠りが浅く、日中起きているときにも眠気が生じ、集中力の低下などの症状が現れます。
さらに免疫力の低下、高血圧や肥満、糖尿病など生活習慣病に罹患しやすいとも言われています。

いびきがひどく、「カッ」っと呼吸が止まったり、「ガガ~ッ」っと大きないびきをかいてしまう方は、睡眠障害の専門外来を受診することをおすすめします。

この症状を起こす方の特徴の1つとして、共通の顔貌パターンがあります。
患者さんご自身の印象としては、

「下アゴが小さい」

「下がっている(アゴがない)様に見える」

「口を閉じるとアゴの先端にシワができる」

と感じることが多いようです。

睡眠時無呼吸症候群では、以前は、太った男性の方が多いという印象が強かったようですが、最近では、性差はなく、女性も比較的多いとされております。w03.gif

 

睡眠無呼吸症候群は気道が自体狭いことや口蓋、咽頭形態が原因で起こす場合もありますが、下顎(したあご)が後退(下顎が下がっている)しているかたは、仰向けに寝ると余計にアゴが下がり気道が狭くなります。

顔全体の傾向としては、「面長な顔」の傾向です。

「面長」とは、中・下顔面の長さが長いということです。そのうえで、「アゴが無い」「アゴの先端い梅干様のシワが出来る」という方は、要注意です。→ ココポイントup.gifkaeru02.gif

成人では、下アゴが著しく小さい場合、顎変形症(下顎後退症)といって外科矯正治療(保険適応)の対象となります。

顎骨の骨切り手術を行うことで根本的に正しい下アゴの大きさや位置を確保することで気道広くなるのを促します。

矯正歯科での治療は、歯並びだけでなく骨格的な要因による顎顔面の不調和を治す「顎変形症(下顎後退症)」治療です。「顎変形症(下顎後退症)」は睡眠時無呼吸症候群を伴っていることが多く、結果、全て改善する治療になります。

 

もちろん、顎変形症治療ですから、指定の医療機関と指定医の常駐する医院、病院では健康保険の適応になります。


以前は外科矯正の手術でも下アゴだけの手術が多く、結果的に再発する懸念がありまし最近では技術の進歩により、必要な場合は上下アゴの手術を行い位置を決めて治療をすることもできるようになり、顎変形症治療適応の領域も広がってきました。

睡眠時無呼吸症候群の治療には、顎変形症治療が非常に有効な治療法となっています。nurse.gif

さらに周囲の筋肉のリハビリと正常な舌の位置と鼻呼吸の確立など筋機能療法(MFT)などを行い下アゴが前方で適応する位置での咬み合わせを作ることで睡眠時無呼吸症候群の根本的な改善がでます。

どんな病気でも色々な角度からのアプローチが必要な場合があります。

歯並びや咬み合わせが悪く!

 

「睡眠時無呼吸症候群」

「いびき」

「睡眠の質がわるい」

「飲み込みにくい」

 

などの症状を自覚したら、

一選択肢、一選択診療科として、「矯正歯科」もあることを覚えておいてください。icon_razz.gif

(※ 尚、睡眠時無呼吸症候群(気道にかんする診断)にかんする矯正歯科治療を行う矯正歯科は限られております)

より良い治療法、根本的な治療法にたどり着けるかもしれません。

 

当院は自立支援指定医療機関(保険の矯正可能)であり、多くの下顎後退症(顎変形症)の患者様が通院していらっしゃいます。

 

村田歯科医院/村田歯科横浜矯正歯科センター

村田正人

日付:  カテゴリ:ブログ, 下顎後退症, 保険が効く矯正, 全身への影響・健康への影響, 医院情報, 口が閉じづらい・アゴのシワ, 未分類, 歯並び, 治療法, 睡眠時無呼吸症候群, 矯正歯科, 矯正装置・治療法, 顎変形症 and tagged , , , ,

ブラッシング 力の入れすぎに注意

横浜駅前にある 村田歯科医院です。当院は、自立支援指定医療機関・顎機能診断施設となっております。地域に根付いて40年、村田歯科医院内にある矯正歯科専門の「村田歯科 横浜矯正歯科センター」では、矯正治療専門の歯科医による舌側矯正、マウスピース矯正や顎変形症(保険の矯正)などより専門的な矯正歯科治療にも取り組んでおります。

 

梅雨にはいり、蒸し暑い日が続きますね。だいぶ気温も高い日が増えてきました。

ジメジメした日が続くと、カビも発生しやすくなります。実は、口の中にもカビ菌が居ます。口腔内を不潔にしているとカビが増えます。

やはり、口腔内の正しいブラッシングは大切です。

 

