横浜駅前 開業50年を迎える村田歯科医院(村田歯科 横浜矯正歯科センター)です。
最近、ご相談にいらっしゃる患者様で、他院も含め色々とご相談に回っているというお話を伺うことがあります。
その中で、初診時に検査をして、すぐ診断をしてもらったという内容をうかがうことがあります。
「ん? 矯正歯科の精密検査は、計測などもあるし、すぐには結果がでないんだけどなー」
詳しくお話を伺ってみると・・・・・
口腔内スキャンの画像やシュミレーション や
お口の中のレントゲン写真(パノラマX線写真)
などを撮って頂き、診断してもらったとのことです。勿論、これらは参考資料や診断資料の一部にはなりますが、確定診断の為に必要な資料のすべてではありません。つまり、この資料だけでは、矯正歯科の診断結果とはなり得ません。
もう一度いいますが・・・・・(;^_^A
「矯正歯科の精密検査は、計測などもあるし、すぐには結果がでないんだけどなー」
ということが言えます。
本来、矯正歯科の精密検査は以下の資料採得を行い、各種計測や分析があります。その上で、診断結果を導き出します。
1.顔貌および口腔内写真撮影
2.レントゲン(パノラマX線写真、側貌セファロ写真、正貌セファロ写真)
3.平行模型(スタディモデル)
4. その他(状況に応じての追加資料)
(顎口腔機能診断や筋電図)
(CTスキャン)
など色々な資料を取り、様々な診断、分析を行います。
以前は手作業ですべて計測して行うことが多かったので、分析・診断には1カ月程度の時間を要する場合が多かったです。
近年ではデジタル化がすすみ、分析、診断に要する時間もだいぶ短縮されましたが、それでも2~3週間程度かかるのが通常です。
お口の中をみる「パノラマX線写真」や画像で趣味レーションを行う「口腔内スキャナーー」でけでは、きちんとした診断はできません。(←ココポイント)
矯正歯科では、歯並びを並べるだけの治療ではありません。骨格をきちんと診断する必要があるからです。それには、セファロ写真(セファロ分析)が必要不可欠になります。
(※ 最近では、頭部のCTスキャンからもセファロ分析ができる場合もあります)
矯正歯科の精密検査ではどういった資料を取るのか?
どういった資料が必要なのか?
どういった内容の検査をするのか?
大まかな事でも構いません。
ご理解を深めて頂けると幸いです。
今後も矯正歯科分野での正しい情報を発信していきたいと思います。
村田歯科医院/村田歯科横浜矯正歯科センター
村田正人