当院は、横浜駅から一番近い矯正歯科専門の施設です。横浜駅 きた西口徒歩30秒 西口徒歩1分 また、横浜駅東口からも駅の東京寄り「きた通路」を通るとすぐの村田歯科医院内にある矯正歯科専門の「村田歯科 横浜矯正歯科センター」では、矯正専門医による舌側矯正、マウスピース矯正や顎変形症(保険の矯正)などより専門的な矯正歯科治療にも取り組んでおります(矯正専門医常勤)。矯正専門外来は土曜日も診療を実施しております。 同施設内には、一般歯科も併設しており、一般の虫歯治療、詰め物・かぶせ物(ブリッジやクラウン)、抜歯などの口腔外科処置、小児歯科処置や歯周病治療なども併設の施設で受けることが出来ます。
時々・・・
「抜歯矯正と非抜歯矯正 どちらが良いのですか?」
というご質問を受ける事があります・・・・・・
患者さん側としては良い事、悪い事を含め様々な情報があふれていて、迷ったり誤った知識をもってしまうことも少なくないようです。
そこで今回は、矯正歯科における「抜歯」「非抜歯」についてです。
矯正治療では、 「便宜抜歯」といって、正しい噛み合わせや歯並びを獲得するために、便宜的に抜歯をして歯の本数を減らす場合があります。
抜歯矯正 VS 非抜歯矯正
「VS 」という構図?言葉? これ自体が間違っています。
もちろん抜歯をしなくて済むならそれに越した事はありません。
これは大前提の話として・・・・・・
矯正は治療です。
今の状態よりも良くするために、「抜歯をする場合」もありますし、「抜歯をしなくて済む場合」もあります。
やはり、正しい診断の元に抜歯か非抜歯かを選択しますそれが一番です。
ですから、 「抜歯」は治療上必要な、1つの手段です。
ケースによっては、アゴのアーチを広げて(拡大)並べるのが最適な場合もあります。
一方、拡大をすると口元がでたり、口が閉じにくくなる場合などは、抜歯をする手段の選択します。
また、成長期の前か後かなど、矯正治療を開始ずる時期(年齢)によっても、手段は異なることがあります。
その他では・・・・・
診断の結果、「抜歯ケース」か「非抜歯ケース」か?
「ボーダーラインのケース」
では、担当医の考え方にも多少差があると思います。
ある医院では、 「少し時間が掛かるかもしれないが、なるべく抜かないように頑張ってみよう!」
一方の医院では、 「抜いてからやった方が、安全だしなるべくシンプルに治療しましょう!」
という考え方の差はあるかと思います(ちなみに私個人としては前者の意見です)。
ただし、これは「ボーダーラインのケース」に限った事です。
前者も後者も治療として、どちらも「正解」と考えられる場合のみです。
また、ボーダーラインケースで・・・・
「とりあえず、抜歯をせずにアーチを広げて、治療途中で再評価をしながら、必要性があるようなら抜歯をしましょう」というような進め方をする場合もあります。
↑このような計画は、一見、遠回りだったり、歯の負担がおおきくなったりと「デメリット」があるように思えますが・・・・果たしてそうでしょうか?
ただ、やみくもに歯並びのアーチを広げて、並べて
その結果、噛まない!口が閉じれない!アゴの位置が悪い!などで抜歯に移行!ってことだったら、「デメリット」ばかりな治療計画だと思います。
しかし、抜かず正しい矯正治療で治せるのなら、抜きたくないのは患者さん誰もが思うことだと思います。
特に成長期前~成長途中の場合は、ボーダーラインケースでも抜歯をしなくて済む場合も多々あります。
可能性があるならば、なるべく抜かずにやってみても良いケースなのかどうなのか?
その判断をするのが、矯正専門医としての力量や判断力だと思います
実際、非抜歯でとりあえずやってみたい!と患者さんからの希望があっても、リスクや負担、治療結果などを考えてお断りする場合もあります。
正しい診断とは・・・・・
「セファログラム(頭のレントゲン)、パノラマ(お口の全体のレントゲン)、平行模型(お口全体の歯型)そして顔貌・口腔内写真(顔、口元や歯並びの写真記録)」
は、必須です。そして、100~200項目位の分析を行い診断・治療計画を立案します
ただ、歯を並べる!という事だけが、矯正治療ではありません。
その治療の仕方が、患者さんのケースごとに、ちゃんとした診断の下、方法や装置がしっかり合ってるか?
それがとても大切なことなんです。
ですから・・・・・
「抜歯治療」か?「非抜歯治療」か?
治療として天秤にかける構図ではないと思っています