ただ、最近は、歯ブラシ行う意識が高い方が増えたという良い傾向がある一報、歯ブラシをする際の歯ブラシ圧が、非常に強いかたも多いという印象があります。

 

いわゆる「オーバーブラッシング」です。bikkuri01.gif

歯ブラシ圧が強いと歯ぐきを傷つけるだけでなく、知覚過敏になったり、歯ぐきが下がってしまう(痩せてしまう)原因にもなります。

そして、下がった歯ぐきは、元には戻りません。歯ぐきが下がるということは、その下の骨(歯槽骨)が下がってしまうということです。

 

例えば、土の上に「枯れ葉」🍂が落ちていたとしますame.gif

硬い「ほうき🧹」を力強く使用したり、強く「手づかみ」✊で、その落ち葉を取り除こうとしたとします・・・・・

 

土もえぐれてしまいますよねga-n01.gif

 

そんなイメージですw03.gif?)

 

落ち葉だけを集めようとする場合は、「軽く!優しく!そーっと!

表面を掃くだけで、落ち葉は集まります。icon_surprised.gif

 

歯ブラシも一緒です!kao06.gif

歯の表面の汚れ(歯垢、プラーク)も軽く歯ブラシするだけで落ちます。決して、強い力、過度に硬い歯ブラシは必要ありません。

 

ポイントは

「力のコントロール(歯ブラシの握り方)」「歯ブラシの使い方(歯ブラシの当て方)」ですnurse.gif

 

まず、握り方は・・・

「ペングリップ(鉛筆持ち)」・・・これポイントbook.gifkaeru01.gif

手のひらで握るような「パームグリップ」kao02.gif

gomen01.gif・・・・

 

これでは、力が強すぎます。

まだ、しっかり歯ブラシを握れない小さなお子さんならともかく、大人がこの握り方で

歯磨きを行うと、大抵は強すぎますbikkuri01.gif

 

そして、歯ブラシの当て方は「毛先磨き(歯の表面に毛先を垂直に当てる)」up.gif

を意識することです!

それぞれの歯や各歯の面を意識してなるべく垂直にあてることです。

 

「ペングリップで!」

「毛先の弾力を使って!」kaeru.gif

 

を意識することが大切です。

今まで強く磨くクセがついていた方は、少々、物足りないかと思いますが、

上記の2つを守れば、正しく、適切にブラッシングが出来るはずです!!

 

爽快感がもっと欲しい!!!!という方は・・・・

強めの爽快感があるタイプのマウスウォッシュやリステリンなどを仕上げに使用して、爽快感を演出するのもありかと思いますkaeru08.gif

 

これから矯正治療を始めたい方も・・・・

矯正治療中の方も・・・・

矯正していない方も・・・・

 

「オーバーブラッシング」

 

には、くれぐれも気を付けてください!

 

村田歯科医院/村田歯科 横浜矯正歯科センター

 

 

 

 

 

 

 

 

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矯正治療が長引く原因や可能性

横浜駅前にある村田歯科医院/村田歯科 横浜矯正歯科 です。

新年度も始まり、半月ほどが経過しましたが、新しい環境には慣れたでしょうか?

新たな気持ちで、矯正治療をスタートしたいと思う患者様もたくさんいらっしゃいます。

 

今回は、これから矯正治療をはじめたい方、または、はじめている方への一情報を思い掲載させていただきました。

矯正治療が長引く原因や可能性についてです。

矯正治療は長期的な治療になります。

まず、矯正歯科の専門的な精密検査を行い、診断・分析後、綿密な治療計画(方針)を立案したとしても、人の体ですから、年齢や状態などで期間や方針にブレが生じます。

ですから、矯正治療ではきちんと立ち返ることができる(方針を確認できる)分析や治療計画が大切になります。

決して、その都度、方針を変える切り貼りした治療は良くないと考えております。

 

 

 

矯正治療が長くびく原因として代表的なものは・・・・

 

①歯の動きが遅い(個人差あり)

歯の動きには個人差があります。顔の骨格パターン、骨の代謝や咬む力の違いによって歯の動き方は変化します。また、咬み方や生活習慣も影響します。また、矯正治療に年齢制限はないですが、骨の代謝は経年的に変化します。年齢によって歯の動くスピードは変わる場合があります。特に初期の歯の移動するまでの期間は年齢が若いほど早く動き出すと言われています。

 

 

②装置が外れることが多い(脱離)

