横浜駅前 横浜駅西口から徒歩30秒、横浜駅から一番近い矯正歯科専門の施設です。
横浜駅前の矯正歯科です(一般歯科併設)。横浜駅前にて、開業40年を迎える歴史ある医院です。また、当院は自立支援(育成・更生)医療の指定医療機関です。
横浜駅東口からも駅の東京寄り「きた通路」を通るとすぐの村田歯科医院内にある矯正歯科専門の「村田歯科 横浜矯正歯科センター」では、矯正専門医による舌側矯正、マウスピース矯正や顎変形症(保険の矯正)などより充実した専門的な矯正歯科治療にも取り組組んでいます。
ここのところ、過ごしやすい日が続きますね、夏休みも終わり子供たちも日常生活に戻れたでしょうか?
当院の矯正歯科も夏休み期間中は、だいぶ賑やかになっていました。
そこで、最近少々多かった、お子さんについてのご質問の中から抜粋してお答していきたいと思います。ちょっと前に春の歯科検診時にも多くなる質問でもあります。
お子さんの前歯が反対である、いわゆる「反対咬合」についてのご質問です。
「歯科検診で早く診せに行かないと大変なことになる」と言われた。
「前歯が生え変わるまで様子を見ましょう」とか、
「前歯4本が生え変わるときに治ることがあるからまだ何もしなくてよいです。」
「永久歯で反対だったら矯正治療を開始すればいいです」とか、
「骨格性の反対咬合だから将来手術が必要になるかもしれない」とか、中には・・・
「永久歯になって成長が止まってからでよい」なんて言われたとのこと・・・・
いろいろと言われて、心配で矯正相談においでになる方がいらっしゃいます。
様々な情報も飛び交い、それぞれの医師によって異なる意見を言われて、大変迷って、どうしたらよいか?困ってしまう場合も多々あるようです
ですから、今回はなるべくシンプルに段階を追って、ご説明できればと思います。
子どもの反対咬合といっても色々な段階があるかと思います。まず・・・・・
<乳歯列での反対咬合>・・・3歳児歯科検診などで指摘を受けた場合
もう少し様子を見ても良いかと思いますが、できれば一度、矯正歯科に相談に行っていただき現状を把握した方が良いかと思います。3歳だと実際に何らかの矯正装置をしようすることは中々な難しいかと思います。ただ、前歯が永久歯交換まで待つのではなくて、半年~1年ごとの矯正歯科での定期的なチェックが必要かと思います。そして、ベストなタイミングでの矯正治療が始められるようにしたいものです。
<混合歯列(5~6歳)での反対咬合>・・・幼稚園の歯科検診などで指摘を受けた場合
そろそろ始めた方がよいですね。もし、この時点で、前歯が永久歯に生えかわっていなくても、もしくは、まだすべて乳歯でも、一度、受診していただき、状況により精密検査を行い現在の反対咬合が、どのようなタイプなのか?今後の治療方針や対応を決めるうえでも把握しておく必要がります。必要な方は、機能的矯正装置(マウスピース型矯正装置:プレオルソ、EF line、T4K など)から初めます。
<混合歯列(7~8歳)での反対咬合>・・・学校の歯科検診、一般歯科医指摘を受けた場合
この時期に反対咬合であった場合は、まず第1期治療としての専門的な矯正歯科治療が必要になります。ちょうどこの時期は、上アゴの成長が始まります。反対咬合をこの時期に放置しておくと上アゴの成長が抑え込まれたり、歯や舌の位置異常がひどくなったりします。精密検査を行い矯正歯科治療を始めた方が良いと思います。
以上、年齢別に分けてみましたが・・・・要点としていかにまとめてみます。
<要点>・・・子供の反対咬合の場合
- 歯の生え変わり状況ではなく、年齢で受診する時期を考えてください!!(受診できる状態でしたら6歳前後がベストです)
- もし、どこかで前歯4本が永久歯に生えかわってからでも良いと言われても、歯並びで考えないで年齢(6歳前後)で受診時期を考えてください。
- 乳歯の時期に反対咬合で、永久歯に生えかわるときに治るかもしれないから、前歯が生え変わるまで待ちましょうと言われても、この考え方は「古い」「歯並び」しか診ていないと考えています。反対咬合による舌への悪い影響やクセ(低位舌、発音、嚥下異常など)は、後に歯並びは治せてもクセは中々治らない場合があります。歯だけの問題ではないと思ってください。
以上、いろいろと書きましたが、反対咬合で受診時期を迷ったら、もちろん、気になったときに受診して確認すればよいと思います。当院でも反対咬合で、3歳くらいから経過観察しているお子さんもいらっしゃいます。
迷ったりわからなかったら、
「6歳前後には受診」と覚えておいてください!
村田歯科医院/村田歯科 横浜矯正歯科センター
村田正人