神奈川県横浜市西区にある横浜駅からすぐの村田歯科医院内にある矯正歯科専門の施設です。当院は自立支援(育成・更生)指定医療機関であり顎変形症や指定疾患では健康保険が適応になる施設です。(横浜駅 きた西口徒歩30秒 西口徒歩1分 東口徒歩2分)。
最近、小児期(小学校低学年)のお子さんご本人やお母さんから、伺うことが多いのが・・・・
「最近、お友達が矯正を始めました、赤いプラスチックの装置(または、マウスピース)を使っています。」とか・・・・
「000ちゃんは、取り外しのピンクのマウスピースで治療してた」とか・・・・・
よく耳にすることがあります!それは、「床拡大装置」といいます。歯並びのアーチ(歯列)を主に前や横方向に広げる装置(拡大装置)の1つです。
時々「歯並びのガタガタがあるし、永久歯が並ぶスペースが無いからとりあえず広げておこう!と言われた」なんて言葉を患者さんから耳にすることがあります。
もちろん、これらの歯列を広げる拡大という行為や拡大装置の使用がいけないことではありません。
私自身も、日常の矯正治療の方法の1つとして、拡大装置を使用することはあります。
ただし、 「ガタガタある」「将来的に永久歯が並ばないことが予測できる」これだけで、これらの装置を使用するのはどうでしょう?なんでもかんでも、取りえず広げればよいものでしょうか?
実際は、水平的には前方向でも横方向でも広がります。しかし、広げることによる垂直的な影響は考えているでしょうか?
やはり、歯列を拡大することによって、アゴの成長発育にどんな影響が起こりうるか?
アゴを広げる拡大装置をしようすることにより、上下のアゴの垂直的な位置関係はどう変化するか?
矯正用のレントゲンや資料により、必ず精密検査を行い、専門的な分析、診断を行い!使う装置を適切に選ばなければなりません!!
どんな分野のちりょうでも「診断してからお薬や装置を処方する!」これは当たり前のことです。
もし、診断もせずに、「アゴが小さいから!「歯が大きいから!」「永久歯が並びそうにないから!」と見た目だけの歯並びで判断して「拡大装置」を使用するようなことがあったら・・・
それはたして正しい治療言えるのでしょうか?・・・・
是非、必ず診断(矯正の精密検査)をしてから、拡大装置に限らず、矯正装置を使用するようにしてください。
村田歯科医院/村田歯科 横浜矯正歯科センター 村田正人
日付: 2015年11月24日 カテゴリ:こどもの矯正治療, ブログ, 歯並び, 治療法, 矯正歯科, 矯正装置・治療法, 第1期治療(小児矯正) and tagged 床矯正, 拡大, 歯列