食べ物や食べ方に気をつけないと(通常は、装置装着時に口頭や説明書を用いて注意事項を説明します)、装置が外れることがが起こります。すると、歯が予想外の動きをしたり、治療のステップを再度一段下げる必要性がでる場合があります。当然、その分、治療段階に「寄り道」をすることになります。装置が外れる原因としては、他には「歯ぎしり」「噛みしめ」など、無意識な生理現象による場合もあります。

 

 

③歯磨きをはじめとした口腔ケアと怠ってしまう

矯正治療が始まると、多かれ少なかれ装置(異物)が着きますから、歯磨きはしづらくなります。矯正治療開始時に「ブラッシング指導」を行いますが、歯ブラシなどお口の中の清掃状態が悪いと、当然、虫歯や歯肉炎になりやすくなります。ひどい場合は、一時的に装置を外して、虫歯や歯ぐきの治療が必要になります。

矯正歯科専門医院では一般歯科を併設している所は多くありません。一般歯科の通院も必要になりますし、矯正治療が延びてしまいます。

 

 

④来院の予定が中々合わない

治療をする医院を決める際は、勿論、治療結果や治療に対する安心感が第一だと思います。さらに、担当の先生の説明、診断や人柄など「お願いしたい」と思って決めるかと思います。矯正治療は平均4~6週前後に1回目の通院間隔です(ただし、装置の種類や治療の段階によっても異なります)。当然、その医院の混雑状況により予約が先になる事もあります。きちんとした医院程、予約が取りづらくなる場合もあります。土日や平日の夕方は予約の競争率も高いかもしれません。

「予約が取りづらくてもきちんと治療をしてもらえる医院にしたい」

「多少遠くても、その医院で診てもらいたい」

「仕事や生活スタイルを中心に考え予約が取りやすい医院にしたい」など・・・

ある程度は仕方がない事かと思いますが、ご自身のお仕事、生活スタイルや通院に対する考え方なども医院を決める際に少し考慮することも必要かもしれません。

 

 

⑤お口や舌のクセ(口腔習癖、舌癖)や口呼吸で歯の動きを邪魔している

舌突出壁異常嚥下壁といって。舌が端を押す力で前歯が咬み合ったり、前歯を引っ込める動きを邪魔していることがあります(開咬という状態の方が多いです)。

この舌の動きは、矯正治療を妨げる原因の1つとなります。この舌癖を取り除くには、担当医の指導も下、ご本人の意識も大切ですし、舌の位置を意識するトレーニングであるMFT(舌の位置づけや舌の筋トレ)が重要となります。個々の状況によっては、「舌のクセ」が中々抜けず、治療結果が思わしくない状態になる場合もあります。

 

 

⑥歯が特異的な状態になっている場合(骨性癒着、アンキローシス)

本来、歯と支える骨の間には、歯根膜(歯周靭帯)という膜状の組織があります。その歯根膜の中には歯を動かす細胞が多数含まれております。本来、この歯根膜の反応により歯が移動します。この歯根膜は、歯をぶつけたり、脱臼したりして、強い損傷をうけても比較的正常に修復されますが、時折、骨の細胞が増殖し、歯と骨が癒着してしまう現象(骨癒着、アンキローシス)が起きてしまいます。

この現象は、損傷を受けなくても原因不明に起こることもあります。骨癒着(アンキローシス)は鑑別診断が非常に難しくレントゲンなどからはわかりません。ぶつけた記憶がなく矯正治療を開始してみて初めてわかることもあります。骨癒着(アンキローシス)が起こったら、歯はまったく動きません。また、対応としては、コルコトミ―と言って外科的処置をすることで骨ごと動かす処置を行います。

矯正治療前にあらかじめ過去に歯の外傷がなかったかなど、問診票や口頭で、担当医の先生に教えていただくと治療期間のロスを防ぐことにつながりますし、「もしかすると?」の心構えを持って治療にのぞめるかと思います。

 

その他にも様々な要因があるかと思います。

担当医、また、患者様もスムーズに治療が進み、早く装置が外せることを願っているのは言うまでもありません。

治療計画や治療期間の予測は診断の下に立案しますが、体質や習慣なども含め予測通りに進まない場合もありますので、これらの事を意識したことで治療に向合っていただけると幸いです。

 

今後とも正しい情報提供を心がけていきたいと思います。

村田歯科医院/村田歯科 横浜矯正歯科

村田正人

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クイック矯正? セラミック矯正? ラミネートへニア矯正? それって矯正治療(歯列矯正)なの? 

村田歯科医院/村田歯科 横浜矯正歯科 です。

 

今回は、「矯正歯科治療」について御説明します。

「そんなの知ってます」「わかっています」という方もいらっしゃるとは思いますが・・・・((´;ω;`))))))

「セラミック矯正」「クイック矯正」「ラミネートべニア矯正」

などという文言をネット広告などで時折目にすることがあるかと思います。

 

患者様からのご相談でも・・・・

「セラミック矯正はどうなんですか?」

「ワイヤー使う矯正をどう違うのですか?」

とのご質問を受けることがあります。

 

結論から言うと・・・

「セラミック矯正」「クイック矯正」「セラミッククラウン法」(←造語です)

という矯正歯科治療はありません。

 

対比するために使われることがある「ワイヤー矯正」というのも造語です。

「ワイヤー矯正法」とうい方法があるわけではありません。

「治療初日から理想的な歯並びが手に入る」

「わずかな時間で矯正ができる」

「通院3,4回で終わるクイック矯正」

「短期間で出っ歯が治る」

「短期間で歯並びが美しくなる」

「通院2,3回すぐ終わるセラミック矯正」

「安く、早く理想的な歯並びになれる」

 

などといった表現や宣伝文句も目にすることがあります

 

短時間(2,3回の通院など)で矯正が終わる = 矯正歯科治療ではない!!です

 

きちんとした矯正治療は、歯列不正(不正咬合)が軽度な場合でも最低でも半年以上かかるものなので、魔法や手品のように短時間で終わるという矯正治療は、どう転んでもこの世に存在していません。

 

セラミック矯正とはこのように健康な歯を大幅に削り、補足してその上からセラミックの歯を被せるという方法です。

 

この処置ですと、歯並びの悪い箇所を限界まで削り、そこを隠すために、歯の頭の部分(歯冠)を削りセラミックで覆います。確かに短時間、短期間で見た目の歯並びは良くなります。

 

虫歯など処置の必要ない歯では、限度量以上に歯を削ると歯の寿命が大幅に縮むみます。さらに神経を処置するとさらに寿命が縮みます。

 

セラミック矯正やクイック矯正などは矯正治療ではなく、健康な歯を大幅に削り、場合によっては神経を抜き、上からセラミックを被せる方法です。

歯の根っこ(歯根)の向きはガタガタなままです。

 

当然、早く見た目は良くなるという利点はありますが、その分、歯に伝わる力が負担過重になり、将来的に歯が悪くなりやすい場合などの欠点もあります。

健康な歯を削り、神経を処理ことでアナタの歯の寿命は確実に縮み、若くして総入れ歯になるリスクは非常に高くなります。(← ココポイント★)

 

健康な歯を大幅に削ること、必要のない神経を処置(抜髄)することのリスクを知らずにこの治療を行ってはいけません

もし、この治療法を受ける場合はそうしたリスクやデメリットを理解した上で施術を受けてください。

 

また、削った歯の上からセラミックを被せるということは、被せ物(セラミック)の寿命が過ぎたら、次はまた更に歯を削らなければセラミックを装着できません。

 

どんなに精密な被せ物(クラウン)を入れたとしても、歯を削ったり、神経を摂ることで虫歯のリスクや再治療のリスクが高まります。

必ず、歯と被せ物の間には、接着面(境目)が出来ますし、天然の歯にはかないません。

 

セラミックを使って短時間で白い歯を手に入れるという考えは非常に魅力的です。

綺麗な自分の歯を削ってでも・・・・諸事情により・・・

「どうしても短時間で見た目を綺麗にしたい!」

「どうしても矯正装置を長期つけたくない」

「もともと、虫歯で被せ物(クラウン)や差し歯が口の中に多い」

という方は良いかもしれません。

確かに短時間で治るということはストレスが減るかとは思います。見た目を主目的に治療する審美歯科では精神医学上の大切な役割もあると思います。

「セラミック矯正」は補綴処置といって短時間では治ったように見えます。

しかし、こうした、セラミック矯正のリスクをしっかりと抑えて、それでも尚且つこの方法で治療を行いたいという方には有効な治療だとは思います。

 

歯並び(歯列矯正)で迷っている方は、以下の事を考慮すべきかと思います。

 

・矯正歯科の専門医が居る歯科医院に相談する。

・矯正歯科の精密検査を行える医院である。特に診断にはセファログラム(矯正用のレントゲン)の分析を行う医院であること

・実績は日本矯正歯科学会の認定医や指導医などの歯科医師が治療に当たる事、また、自立支援医療機関の指定を受けた矯正歯科も参考になる。

・もし、セラミック矯正を行いたい場合は、メリット、デメリットもしっかりと話してくださる歯科医を選ぶべき

・通常の表側や裏側(舌側)の矯正装置(ワイヤー矯正)やマウスピース矯正装置などを選択しとして入れる。

 

となります。

 

なるべく矯正器具を着けたくない、今すぐに歯並びをなんとかしたいという気持ちはわかります。そもそも、出来る事なら(必要ないなら)矯正治療をしたいという人はいないですよね。必要だから治療を検討したり、施術を受けたりするものです。

 

 

良くも悪くも様々な情報が溢れている現代だからこそ、メリット、デメリットを含め正しい情報を選ばなくてはいけません。

 

要は、良く情報を吟味し、正しい情報を得て納得した上で治療を受けてください。

矯正歯科治療(歯列矯正)は、原則として自分の歯を使って、歯並びや咬み合わせを治す治療です

 

情報が溢れる時代からこそ、正しい情報が必要です。

今後とも微力ではございますが、正しい情報発信に努めていきたいと思います。

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マウスピース矯正 デメリット メリット アライナー矯正

村田歯科医院/村田歯科 横浜矯正歯科センター です。

皆様、感染予防対策おこなっていますか?緊急事態宣言の再発令もどうなるのか?いつまで続くのか先行き不安ですが、前向きに頑張っていきたいですね。

当院も新型コロナウィルス感染症対策(COVID-19への感染予防対策を緩める事なく、また、患者様用の手指消毒液衣類用除菌剤を受付にてご用意し、日々の診療にあたっていこうと思っております。

 

「マウスピース矯正」「マウスピース矯正法」など 最近では、結構耳にすることばですね。

 

ブラケット(ブレース)を歯の表面に装着するワイヤーを使った矯正に比べて、目立ちにくい透明な樹脂をマウスピースを使用する「マウスピース矯正」が注目されるようになって数年がたちました。

 

装置を提供する会社もどんどん増えてきて、価格、材質、システムなど様々な特徴を打ち出していますね。

 

実は、正式に「マウスピース矯正法」という方法があるわけではなく・・・

「マウスピース型矯正装置」が正式であり、「装置」との位置づけになります。

そんな中で、「日本矯正歯科学会」よりHP上で・・・・(少々前になりますが・・・)

「歯科医師が介在しない形でマウスピース型商品が販売され、歯列の改善への有効性を謳うケースが出てきている。矯正歯科治療は、正確な診断や精密な治療計画に立脚して行われるべき医療行為であり、誤ったマウスピース型製品の使用は予期せぬ大きな問題を引き起こす可能性がある」

との見解を発表しています。

 

患者様自身の判断で独自にこれらの製品を使用し、歯の移動を行うことは、歯科医学的にも非常に危険であるとの警鐘を鳴らしています。

 

決して、「マウスピース型矯正装置」がダメ!と言っているわけではありません。

勿論、当院でも使用していますし、実は、スタッフや歯科医の友人も使用しています。

これまた勿論ですが、矯正歯科の精密検査を行い、私の方で・・・・

「適応症(マウスピース型矯正装置での治療が可能)」と判断した上でのお話です。

どんなことにも言えることですが・・・・

 

マウスピース型矯正装置にも「メリット」「デメリット」があります。

 

その欠点を踏まえ、歯の移動を理解して・・・・

「適応症(治療可能なケース)」の判断や専門的知識が必要とされます。

さらに学会でも・・・

大学病院や学会が認める専門機関、すなわち矯正歯科医を目指すべく基本研修機関において、矯正歯科領域全般にわたる基本的教育、臨床的な技術トレーニングを受けた矯正歯科治療を専門に行う歯科医師による診察、精密検査、診断、治療計画の立案を基に治療を行うことを学会でも推奨しています。

 

とのコメントもあります。

 

本来、矯正歯科治療は歯科医師の適否の判断や予想外の事態への対処、治療結果について、責任を持ち対象できる専門的な矯正歯科医が行う治療です。

 

「安い」「早い」「簡単」「部分矯正だけで治る」など偏った広告、宣伝ネット情報に踊らされずに、自己判断で装置を使用するとそれに伴うリスクが増大することを理解していただくことが大切だと思います。

 

何度も言いますが、「マウスピース矯正」がダメと言っているわけではありません。

金属アレルギーの患者様にも有効な手段となります。

 

歯並びやアゴの状態の色々なケースがあります。どんなことにも適材適所があります。

全てのケースになんでもかんでも「マウスピース矯正」ではなく・・・・

専門的な判断のもとご自身が「適応症(マウスピース型矯正装置による治療が可能なケース)」であるということを理解した上で治療を受けていただきたいと思います。

これからも、良い事ばかりを強調するのではなく、矯正治療として「利点・欠点」「メリット・デメリット」「できること・できないこと」を含めて、正しい情報発信に努めていきたいと思います。

 

村田歯科医院 / 村田歯科 横浜矯正歯科センター

村田正人

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